ガイヤーン

焼き鳥 / ไก่ย่าง


“ガイ”は『鶏肉』、“ヤーン”は『あぶり焼く』、“ガイヤーン”とはつまり『焼き鳥』のことです。
ナムプラーとにんにくの風味が効いた甘辛いタレに漬け込んだ鶏のもも肉を、炭火でじっくりじっくり焼き上げます。時間をかけて焼くため表面の余分な油が落ち、皮はかりっと香ばしい焼き上がり、一方で中の肉はやわらかく、口の中で鶏の旨みがじゅわっと広がり、深みのある美味しさが口いっぱいに広がります。その身のジューシーさには定評のあるタイの鶏肉。タイのガイヤーンを食べると、鶏肉本来の美味しさを再確認できること請け合いです。

ガイヤーンはもともと、“ソムタム”と呼ばれるパパイヤサラダと並んで、タイ東北部であるイサーン地方の郷土料理。しかし現在では、タイ全土のいたるところで食べられる、ポピュラーな料理です。その証拠に、朝や昼下がりのちょっとした時間に街を歩けば、ガイヤーンともち米で小腹を満たすタイ人を多く見かけます。
ガイヤーンは、それだけで食べても勿論美味しいのですが、イサーンでの伝統的な食べ方にしたがって、もち米と一緒に食べるのがおすすめ。ガイヤーンの甘い肉汁やタレをもち米が吸い込み、さらにガイヤーンの旨みにそのもちもちした歯ごたえが絡むと、それはもう癖になる味と食感なのです。
タイに来たときに、ぜひ一番に味わって欲しいもの、それがガイヤーンです。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-08-17

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