一年中暑いタイのビアガーデンって?
サワッディーカー、バンコクナビです!暑い夏といえばビアガーデン、ビアガーデンといえば暑さが厳しければ厳しいほど人気になる場所です。日本では夏の季節にビルの屋上なんかで開設されるビアガーデンですが、タイでは一年中高い気温が続くため、いってみれば一年中『ビアガーデン』にいるような国なのです!季節を問わずギンギンに冷えているビールと、ビールに合う美味しいタイ料理の数々で誰もが大満足でしょう。では、タイのビアガーデンの基本的な特徴をふまえてご紹介していきます!!
タイのビアガーデンは年末年始が主流!?
一般的にタイでは11月から2月までの乾季、年末年始の季節にビアガーデンが多くなります。それというのもタイは一年中気温が高く、いくらギンギンに冷えたビールを片手にしていても暑さには耐えられないことがあります。地元のタイ人たちもわざわざ暑い中屋外でお酒を飲みたくない、という人もいるくらいです。ですから、タイではビアガーデンは乾季に盛り上がるというのがタイでの一般的な流れのようです。
でも実は乾季でなくても・・・
「ビアガーデン」の意味を調べてみると、屋外に多数の席を持ちビールなどを提供する形式の酒場であり特に夏に開かれることが多い、ということだとわかりました。先に紹介したようにタイでは乾季にビアガーデンが開くことが多いと記しましたが、でも実際にタイでは一年中ビアガーデンがオープンしているようなものです。日本が春でも夏でも秋でも冬でも、タイではいつでも夏、それも真夏なのです。真夏であるタイではエアコンのない屋外で食事をするなんてことは日常の一部で、暑い中乾杯できるお店もいつも当たり前のようにあります。それは観光客が集まる人気エリアだけでなく、ローカルな雰囲気漂うエリアでもタイの人々が毎日のように乾杯していることでしょう。
あっ、でも11月から2月までの過ごしやすい乾季はやっぱりタイでもビアガーデンが人気で期間限定で特設のビアガーデンが開かれるのはタイ人の間ではよく知られたことです。
タイのビアガーデンの特徴
飲むことに集中できる!
タイのビアガーデンではビールを細長いボトルで注文でき大体ジョッキに 杯ほど飲めるといいます。人数が多いときや何杯も飲みそうな場合は最初からこれを注文するといいでしょう。またタイのビアガーデンでは「ビアガール」という女の人がいて、自分でお酒をつがなくてもジョッキにお酒がなくなれば気づいて追加してくれるのです。大体のビアガーデンでは一つのテーブルや一つのエリアにビアガールがいるのでゆっくりとお酒に食事にと楽しめるでしょう。
外国人が外に座っていたら、そこはビアガーデン!?
外国人といっても西洋の方たちが屋外の席に座っているのをみたら、大体がビアガーデンかカフェと同様な感覚だと思ってもよさそうです。というのも西洋の方たちは寒い時期にタイに暖かさを求めて訪れることが多く、屋内のエアコンの効いている席よりも暑く湿気の多い南国らしい屋外の空気に触れながらビールを片手にくつろぐことが好きな人が多いようです。西洋人が多いのはバックパッカーの聖地でもある「カオサン通り」や「シーロム通り」です。このエリアでは探さなくてもいいほどたくさんビアバーがあり、一年中開いています。また、西洋人が多いようなエリアにはあまりタイの人々の姿が見られないことも多く、タイ人はというと家から近い屋台や、家の軒先でオリジナルの特設小規模ビアガーデンをご近所さんと開いてお酒を飲む人が多いようです。巨大なビアガーデンとはいわずとも、屋外の屋台でお酒を飲めば、もう立派なミニビアガーデンですよね!!
お酒が飲めなくても大丈夫!
