世界中からバックパッカーが集まる人気スポット「カオサン通り周辺」を徹底解剖!バンコクにいながらアジアの香りと異国の雰囲気が同時に味わえます。
サワッディーカー、バンコクナビです!バックパーカーが大好きなタイの人気スポット『カオサン通り(カオサンロード)』ですが、土日となればさまざまな人種が道を行き来します。今回は外国人が好んで訪れる『カオサン通り周辺』をご紹介してきます!ここは「ヨーロッパ?アメリカ!?」という錯覚に陥るほどに西洋人の姿が多いのは一体何故なのでしょうか?『カオサン通り周辺』の人気の理由を実際に歩いて探ってみました!
カオサン通りへはどう行く?
「カオサン通り」へ行く方法としては、タクシー、バス、トゥクトゥクで陸上手段で行くか、チャオプラヤー川の船を利用した水上交通手段があります。どちらにしても「カオサン」と伝えれば、タイ人であればほぼ理解してくれるでしょう。宿泊するホテルのスタッフに「カオサン通り」へ行く一番良い方法を聞いていくのが一番でしょう。
まずはカオサン通りを知り、歩いてみる。
バックパーカーに大人気の「カオサン通り」ですが、道幅は約20m、奥行きは約300mという、歩いて通り過ぎるには約10分もあれば十分な距離です。それでもその奥行き約300mという距離の中に屋台やショップ、タトゥーショップ、格安ホテル、旅行会社、レストランなど数多い店が折り重なって立ち並んでいます。言語もタイ語以外に英語や日本語もよく目にすることが出来、世界各国からの影響を受け日々変化している、そんな通りです。
民主記念塔(デモクラシーモニュメント)方面から入ってきた「カオサン通り」の入口
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入口には「カオサン通り」の看板と地図あり
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カオサン通りで目につくスポット
「カオサン通り」でよく目につく場所はオープンテラスになったカフェやレストランです。というのも、「カオサン通り」を歩いていると西洋人たちの姿をよく目にするのですが、ほとんどが買い物よりか、カフェに座ってビールを飲んでくつろいでいます。暑いのが心地いいのか、店内よりも屋外のテラスでビールを飲む姿が多く、みなバンコクに住んでいる人のような落ち着きがあります。「カオサン通り」の格安のゲストハウスに宿泊しているような人もいれば、長いことバンコクに滞在し、お気に入りのカフェを見つけたという雰囲気の常連さんも多くいます。それほど「カオサン通り」は旅行者に人気があり、憩いの場所であるのだということが見ただけで伝わってきます。
オープンカフェで強い日差しのもと座り「暑くないのか?」と気になってしまう
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タイ料理のほかにも洋食のレストランが多く辛いものが苦手な旅行者には強い味方
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カオサン通りで買い物は?
「カオサン通り」で目立つのがカフェやレストランというように紹介しましたが、やっぱり『買い物』だって「カオサン通り」らしい特徴があります。バックパッカーの聖地と知られる「カオサン通り」ですので、バックパッカー用品などもたくさんあります。目立って人気のあるのは、水着やハンモックや、パートゥンよ呼ばれる大きな布で、タオルやシーツの代わりに使ったりする用途が色々あるバックパッカーの必需品です。ほかにもビーチによくバックパッカーが多いので水着なども種類が豊富にあります。
身体に巻きつけても良いし、スカートにしても良い生地は人気
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ビーチで浜辺に敷いて寝っ転んだり、タオル代わりに使ったり、便利な一品。
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そのほかにも動きやすく涼しいタイの伝統衣装なる衣服や、色合いの綺麗なズボンなどは大変人気があり、買って早々その場で着替えるといった人も少なくありません。さらに手作りの雑貨や巾着などは色彩が綺麗でいろんな種類の大きさの物があり、タイでのお土産にと大量にかっていく人もいます。
手作りのタイ伝統雑貨は楽に着れるズボンが人気
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タイ雑貨や衣類がアクセサリーがあるセレクトショップ
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お土産品だけでなく、日用生活に使用する衣服や雑貨なども多く、「カオサン通り」に行けば全ての用事が済んでしまうというほどの品ぞろえです。なるべくならお金を使いたくないバックパッカーにとって移動費のかからない「カオサン通り」は大変便利な場所といえるようです。
涼しいタンクトップは大きめのサイズや小さめのサイズなどデザインが豊富
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なるべくなら気に入ったデザインを安く買いたい!品物を吟味!!
