バンコク経由の飛行機利用者必見!乗り継ぎ時間に合わせたバンコク観光プランをご案内します。
サワッディーカー、バンコクナビです!タイ王国の首都「バンコク」への入り口といえば『スワンナプーム国際空港』ですが、実はバンコク旅行が目的ではない方にも多く利用される空港であることをご存じですか?タイにはバンコクのほかにもタイ北部チェンマイやタイ南部に位置するプーケットなどの人気観光地があり、そのためスワンナプーム国際空港でタイ国内線に乗り替えることがあります。また、日本からアメリカ、ヨーロッパ行きの航空券がバンコク経由だったという方もいるでしょう。上手くいけば乗り換え時間が1時間や2時間ということもありますが、便によっては半日以上待たなければならないときもあります。バンコク旅行についてはよく分らないし、短時間で行けるところがあるの?という方におすすめの観光プランや乗りつぎ時間の過ごし方をご紹介していきます!
トランジットに必要なポイントを要チェック!
スワンナプーム国際空港でトランジット(乗り継ぎ)をする際には、「乗り継ぎに最低限必要な時間がどれくらいあるのか」、さらに「両替はいくら必要?」「手荷物はどうしたら良いのか」など、色々とチェックしておく必要があります。
乗り継ぎ便までの時間はしっかり確認しておきましょう!
乗り継ぎの待ち時間を利用してタイへ一時入国する場合は「入国審査」が必要ですし、受託手荷物を一旦ピックアップする必要がある場合や、乗り継ぎ便の搭乗手続きをスワンナプーム空港で行なう必要がある場合はさらに時間がかかります。到着後に必要な所要時間をよく確認しておくことがトランジットでは最重要課題です。以下は時間をチェックするにあたってのポイントです!
スワンナプーム空港のチェックインカウンターはとても混みます
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空港へ到着し入国審査も過ぎたけれど、荷物がなかなか出てこない、ということもよくあります。
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① スワンナプーム国際空港で最低限必要な時間をチェック
スワンナプーム国際空港に到着し、乗り継ぎ便までどれくらい時間があるかによって、、過ごし方が変わってきます。乗り継ぎ時間が1時間位しかないときには観光をする時間がないので空港内で時間を過ごすしかないですし、逆に半日以上や宿泊が必要になるくらい時間があるときには短時間でもバンコクを満喫することができるでしょう。
スワンナプーム国際空港到着時の所要時間の目安(荷物なし:40~80分、荷物あり:60~120分)
到着ゲートから入国審査場まで徒歩・・・・10分(バス利用時は約20分)
入国審査(パスポート利用)・・・・・・・・20~60分
受託手荷物引取り・・・・・・・・・・・・20~40分
税関(申告するものがない場合)・・・・・・0分
※所要時間は目安であり、日や時間帯、混雑状況によって時間が掛かることがありますのでお気を付けください!
新しくなったイミグレーションは出発階からエスカレーターを上がります。
出入国審査での所要時間は予想が付かない!
年間約4,500万人が利用するというスワンナプーム国際空港内はとても清潔で設備も整い、飲食店もたくさんあって申し分のない素晴らしい空港なのですが、一つ、どうしても厄介なところがあります。それが「出入国審査」にかかる時間の曖昧さです。出入国審査を行うイミグレーションではかなり
早いときで約10分、
少し混んでいるときは30分以上、
大混雑時には1時間以上かかることもあります。また乗り継ぎ時間に「バンコク市内へと短い観光をする」という方は出国審査などに再度時間がかかりますので、最低でも1時間半~2時間前には空港へ戻っていると良いでしょう。
② 両替はいくら必要?
両替所は空港内にたくさんあります
乗り継ぎ時間が長く、バンコク市内へと足を運ぶ方にとっては少なからずタイバーツへの両替が必要となります。また、市内まで行くほどの時間がなく空港内で時間を過ごすという方は、必ずしも両替をする必要はありません。空港内にあるショップや飲食店ではクレジットカードを利用出来る店が多くありますので、事前に確認をしてみてください。
両替所は到着ロビーにありますので、バンコク市内へ向かう方は事前に空港で両替しておくといいでしょう。空港にある両替所はレートが良いとは言えませんが、時間もあまりないので仕方がありません。
交通費は日本と比べるとかなり安いです
バンコク市内へプチ観光に出かける方で、食事は屋台やフードコートなどで安く収めたい方には、交通費+食事代+お土産代+予備金を足しても「2,000Baht(約5,000円)」、食事をレストランにする場合は「3,000Baht(約7,500Baht)」で間に合いそうです。万が一余ってしまった場合は空港で使うことも出来ますし、足りなかった場合もバンコク市内に両替所がありますので心配ご無用。銀行が閉まっている場合は、ATMでクレジットカードのキャッシングサービス(手数料が一回に付き150Baht)を利用することもできます。
市内に出て食事、観光をする場合の両替(おとな一人当たり)
手荷物一時預け・・・・・・・・・・1日/100Baht(荷物一個)、その後は12時間ごとに50Baht
スワンナプーム国際空港-バンコク市内(エアポートリンク利用、往復)・・・150Baht(有効期限2週間)
バンコク市内での交通費・・・・・・・・・・300Baht
飲食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300Baht(屋台orフードコート)/1,000Baht(レストラン)
お土産など ・・・・・・・・・・・・・・・・500Baht
予備金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1,000Baht
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2,000Baht(約5,000円)/3,000Baht(約7,500円)
③ 手荷物はどうしたらいいのか?
