バンコクに最新交通機関が登場!!
サワッディーカー!! バンコクナビです!! 2010年5月29日、バンコクの『BRT(Bus Rapid Transit)』が開業しました。『BRT』(高速交通システム)はバスが専用のレーンを走り、サトーン⇒ナラティワートラチャナカリン通り⇒ラマ3世通り⇒チャオプラヤ川⇒ラチャプルック・ラチャダピセーク交差点(トンブリ区)に至る約16km、12の区間を約30分で走行するという、タイの最新交通機関です! そこで、今回はいち早く『BRT』の実態をみなさんにお伝えすべく体験乗車をしてきました!!
< 営業時間 >
午前6時―午後12時
BTS「チョンノンシー駅」~BRT『サトーン』停留場へ
「BTR」の始発停留場である『サトーン(Sathorn)』は、BTS「チョンノンシー(Chong Noshi)駅」5番出口から歩いて5-7分のところにあります。「チョンノンシー駅」からBRT「サトーン」までは直結した通路があり、現在(2010年6月)は「BRT」までの道順がいたるところに示されているので迷わずむかうことができるでしょう。
5番出口をでると専用の通路がありました
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こちらにも見やすい道順があります
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とても広い通路です! BTSと違いあまり人は多くありません。
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この道をまっすぐ進みます!!
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まっすぐに道を進むとまたしても道順がでてきます
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階段がいくつかありますが無視して道なりに進んでいきます
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[BRT]のかわいらしい後ろ姿が見えてきましたっ!!
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『BRT』です!!
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「サトーン」停留場付近には高層ビルが多く見られます
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緑と白の縞しまがみえますか?こちらが『専用のレーン』です。
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サトーン停留場に到着! チケットをGETする!!
BRT「サトーン」に到着すると窓口があり、こちらでチケットを受け取ります。窓口では職員に「どこまで行きますか?」と尋ねられるので行きたい停留所名を伝えます。するとチケットをくれるので、中に入ることができます。窓口では行きたい停留所名を伝えます。言葉に自信のない方はあらかじめ、行きたい停留所名をメモに書いてそれを窓口でみせると、スムーズにチケットを受け取ることができるでしょう。ここで注意ですが、チケットは降りた停留所で必要となりますので失くさないように持っていてください!
< チケット料金 >
現在(2010年6月)は無料でチケットをもらうことができます。チケットの無料期間は8月31日の予定です。その後は前線10Bathです。
チケットが有効となる停留所を示したボードです
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路線図は英語表記もあります
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窓口では行きたい停留所名を伝えます。こちらの窓口でチケットGET!!
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こちらが現在(2010年6月)のチケットです
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[BRT]乗り場へむかいます
チケットを受け取ったあとは、実際にバスに乗るためホームにむかいます。チケット窓口をすぎまっすぐに進み、エレベーターで下に降ります。するとバスの乗り場が見えてきます。乗り場にはすでに人が列を作って「BRT」を待っていることが多いですが、座って乗っていきたいときは、この列の最前列で待たないと、まず座席(全20席弱)を確保することはできません。
すでに多くの人が列を作っています
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[BRT]がすでにスタンバイ!!
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乗り場にはイスもあり座って待つこともできます
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乗り場はエアコンが効いているので快適です! (注意:始発停留所と終着停留場の乗り場だけにエアコンはありました)
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乗車!! 『BRT』の車内は・・・?!