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「カオサン通り」人気の理由の一つは「英語」
「カオサン通り」の人気の理由の一つはやはり『英語』が話せる人が多い、ということではないでしょうか。近年のタイでは凄まじい発展に加え、多言語を話す人が多くなってきています。しかし、それでも観光地を含めまだまだ『英語』を話す人は十分ではないでしょう。特に屋台の店員などはほとんどがタイ語しか話せないのが普通ですので、外国人にとっては食べたいものも注文できないということが多々あります。そこで「カオサン通り」ですが、異国文化に大きく影響され、西洋人が好んで訪れるとだけあり『英語』を話せる人がほとんどです。ショップやレストランではもちろんのこと、屋台のおじさん、おばさんであっても『英語』を使っています。日ごろの西洋人とのやり取りが言語の発展に貢献しているのでしょう。『英語』が話せるとなれば、旅行者も喜んで訪れて好きな物を好きなだけ注文出来て、自分の国ではないが自分の国のような感覚で気軽に楽しめるようです。
カタコトでも意思の疎通ができればOK!
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ほかの観光地よりは格段に英語を話す人がおおくいる「カオサン通り」
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人気の理由はもう一つ
バンコクにあるほかのスポットとは違い、西洋人が好む『タトゥー』や『ドレッドヘアー』が出来るお店が多くあります。わざわざ『タトゥー』を彫りにタイを訪れる人も多く、それならば「カオサン通り」へ、という人も少なくありません。歩いているとあちこちに『タトゥー』のお店が立ち並び、お客さんが店の中に入っていきます。また同じく多いのが『ドレッドヘアー』のお店で、髪の毛を好きなデザインに編み込んでいきます。バンコクの至る所で髪を編み込んだ人や、かわいらしい外国人の子どもをみかけますが、大体が「カオサン通り」のお店で編み込んだのでしょう。道路にある店先でタイ人の店員さんに編み込んでもらっている様子は、「カオサン通り」でもよく目にする姿です。
ドレッドヘアーはバックパッカーの馴染みのスタイル?
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いままさに編みこみをしてもらう人。店内でなく屋外でするところがカオサンらしい。
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激安ゲストハウスの数々
「カオサン通り」の魅力の一つがこの『ゲストハウス』の安さです。ホテルに比べるとやはり清潔さやサービスは劣りますが、それでも安旅行を目的としているバックパッカーには喜ばしい宿泊料のようです。値段は120Bや250Bなど部屋の設備などで違ってきます。格安旅行でも設備にこだわりを持つなら、一軒一軒調べてから好きな場所を選ぶと良いでしょう。バスタオルやブランケットが付いていないとことがほとんどですので、自分で準備をしておくようにしましょう。
カオサン通りで楽しく過ごすため
「カオサン通り」に宿泊する方は絶対に金目の物を部屋に置いていかないようにしましょう。日々発展を続けるタイ・バンコクですが、やはり格安のゲストハウスが多い「カオサン通り」では貴重品は部屋に置いていかないほうが良さそうです。さらに道路を歩いている際中、タクシーやトゥクトゥクが入ってくることがありますので、後方には十分に気を使ってください。
カオサン通りの今
昔は白人ばかりしかいなかった「カオサン通り」ですが、現在ではオシャレなレストランやショップなどが多くでてきて、旅行者だけでなくタイの人々の訪れることが多くなったそうです。週末は旅行者以外にもタイの若者たちが遊びに来たり写真を撮りにきたりと、今後の発展に期待が持てるインターナショナルスポットです。
通りの脇道に入ったところにもお店が並ぶ
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マッサージ屋が多いのも「カオサン通り」の特徴
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カオサンは奥深い!?
一口に「カオサン通り」といっても、意外と奥深くまだまだおもしろい場所が多くあります。近くには寺院や人気ロードなどが多く、よく知る人々は「カオサン通り」を抜けて違う道に進みます。道の名は違ってもそこはまさに『カオサンエリア』として入れても良いほどカオサンファンには人気があるからです。進み方は色々、歩き方も色々ですが、オススメの歩き方を少しご紹介します!