「荷物一時預け所」は2階と4階にあります
「LEFT LUGGAGE」という「荷物一時預け所」がスワンナプーム国際空港の2階(到着便乗客大ホール)と4階(出発便乗客大ホール)にあります。荷物一個に付き料金が発生し、一日100Baht、その後は12時間ごとに50Baht加算されます。荷物を預ける際にはパスポートと航空券チケットの提示が必要となり、料金は後払いです。
移動の際に邪魔になるのでなるべく荷物は持ち歩かないほうが良いでしょう。
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大きな荷物も預けることが出来ますが、貴重品は自分で持っていた方がいいでしょう。
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乗り継ぎ時間が何時間以上あれば「バンコク市内」まで行ける?
最低でも7時間以上の乗り継ぎ時間あるといいでしょう
時間に余裕を持って行動するには、乗り継ぎ時間が「最低でも7時間」であればバンコク市内まで行きプチ旅行をすることができるでしょう。それ以下の時間で市内へ行くのはあまりおすすめできません。あらかじめ乗り継ぎ便の搭乗手続きを済ませておいたとしても、イミグレーション(出国手続き)で時間が掛かってしまうことが十分にあり得るためです。
市内への移動手段はエアポートレールが便利!
エアポートレールの特急に乗るとバンコク市内まで最短15分
乗り継ぎ時間を利用してのプチ旅行では、出来るだけ無駄な時間を省くことが重要なポイントになってきます。そこで!スワンナプーム国際空港からバンコク市内への移動は渋滞知らずの『エアポート・レール・リンク』をおすすめします!空港からたくさん出ている一般タクシーでも勿論いいのですが、バンコクは言わずと知れた「渋滞都市」です。日や時間、その日の道路状況によってかなりの渋滞に巻き込まれることもしばしばです。時間に限りのある「トランジット旅行」の場合は渋滞に巻き込まれてしまったら台無しです。「エアポートリンク」ならバンコク市内まで最短約15分です。空港からバンコク市内まではエアポートリンクで移動し、その後はタクシーやBTS(スカイトレイン)、MRT(地下鉄)、トゥクトゥクを利用するといいでしょう。
スワンナプーム国際空港に到着後、ドンムアン空港に行きタイ国内線に乗り換え?!
エアアジアは2012年10月1日から国際線、国内線ともに全便ドンムアン空港から運航します。
現在(2012年9月)、一部のタイ国内線はバンコク北郊「ドンムアン空港」で運航しています。そのため、日本から国際線でスワンナプーム国際空港に到着した後、一部のタイ国内線に乗り換える場合はドンムアン空港への移動(※1)が必要になります。タイ国際航空(TG)の国内線は今後もスワンナプーム空港で運航し、格安航空エアアジア、ノックエア―(Nok Air)の国際線、タイ国内線全便は2012年10月1日からドンムアン空港で運航しています。
スワンナプーム国際空港からドンムアン空港は車で通常約45分~60分です。
※1
スワンナプーム国際空港からドンムアン空港までは、無料のシャトルバスが運航しています。乗り場は、2階の3番出口(Gate 3)を出た所。朝5時~深夜の運行です。所要時間は通常約45分~60分、道路状況によっては1時間半ほどかかる場合もあるので時間には余裕を持っていた方が良さそうです。
乗り継ぎ時間3~6時間コース
乗り継ぎ時間3~6時間の時は無理をせずスワンナプーム空港内で過ごしましょう!
