タイ最大のビジネス街 BTSとMRTの両方が乗り入れ、数多くのホテル、商業施設が並ぶ道 北から南へ約2,5キロの長さがある通りです。
サワディカップ バンコクナビです。バンコクの北から南へ走るシーロム通り、タイで一番有名な通りかもしれません。このシーロム通りにはホテル、デパート、銀行、レストランなどが立ち並び、タイ経済の中心とも言われています。特にホテルに関しては北の端にはドゥシタニホテルがあり、南の端にはルブア@ステートタワーと有名なホテル2箇所をシーロム通りが結んでいるということになります。ではこのシーロム通り、端から端まで見て行こうではありませんか。
北の入り口 ドゥシタニホテル
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南の端 ルブア@ステートタワー
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タノンとソイ
タイの大きな道の話をするときに絶対欠かせないのがソイ(Soi)とタノン(Thanon)。ソイというのは大きな通りに面した小道或いは路地のことを指します。このソイには番号が付けられていて、日本で1丁目、2丁目が東京の日本橋に近い方向から決められるように、ソイの番号にも規則があって、片側が1,3,5と奇数並び、反対側が2,4,6偶数並びと決められています。次にタノンと言うのは大きな通りを示しています。従ってシーロム通りは正確に言うと「タノン・シーロム」と言うことになります。では何メートル道路から上がタノンで、下がソイかと言うとこれがビミョーなんです。ナビの記憶が正しければシーロムの最初に来るソイ、すなわちシーロムソイ1はサラデーンという別名があって、以前は「ソイ・サラデーン」と呼ばれていたはずなのですが、今回取材して分かったのは「タノン・サラデーン」だという事。同様に以前はソイ・コンベントと呼ばれていた道も今では「タノン・コンベント」になっていました。どうやら道の太さじゃないいようです。ではシーロムの北側から歩いてみましょう。
シーロムを二つに分けましょう
シーロム/ナラティワート交差点
シーロム通りは全長約2,5キロ、途中北側から1キロほどのところでナラティワート通りとT字状にぶつかっているのですが、この交差点を境に様子が少し異なってきます。このため、北1キロ地点と南1,5キロで二つに分けてみましょう。なおこの交差点には風車があって、BTSも大きく曲がるので解り易い場所かと思います。
大きな風車があります
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BTSも大きく曲がっています
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北シーロム1
それでは北側からシーロム通りを南下していきましょう。左手はドゥシタニホテルで始まり、すぐサラデーンがあり、BTSの駅を右手に見ながらシーロムコンプレックスの横を通り、コンベントを過ぎて行きます。右手入り口はマクドナルドで始まり、リトルトーキョーと言われる日本食店、カラオケが並ぶタニヤ通り、そして夜店とゴーゴーバーで有名なパッポンです。
北シーロム2
左手、大きなオフィスビル、CPタワーとユナイテッドセンターを越えると真っ白い建物のバンコク銀行があります。バンコク銀行の建物にはタイ国の象徴「ガルーダ」が付いていますので、すぐ判ると思います。そして右手はパッポンを過ぎると少し大人しい雰囲気になって、クリスチャンホスピタルという病院、そして最近できた家電製品の専門店「AKIHABARA」があります。
右手、BANGKOK CHRISTIAN HOSPITAL
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家電量販店「AKIHABARA」 ネーミングがすごいですね
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ナラティワート交差点
Silom-Naradhiwas 交差点
ここまで来るとシーロム通りの北が終わります。ナラティワート交差点を右に行けばスリウォン通りにぶつかりみんなが大好きな
ソンブーンスリウォン店、左に行けば上がBTSでチョンノンシー駅方向ということになります。
チョンノンシー方向
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AIAのビル方向に行けばソンブーン スリウォン店
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南シーロム1
ここから先のシーロムは屋台も少なく、大きなオフィスビルもあまりありません。その代わりにホテルが沢山あるエリアとなります。まず右手にはソフィテル・シーロムとナライホテル、そしてトリプルトゥーシーロムホテルとホテルが目白押しになります。
そして左手にはユニコグランデシーロムホテルがあります。ただし、ナラティワート交差点からユニコグランデの間には、実はお墓があるんです。このお墓があるため、この一角だけは何も商業施設が出来ず、少しひっそりとした雰囲気になります。ソフィテルシーロムホテルを横から見ると階段状の構造になっているのは、風水によりお墓の霊が立ち止まらないようにするためと言われています。
右手、ソフィテル近辺のシーロム通り、屋台もまばらです
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階段状の構造のソフィテルシーロムホテル
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ソフィテルホテル向かいのお墓エリア
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お墓を過ぎたところにあるユニコグランデシーロム
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南シーロム2
ナライホテルを過ぎる辺りから再び活気のある町へと戻るシーロム通りの右側、もう少し進むとお土産物店が並ぶシーロムビレッジ、トップススーパーマーケットなどがある商店街になります。左手にはインドのお寺、SRI MAHAMARIAMMAN TEMPLE、があって、周りはやはり商店街となります。
老舗ナライホテル
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右手、お土産屋さんが多く入るシーロムビレッジ
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左手 SRI MAHAMARIAMMAN TEMPLE
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居酒屋さんもありました
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南シーロム3
この辺りまで来るとJEWELRYという文字が目に付くようになります。この先シーロムはマヘサック通りと交差するのですが、この交差点近辺には卸売り専門から小売までジュエリーショップが並んでいます。左手にはビル1館全部がジュエリー関係の会社が入居するJEWELRY TRADE CENTER、横にはホリディインシーロムホテルが建ち、改めて「タイは宝石の集散国なんだなぁ」と感じます。
JEWELRY TRADE CENTER
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JEWELRY TRADE CENTERとホリディインシーロムホテル
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マヘサック通り交差点にあるラーマジュエリー
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ウィンドウショッピングが楽しい地域です
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南シーロム4
この先バンコクシェルミュージアムを過ぎるとシーロム通りも終点に近づきます。右手にはNOVOTELホテルが新しいNOVOTEL SILOMを建設中でまた新しいホテルが一軒増えることになります。そしてシーロム通りとジャルンクルン通りの交差点手前、ルブア@ステートタワーがそびえたっています。ここでシーロム通りは終わりとなります。
通りの終点
日本と同じように道路の終わりは別の道とぶつかり合流することによって、どちらかの名前が継続される場合が多いようです。シーロム通りの場合、北はラーマⅣ世通りとぶつかり、シーロム通りの名前はラーチャダムリ通りに変わります。南の場合、ジャルンクルン通りとT字状にぶつかり、終点を迎えます。
シーロム通りの北、ラーマⅣ世通りとの交差点
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シーロム通りの南の終点 ジャルンクルン通りとの交差点
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バンコクに来たら必ずと言っていいほど宿泊、食事、エンターティメントなどの基本になるシーロム通りはこのように北と南、二つの顔を持っていました。何をするのでも重要な場所シーロム通り、皆さん是非活用してくださいね。以上バンコクナビでした。