早起き朝のバンコクへ飛び出そう!
朝から元気にバンコクの朝を歩いてみませんか?ホテルでの朝食もいいけれど、散歩ついでにバンコクの朝を歩いてみるのもいいですよ!早朝5時はまだ薄暗いけれどバンコクの朝はすでに市場や屋台はオープンしています。元気なお年寄りにジョギングをする人、バンコクの朝は健康的かつ魅力的で未知の世界が広がっています。少し早起きをしたらウォーキングシューズを履いてでかけてみましょう。
バンコクの朝は早い
朝のバンコクをみるためにホテルを午前5時半に出発。バンコクではいつも平均で6時半くらいから明るくなり始めるため早朝時はまだ涼しいほうです。今回は5時半であったためまだ外は薄暗く、自動車の光だけが明るく道を照らしていました。とはいっても自動車の数もすでに普段の半分以上にはなっていて、「一日が始まったのだな~」という感じを受けます。
朝のバンコク『ポイント』
1) 朝食は朝の涼しいうちに
2) 持ち物は必要最小限のものだけ持つ
3) 屋外が暗いうちは女性一人でのタクシー乗車は×
4) 人通りのある市場と屋台へGO!
5) 朝の市場では現金のみ
6) 無理せず運動
タイ人に聞いた「バンコクの朝のおすすめ」
「タイのことはタイ人に聞け」ということで、バンコクの朝の過ごし方についてタイ人のみなさんに聞いてみました!結果、大半の人が教えてくれたのが、まず一つ『市場へいく』、二つ目に『屋台で食事』、あとはプラスアルファーで『運動』、ということでした。これらの答えをしてくれたタイ人というのは、ほとんどが高齢者もしくは奥様方でした。学生や社会人は「平日は学校(仕事)にいく準備」、「週末は昼間で寝ている」といった意見が多かったです。しかし年齢に関わらず同じ回答もあり、とてもタイらしさを感じられるのが『托鉢』や『寺院参り』です。バンコクの朝を少し知り、実際にタイの人々と同じスタイルで過ごしてみるのもいいかもしれません。では「バンコクの朝のおすすめ」をおすすめのスポットと共にご紹介していきます!
1.托鉢と寺院参り
仏教国であるタイですので「托鉢」と「寺院参り」は生活、人生にとって欠かしてはいけないことであることはタイに住み改めて感じたことです。「托鉢」は毎朝早朝に僧侶が黒い鉢を持って町を廻り「托鉢」をしにいきます。人々が僧侶の黒鉢に食料や物を喜捨し『タンブン(徳を積む)』します。家の近くに僧侶が托鉢をしに来なければ、廻るルートに向かうか、もしくは朝早くに寺院に食材を持っていき『タンブン』を行います。どのような時でも『タンブン』をする際は履いているものを脱ぎ、僧に敬意を払い行います。(注意:女性は僧侶に触れることができません)
<ワット・プラケオ>
朝は8時半から入場できるため早めに食事を済ませて向かいましょう。朝の早いうちだと混雑もなく比較的涼しい中で参拝ができます。タイの人々が毎日でも訪れたいと願う寺院ですので、朝でなくてもバンコク旅行ではかかせない場所です。
<ワット・アルン>
チャオプラヤー川を渡り船で渡り向かったのが「ワット・アルン」。朝早くにきてもすでにタイ人や観光客が訪れています。塔からみる朝のバンコクの景色はとても穏やかで癒されます。
2. 市場へいく
タイでもいわゆる「朝市」という朝だけ開いている市場があります。早朝4時からやっている市場や、お昼近くまで開いている市場もあり、タイの家庭にとってはかかせない生活の一部です。仕入れられた食材はどれも新鮮で美味しく、ホテルに持ち帰りたいフルーツも山盛りになっています。バンコクの「朝市」は、それこそタイ各地どこにでもあるのですが中でもバンコクで人気の市場というのがあります。朝の眠気もすっきり覚めてしまうほど賑わう「朝市」にぜひ挑戦してみてください。
<オートーコー市場>
朝から夕方まで開いている「オートーコー市場」は食材の宝庫といっても過言でないほどの充実さでタイの人々からの人気が高い市場です。さらにはチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットからも近いため便利なため旅行者も団体で訪れるグループもいます。保健省の指導を受けていて食材の品質に市場の衛生管理も怠りません。食材が多く何でも揃ってしまうためタイの芸能人や著名人がお忍びで訪れるという人気市場です。
<ルンピニ朝市>朝は朝市、夜は屋台村、二つの顔をみせるルンピニ公園内の一角。朝市の規模は小さですが毎朝通う人もいて毎日賑わっています。新鮮な野菜にとりたてのフルーツ、食事ができる屋台や出来合いの料理もあるので散歩をしながら訪れてみるといいでしょう。ローカル色が強いせいか訪れる人はみな顔見知りばかりのようですが、旅行者をみると気さくに声をかけてくるおばさんやおじさんがアドバイスしてくれるので嬉しいです。
3.屋台で食事
朝昼晩、一日中外食で食事を済ませるタイの人は珍しくなく、朝も屋台で食べる人をよくみかけます。そのせいか屋台もまだ真っ暗なうちから準備を始め、薄暗くなったころにはお客さんが入りだします。市場への買い出しの前に朝食をお腹に入れていく人や、仕事前に温かい朝食を食べて目を覚ましてから会社に向かう労働者の人々の姿がみられます。朝の屋台は昼や夜にはあまりみられない朝らしいメニューがあり、これを目当てに毎朝早起きをする人もいるほどです。
○朝の定番メニュー
<ルンピニ・フードコート>「朝ごはんを食べるのにおすすめの場所は?」と聞き教えてもらったのがルンピニ公園内にある『ルンピニ・フードパーク』です!朝すでに7時を過ぎたころルンピニ公園に到着するとすでに大勢のお客さんで賑わっていました。お客さんの大半が中華系タイ人の人々で、なにやら中国語で会話をしながら食事をしていました。平日は定連さんばかりのようですが、週末は会社が休みの夫婦や小さな子供連れの家族も訪れるそうです。四角になった敷地内に店が並び合い、好きな食事をそれぞれの店の前で注文をします。今回二つの種類の「お粥」を注文。一つは米粒をつぶしてトロトロにしたお粥「ジョーク」、もう一つはスープの中でお米を軽く煮た「カオトム」。お粥といっしょにおかずとなる「パップンファイデーン(空心菜の炒め物)」、「カイジャオ(タイ風オムレツ)」、食後に「ナムトーフー(豆乳)」と「パトンコー(揚げパン)」を頼みました。朝ごはんといったら「お粥」と頭に浮かぶ人が多く、お腹にやさしい朝食はいいものです。
4.運動
タイで一番運動がしやすい時間帯というのが「朝」です。まだ日が出ていない時間から日がでて間もない時間帯は気温が低めなためジョギングにもウォーキングにも適しています。水分補給をしっかり行っていれば熱中症になる心配もなく、健康のためには良い運動となりそうです。バンコクで運動をするのなら大体スポットが決まっていて、人が大勢いる場所で楽しく行うといいでしょう。朝も夕方もランニング以外にもエアロビクスを行うグループもあります。タイの人々と交流を持ちたい人には運動の場所はおススメの出会いの場です!
いかがでしたか?朝のバンコクは寝ているだけで終わってしまっていた人のほうが多いかと思います。そこで一度早起きをして寺院や市場に出かけていき新たな発見ができたらバンコク旅行はさらにおもしろくなるはずです!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-10-20