乗り継ぎ時間が「3~6時間」で、タイ王国へプチ入国できる場合は「スワンナプーム国際空港内」で時間を過ごします。空港内にはタイ料理をはじめとしたレストランが数軒あり、日本食レストランやカフェ、フードコートなどもあります。インターネットは、お店によってWi-Fiが無料で利用できる場所もあるので、インターネットをどうしても使いたい場合は、お店に入る際に店員さんに聞いてみましょう。
また、搭乗待合ロビーにはリクライニングチェアやテレビが設置されていますし、国内線と国際線ともに搭乗待合室(Hold Room)のパスゲート周辺に無料インターネットサービス「Internet Kiosk」が設置されており、無料でインターネットをすることができます。空港ビルBとD(西側)の3階にあります。搭乗を待ちながら、ゆっくりリラックスできるリクライニングチェアやニュースやテレビ番組が見られるテレビも設置されています。
○スワンナプーム空港、国際線の搭乗待合ロビー
国際線の搭乗待合ロビーには免税品ショップがいっぱい!
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食事はタイ料理、日本食、洋食、ファーストフード、カフェと色々あります。
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○スワンナプーム空港、国内線の搭乗待合ロビー
乗り継ぎ時間7時間コース
最短の移動で楽しめる買い物エリア
BTSやMRTが近くにあるスポットをチョイス!
乗り継ぎ時間が7時間ある場合はバンコク市内へのプチ旅行へGO!ですが、念には念を押して、なるべく渋滞に影響されないスポットを選ぶのがいいでしょう。バンコク市内で渋滞に巻き込まれない交通網といえば「BTS(スカイトレイン)」と「MRT(地下鉄)」です!今回は中でも外国人旅行者にも人気のあるショッピングスポット『サイアム地区(プランA)』、『ラチャプラソン交差点地区(プランB)』へのプランをご紹介します。
プランA:買い物にも食事にもオールマイティーな「サイアム地区」
所要時間:3時間半 予算:2,000Baht(交通費、飲食代、買い物代など)
サイアム地区で一番人気のデパートといえば「サイアム・パラゴン」です。買い物にも食事にも便利で、タイの人々にもとても人気があります。サイアム(Siam)駅から直結しているのも時間が節約出来て便利です。またサイアム・パラゴン内には、小さなお子様も楽しめる水族館もあります。食事はサイアム・パラゴン内のレストランやいつも賑わう人気フードコートがおすすめで、もう少しサイアム地区を見てみたい方にはサイアム駅を挟んで反対側にある「サイアムスクエア」がおすすめです。サイアムスクエアには人気のお店やスイーツショップなどがあります。
<スケジュール>
1 空港からエアポートリンクで「パヤータイ駅」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
2 パヤータイ駅からBTSで「サイアム駅」へ(約10分、パヤータイ駅-サイアム駅間は2駅)
3 サイアム駅直結の「サイアム・パラゴン」で買い物(約1時間半)
4 「サイアム・パラゴン」or「サイアムスクエア」で食事(約30分)
5 サイアム駅からBTSで「パヤータイ駅」へ(約10分)
6 パヤータイ駅からエアポートリンクで「空港」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
プランB:タイのセレブご用達ショッピングエリア「ラチャプラソン交差点地区」
所要時間:3時間半 予算:2,000Bath(交通費、飲食代、買い物代など)
ブランドショップなども見て回りたいときには「ラチャプランソン交差点地区」がおすすめです。一番人気の「セントラルワールド」をはじめ、ブランドショップが多数入居している「ゲイソン」、フードコートが人気の「アマリンプラザ」など有名デパートが点在しています。
<スケジュール>
1 空港からエアポートリンクで「パヤータイ駅」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
2 パヤータイ駅からBTSで「チットロム駅」へ(約15分、パヤータイ駅→サイアム駅(乗換)→チットロム駅)
3 ラチャプラソン交差点周辺の「デパート巡り」(約1時間半)
4 「セントラルワールド」or「アマリンプラザ」で食事(約30分)
5 チットロム駅からBTSで「パヤータイ駅」へ(約15分)
6 パヤータイ駅からエアポートリンクで「空港」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
乗り継ぎ時間10時間コース
買い物?それとも観光地巡り?目的によってスポットをチョイス!
7時間コースと比べ、さらに3時間の余裕ができた「10時間コース」では、目的によってコースを選ぶと良さそうです。選択肢は「買い物中心(プランA)」又は「観光中心(プランB)」のどちらかです。
プランA:買い物天国「サイアム地区」&「ラチャプラソン地区」を制覇!