カオサン通り → ワット・チャナソンクラーム → ソイ・ランブントリ → カオサン通り(?)
①カオサン通り
やっぱり最初は「カオサン通り」を一通りみてまわってみましょう!チャオプラヤ川方面から来るのと、民主記念塔方面から来るのでは入り口が違いますが、どちらも一本道なので、最終的には反対側の入り口に行き着きます。とりあえずは「カオサン通り」がどのような道であるのか散策してみましょう。歩いていると分かりますが、カオサン名物の『パッタイ(タイ風焼きそば)』があったり、西洋人がカフェでビールを飲んでいる姿が見られます。気に入ったお店に入っても良いし、道端で間食をしてもいいかもしれません。この先も見て廻れる場所があるので気に入ったもの以外はあまり買い物をしないほうがいいでしょう。最終的にもう一度「カオサン通り」に戻ってくるのは簡単です。
②ワット・チャナソンクラーム
ガイドブックにはあまり掲載されていない寺院ですが、地元タイ人には大変人気のある寺院で、年末年始には大勢が参拝に訪れるそうです。「チャナ」は「勝つ」、「ソンクラーム」は「戦争」という意味であり、昔から何か勝負事を行う際にお参りに訪れると勝利を掴めるといわれています。平日はタイ人ばかりがお参り訪れますが、休日となれば「カオサン通り」を訪れた旅行者たちも見学にやってきます。せっかく「カオサン通り」まできたのだから、せひ訪れてみるべき寺院です。
③ソイ・ランブントリ
『裏カオサン』とも呼ばれる『ソイ・ランブントリ』は何度も来た人なら知っている道です。「カオサン通り」の反対側に位置していて、比べると3倍ほどの距離のある道です。メインの「カオサン通り」よりも静かで落ち着いた雰囲気で、マッサージ店やお洒落なカフェ、ゲストハウスや雑貨屋などがあります。カオサンエリアをよく知る人は意外と「こちらの通りのほうが好き」という人がいます。最初はメインと寺院を廻った後に、『ソイ・ランブントリ』でゆっくりとお茶をするなり食事をするなりと休憩をして体力回復です。
④元気ならば再度「カオサン通り」へ
最後の力を振り絞って「カオサン通り」に戻り買い物をしたい方は買い物をして、ほかに気になる所があった方はもう一度そこに行ってみましょう。夕暮れ近くと夜はさらに賑やかになる「カオサン通り」ですので、お酒を飲みたい方は空いている席に座って、横にいるバックパッカーと話してみたら面白い発見ができるかもしれませんよ!
おススメのShopを発見!
カオサンエリアは昔ではバックパッカーが集まるスポットでありましたが、今では人気の観光スポットとして人気があります。よってお土産品などもいろいろとあり、タイ雑貨やTシャツ、水着、カバン、アクセサリー類は手に入れることができます。そんな「カオサン通り」でおススメしたいお店を発見したのでご紹介でします。その名も「ロフティー・バンブー」!民主記念塔方面の入り口を入ってすぐにあるマクドナルドがワイ(=タイの挨拶)をして立っているすぐ横にあるお店です。『フェアトレード』を推奨するアジアン雑貨店です。オリジナルのデザインはオシャレなもの好きの西洋人に特に人気のようです。普段使用するには申し分ない可愛いデザインになっています。
さらに欲をいえば・・・
これだけ廻っても十分なほどのカオサンエリアではありますが、さらに欲をいえば寄りたい場所があります。カオサン通りにくる前でも行ったあとでも良いですが、時間と体力が許すならぜひ「プラアティット通り」にいってみてください!アートスティックな空気が漂いカフェや人気な食事処、静かなデートスポットまである隠れた人気スポットです。こちらはもうチャオプラヤーを望める通りであるため「カオサン通り」からは少し距離もありますが、徒歩でいけない距離では決してありません。トゥクトゥクでスイ~っといってしまってもいいです。「カオサン通り」から歩いてきたかと思われるバックパッカー達の姿もよくみられます。
いかがでしたか?「カオサン通り」の人気の理由が少しでも伝わりましたでしょか?バンコクの数ある観光スポットの中でも、アジア文化と異国の文化がまさに調和して出来た通りです。ぜひ遊びに来てください!!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-06-30