タイのビアガーデンを覗いてみるとわかりますが、男性のほかにも女性も意外とおおくいます。もちろんお酒が好きな人もおおくいるのですが、友達の付き添いできて一緒に楽しむ人の姿もあります。タイは世界で「食の宝庫」とも呼ばれることもあるだけに、お酒を目的にお店に訪れるだけでなく、食事が美味しいかどうかも選ぶ基準となります。瓶に入ったお酒はいつも同じ味ですので、それと一緒に頼む食事の味に気をとられるのは自然なことですよね!ですので、いつでも人でいっぱいのお店はまず失敗することはないでしょう。もしお酒の飲めない人でもほかの人に気を遣ってお酒を飲む必要はなく、美味しい料理を変わりに味わえばいいのです。
タイ人に聞いたビールのつまみのおすすめベスト5!
旅行者が多いお店では写真つきのメニューや英語、または日本語まで書かれているメニューのあるお店もあります。しかし、それだけではよく分からないことが多いのがタイ料理です。初めてみる料理も多いだろうし、せっかくなら美味しいビールにあう料理を注文したいとも思います。そこで、今回はタイの人々にビールに合うビアガーデンで注文したい料理を選んでもらいました。ビアガーデンへ行く際や、お酒を飲む際にはぜひ参考にしてみてください!
ベスト1 ガイヤーン(タイの焼き鳥)
ベスト2 コームーヤーン(豚の顎肉)
ベスト3 海鮮類、魚介類
ベスト4 ジャーマンソーセージ
ベスト5 ソムタム(パパイヤサラダ)
肉類が強いです。やっぱりほかのタイ料理よりもつまみやすいということで人気があるようです。ガイヤーンはお酒の場では常連とされているメニューです。日本でいう「焼き鳥」ですので、人気があるのは当然のような気がします。ジャーマンソーセージもやっぱりランキング内。辛いのが苦手な人もみんな食べることができるのでやっぱり定番です。あとは女性も大好きなソムタムが人気です。辛さのあるソムタムですがピーナッツが入っていたりすると、それもおつまみ感覚になるので人気があります。大きな魚を大胆にも蒸したり揚げたりして、旨味たっぷりのソースをからめて食べる料理もなかなか人気です。大人数のときは誰でも気兼ねなくつつけるように大皿で注文することが多いようです。タイ料理もおつまみ料理も日本ではあまり食べられない料理ばかりです。それと、忘れてはいけないのが海鮮ですよね!一般の酒場には大海老やイカの丸焼き、というメニューは無い店も多いのですが、年末年始の各地開かれるビアガーデンには必ず海鮮類がお披露目します。日本では高級でそれほど食べられない大海老でも、タイでは新鮮な大海老やイカをゲットすることができます。メニューはなんだかバーベキューでもしているかのような感じで、バンコクの暑い空気の中、心もお腹も満たされることでしょう。
タイでお酒を飲む際の注意点
国王陛下と皇后陛下のご生誕日、仏教系の祝日はタイ全土で禁酒!!
タイ王国は世界的にも有名な王室国です。国王陛下と皇后陛下のご生誕記念日には敬愛とお祝いをする日である、タイ全土で禁酒となり、販売も禁止されます。また仏教国としても有名なタイ王国です。観光で寺院巡りをされる方も多いのではないでしょうか。それゆえ、仏教上重要な日というのも多くあり、祝日となることも多々あります。その際、旅行者が知っておかなければならないのが『禁酒』についてです。仏教系の祝日の際には、タイ全土で飲酒が禁止となり、それに伴い販売も禁止されます。間違っても歩きながらやホテルから持ち出したお酒を公共の場所や屋外で飲酒することのないようにお気をつけください。旅行者であっても違反した場合は処罰を受ける場合がありますので、旅行の日程で飲酒になる日があるかどうか、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
政治的に関係する日などにも急に飲酒日となることがありますので、情報をリアルタイムで得ておきましょう。
タイのおすすめビアガーデン&いつでも楽しめるおススメ酒場
いかがでしたか?タイで「ビアガーデン」が目立ち始めるのは特に11月~1月の年末年始となっています。その時期に合わせて旅行を組んでも面白いかもしれませんし、その時期でなくても年中暑いタイでは屋外でお酒を飲むということは日常的なことなので気になるお店に入ってみてください。みなさん、飲みすぎには注意してください!!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-08-04