先のバスがすでに出発してしまったので、次にきたバスに乗りました。バスは10分間隔で出発するようです。バスを待つ列の後ろのほうにいたため、座席に座ることはできませんでした。
多くの人が乗り入れ、すぐに車内は満杯状態です。それを想定してか座席数は20席弱と少なく、多くの人が乗ることができるようなデザインになっていました。とても、清潔感があり天井も高く、混雑していましたが嫌な印象は受けませんでした。もちろんエアコンもきいているため快適です。
車内前方には横掛けの座席があります
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一番後ろの席は4席あり、ゆったりとした乗り心地です。
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車内の前のほうに時間、室内温度、走行進度、路線図などが表示されるテレビがタイ語と英語で表記されていますので、これを確認しながら乗っていくと安心でしょう。また、「BRT」は12駅全停留所に一時停車するため、車内には降りることを運転手に伝えるベルがありません。しかし、全停留所に止まるので降りたい駅に近付いたらドアの前あたりに移動しておくと混んでいても楽にバスを降りることができるでしょう。
< 乗り心地は!? >
[BRT]は専用レーンを走行するため、ほかの車やタクシーよりも早く走行することができます。よって「揺れはほとんどない!」といいたいところですが、ここはやはり『タイ』です。道路の整備がまだ完全にはされていないため、揺れはどうしても生じてしまいます。「BRT」乗車時も安全のために、つり輪などにつかまって乗るようにしてください。
< [BRT] 専用レーン注意事項 >
バンコクへ滞在期間、もしレンタカーを利用する場合注意が必要です。[BRT]走行区域には写真にあるように、BRTのみが走行できる専用レーンがいくつもあります。交通表示記号には十分に注意してください!!
BRT最終停留所『ラチャプルゥク(Ratchapruek)』に到着!!
[BRT]を降り出口をでると、駐車場にでます。BRT「サトーン」に戻りたいときは、この駐車場を横切り「ラチャプルゥクRatchapruek』の『サトーン行き」ホームにむかいます。こちらのでもチケットを受け取る窓口がりますので、こちらで先ほど同様に行き先を伝えてチケットをもらってください。
禁止事項のかかれたボード! 食べ物・飲み物は厳禁です!!
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「サトーン」の乗り場では多くの人で混雑していましたが、「ラチャプルゥク」では[BRT]を待つ人が少ないため座席に座ることができそうです。
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BRS『サトーン』へむかいます
「 サトーン ~ ラチャプルク 」に比べ「 ラチャプルク ~ サトーン 」は乗客が少なく(時間帯によります)座席をゲットすることができました。夕方に近付くにつれバンコクの景色が一段と綺麗になってくるので、できれば座席を確保することをお勧めします。
時刻と路線図がテレビに表示されているので、いまどこを走っているのか確認できます。もちろん英語表記あり!!
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前の座席は案内のテレビが見やすいので、前のほうに乗ることをおすすめします
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緊急のために設置されている「Emergency」ベルです。多くの人が間違えて押していたので、こちらは改善の必要がありそうです。
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外を眺めながらの走行は「観光バス」のようです!
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『BRT』車窓からの眺め
車内からは「ラマ9世ブリッジ(สะพานพระราม 9)」や「チャオプラヤー川」をみることができます。バスからの眺めは観光気分を味わうことができます。
『チャオプラヤー川』が一望できます!
チャオプラヤー川に架かる『ラマ9世橋』
[BRT]の所要時間
12区間を約30分で走行すると話題の[BRT]ですが、所要時間は時間帯・平日または休日、これらによって時間が異なるようです。バンコクの交通事情は、朝と夕方にラッシュをむかえ渋滞することが考えられます。
< 参考 >土曜日
17:00 サトーン ~ 17:45ラチャプルゥク 所要時間 45分
17:50 ラチャプルゥク ~ 18:24 サトーン 所要時間 34分
注意:こちらは参考ですので、時間に余裕をもって乗車ください!!
地元タイ人の『BRT』評価
☆良い点
・安い
・一般のバス、タクシー、車より速い!
・観光バス気分が味わえる
★悪い点
・「BRT」の専用レーンができ、一般車の走る一般道路はより一層渋滞をおこすようになった
・専用レーン意外の道路は時々渋滞を起こす
(専用レーンはBRTの各停留所近辺、また混雑区域のみにあるため)
バンコクの最新交通機関『BRT』はどうでしたか? 地元タイ人の『BRT』への評価は、車を持たない人々にはとても便利! しかし、車を持つ人々には悪い評価が・・・という結果です。しかし、日本の多くの観光客のみなさんは車よりも電車・バス・タクシーを使う方が多いと思われるので、『BRT』は便利な乗り物の一つだということですね!! 『チャオプラヤー川』周辺を探索するのに一度『BRT』を使ってみるのはいかがですか?
以上、バンコクナビでした!!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-06-29