所要時間:6時間半 予算:2,000Baht(交通費、飲食代、買い物代など)
プチ旅行では「買い物」が目的!という方には「サイアム地区」と「ラチャプラソン地区」を余すことなく歩きまわるプランをおすすめします!旅行先で買い物をしていると、いつも以上に時間がかかりますし、歩き疲れて足を休めるために休憩も入れたいですよね?そんなとき「乗り継ぎ時間が10時間」あるととても便利です。買い物を思いっきり楽しんで、さらに食事やカフェでゆっくりすることだって出来ちゃいます♪
<スケジュール>
1 空港からエアポートリンクで「パヤータイ駅」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
2 パヤータイ駅からBTSで「チットロム駅」へ(約15分、パヤータイ駅→サイアム駅(乗換)→チットロム駅)
3 ラチャプラソン交差点周辺の「デパート巡り」(約2時間)
4 「セントラルワールド」or「アマリンプラザ」で食事(約30分)
5 チットロム駅からBTSで「サイアム駅」へ(約5分)
6 サイアム駅直結の「サイアム・パラゴン」で買い物(約1時間半)
7 若者の街「サイアムスクエア」で買い物(30分)
8 人気スイーツ店「マンゴ タンゴ」で休憩(30分)
9 サイアム駅からBTSで「パヤータイ」駅へ(約10分)
10 パヤータイ駅からエアポートリンクで「空港」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
プランB:タイ王国の観光といえばやっぱり「寺院巡り」です!
所要時間:6時間半 予算:2,000Baht(交通費、飲食代、買い物代など)
『寺院巡り』が目的とするならばバンコク三大寺院はやはり見物しておきたいところです!三大寺院は、エメラルド寺院として有名な「ワットプラケオ」、巨大な寝釈迦仏がある「ワットポー」、三島由紀夫の小説の舞台にもなった暁の寺「ワットアルン」です。三大寺院付近にはBTSやMRTの駅がないため、途中までBTSで向かい、その後はチャオプラヤー川を走るボートに乗り換えます。途中にチャオプラヤー川沿いにある「クン クング レストラン」で美味しいタイ料理を頂きます。
<スケジュール>
1 空港からエアポートリンクで「パヤータイ駅」へ(特急列車:約18分/往複150Bath、各駅列車:約30分/片道45Bath)
2 パヤータイ駅からBTSで「サパーンタクシン駅」へ(約25分、パヤータイ駅→サイアム駅(乗換)→サパーンタクシン駅)
3 サトーン船着場からチャオプラヤー・エクスプレス(※1)で「ターチャン船着場」へ(約15分/片道15Bath)
4 ターチャン船着場から徒歩で「ワットプラケオ」へ(約5分)
5 エメラルド寺院「ワットプラケオ(※2)」を見学(約1時間/入場料400Bath)
6 ワットプラケオから徒歩で「クン クング レストラン」へ(徒歩約3分~5分)
7 「クン クング レストラン」で美味しいタイ料理を満喫(約45分)
8 クン クング レストランから徒歩で「ワットポー」へ(約7分)
9 巨大な寝釈迦仏がある迫力満点の「ワットポー」を見学(約30分/入場料50Bath)
10 ワットポーから徒歩で「ターティアン船着場」へ(約5分)
11 ターティアン船着場から渡し舟(片道3Bath)で「ワットアルン」へ(約5分)
12 暁の寺「ワットアルン」を見学(約1時間/入場料20Bath)
13 ワットアルンから渡し舟で「ターティアン船着場」へ(約5分)
14 ターティアン船着場からチャオプラヤー・エクスプレスで「サトーン船着場」へ(約15分/片道15Bath)
15 サパーンタクシン駅からBTSで「パヤータイ駅」へ(約25分)
16 パヤータイ駅からエアポートリンクで「空港」へ(特急列車:約18分、各駅列車:約30分)
※1 運賃は船に乗車してから支払います。
※2 ワットプラケオの最終入場は午後3時半で、肌を露出したタンクトップや短パンでの入場は禁止されているのでご注意ください。
エメラルド寺院という名で有名な「ワットプラケオ」
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細かい部分まで目を凝らして見てみてください
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フライトプランによっては「半日ツアー」に参加可能?!
スワンナプーム国際空港に到着した時刻によっては、バンコク市内の『半日ツアー』に参加することができる場合があります。「寺院巡り」や「市内観光」などが出来る上、日本語のできるガイドさんもいるので安心です。乗り継ぎ時間を考慮しつつ、気になるツアーを選択してみてください!!
注意:トランジット用のツアーではない為、道路状況などによっては日程に遅延が生じる場合もありますのでご注意ください。
いかがでしたか?乗り継ぎ時間(トランジット)の有効な使い方としては、時間の使い方や移動手段、目的地などを、なるべく正確に知っておくことが重要になってきます。今回のポイントを参考にトランジットの時間を有効にお過ごしください!以上、バンコクナビでした!!
他のエリアもトランジット(乗り継ぎ)できますよ~。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-09-06