タイカレー料理の代表格『グリーンカレー』辛さと甘さが織り成す絶妙なバランスをお楽しみください / แกงเขียวหวาน
こんにちは、バンコクナビです。タイに来られた方や日本でタイ料理レストランに行かれたことがある方は『グリーンカレー』というメニューを1度は目にしたことがあるはず。今日はそのタイの代表料理『グリーンカレー』を徹底解剖しちゃいます!
緑色のカレー!?
グリーンカレー(ゲーン キャオ ワーン)はその名の通り少し緑がかった色をしています。カレーなのに緑色!?と思われる方も多いと思いますが、実はこの緑色、使う材料に秘密があるんです。グリーンカレーを作る際の基になるグリーンカレーペーストに含まれている青唐辛子やバイマックルー(こぶみかんの葉)、レモングラスなどのハーブ類によって色づけされているんです。この緑色はおいしさを引き出す秘密の色だったんですね!
カレーなのに甘い!?
カレーは辛いものと無意識のうちに思っちゃっていますが、このグリーンカレー実は甘いんです。正確には辛くて甘い。辛さを引き出しているのは青唐辛子や赤唐辛子。そして、甘さを引き出しているのはココナッツミルクなのです。そう、このココナッツミルクがグリーンカレーのおいしさの最大の秘密だったんですね。一見相反する辛味と甘味が共存しているグリーンカレー、う~ん素晴らしい!!
ゲーン キィャオ ワーンの材料紹介!
日本人のカレー概念を覆した、グリーンカレー!その材料って??作り方って??とっても気になりますね。まずは材料紹介から。
グリーンカレーペースト
これがなければ始まりません!ペーストの中には、ニンニク・たまねぎ・パクチー・青唐辛子や調味料などが入っています。手作りしなくてもペーストとして売っているので手軽です
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鶏肉
肉ははずせません。グリーンカレーと絡み合った鶏肉は最高!
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マクア プゥアン
日本名スズメナスビ。その名の通り、小さくてかわいい野菜です。もちろん食べられますが食べずに残す人も多いです。
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マクア ポッ(丸なす)
小さくて、丸いなす。グリーンカレーには欠かせません。
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ゲーン キィャオ ワーンの作り方紹介!
いよいよ作ります。日本のカレーとは違い煮込みすぎず、手早く作るのがポイント!!
グリーンカレーペーストを鍋に入れ、火にかけます。
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ココナッツミルクを少量入れ、ペーストを溶かします。
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さらにココナッツミルクを加えます。
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ナンプラーや塩、砂糖の調味料を入れます。
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煮立った鍋に鶏肉を加えます。
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丸なす、バイマクルー、いんげんなどの野菜を加えます。
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さらにフルーツを加えます。
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香りづけにホーリーバジルを加えます。
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タイカレーって緑色しかないの!?
タイの代表料理グリーンカレーをご紹介しましたが緑色以外にはないの?と思ったあなた、なかなかするどい!実は、緑色以外のタイカレーもあるんです。レッドカレーと呼ばれるゲーン ペッ、イエローカレーと呼ばれるゲーン ルアン、オレンジカレーと呼ばれるゲーンソムなど様々な色のカレーがあります。レッドカレーことゲーン ペッは辛いカレーという意味。赤唐辛子が全面に出されたカレーで、その名の通り辛味が非常に強くなっています。イエローカレーことゲーンルアンは材料に赤唐辛子、ココナッツミルクのほかターメリックを使用したカレーです。オレンジカレーことゲーン ソムは材料に唐辛子やタマリンドを使用したカレーです。酸味のきいたさっぱりした味わい。これら色とりどりのタイカレーたち、全種類制覇してみてくださいね!
ゲーン キィャオ ワーン、いかがだったでしょうか。
手軽に作れて、ごはんがすすむ美味しさ!!ココナッツミルクを非常にうまく使った料理の代表ですね。
いろんなレストランのグリーンカレーを試してみてください。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-03-10