旅のプロフェッショナル JTB(タイ支店)とバンコクナビの共同企画により催行されるアユタヤ世界遺産の旅 行きはのんびり豪華クルーズ船でランチビュッフェ 正午過ぎから主要な遺跡をじっくり巡ります
サワディカップ バンコクナビです。現地でオプショナルツアーに参加する場合、一番大切なものとは何でしょう? ナビが考えるにそれは安全とガイドの質ではないでしょうか。
どんなに良いツアーでも最後まで安全に終了することが第一、次に親切で丁寧なガイド力、これに尽きると思います。ガイドの中にはあまり日本語が判らず適当な案内やいい加減な説明をする不届き者がいるのも事実、今回ご紹介するツアーは旅のプロフェッショナルJTB(タイ支店)とバンコクナビのコラボ企画、ツアー車両にはGPSを搭載し、走っているコースの把握は勿論速度まで管理して安全運行に最大限の注意を払っています。そしてガイドですが勿論国家試験を優秀な成績で合格した選りすぐりのベテランガイドのみを採用、お客様のリクエストに出来るだけ答えるべく訓練を受けた熟練ガイドばかりですので、世界遺産アユタヤの観光名所を網羅したこちらのツアーに安心してご参加頂けます。
アユタヤはバンコクから北へ約80km、現在の王朝の1つ前に栄えた王朝で、時代は今から600年前に遡ります。行きは豪華なクルーズ船でエアコンの効いた船内から川沿いの町並みを眺めながらアユタヤへ昇り、11時からはインターナショナルビュッフェのランチをお楽しみ頂きます。しっかりご昼食をお摂り頂いた午後から現王朝の夏の避暑地であるバンパイン宮殿を含めたアユタヤの世界遺産をたっぷりご堪能頂きます。
集合場所は4箇所限定
ナライホテル(シーロム通り)
JTBが他社と異なるのは集合場所が以下の4箇所に限定されていること、「え~っ! 私のホテルまで迎えに来てくれないの~?」という方、申し訳ないのですが、その通りです。では何故そのようにしているか、一般のツアーは極力お客様をピックアップするために色々なホテルを回りますが、それには順番があります。つまり早いピックアップになった方は最後の一人が車に乗るまで全員のピックアップに付き合わなければなりません。
スケジュールでは7時出発なのに、ピックアップは6時15分なんてことがあるのはそのためです。ところがJTBの場合はエリア毎に集合場所が決まっているので、あちこちのホテルを回るなんて面倒なことは無く、集合次第出発になります。お客様にご足労をお掛けするのも結局はお客様のためということになります。
いずれのホテルも有名でまず間違いなくお越し頂ける場所ではありますが、どうしてもタクシーを利用しなければならないと言う方のためにナビの予約確認書には各ホテルまでのタイ語で書かれたFOR TAXIが記載されていますので、これをタクシー運転手に見せればOK、ただし集合は時間厳守でお願いしますね。
催行スケジュール
スケジュールですが、当日の混雑状況、道路の渋滞状況などによって復路がクルーズになる場合もありますので、ご了承下さい。
7:00頃 指定ホテルに集合・出発(集合時間厳守)
8:30 リバーシティよりクルーズ船出航
11:00 船内にてランチビュッフェ開始
12:30-13:20 バンパイン宮殿見学
13:35-13:50 日本人街跡見学
14:00-14:40 ワット ヤイチャイモンコン見学
15:00-15:50 ワット マハタート見学
16:00-16:30 ワット プラシーサンペット見学(オプションで象乗りも出来ます)
17:00 アユタヤ出発
19:00 出発ホテルにて解散(途中お車の乗り換えあり)
ランチビュッフェとクルーズ
クルーズの出発はリバーシティ船着場から、ご乗船後11時から船内でランチビュッフェとなります。料理の種類は日本食を含むインターナショナル料理のビュッフェですので、お好きなものをお好きな分だけお召し上がり頂けます。暑い日ざしの中、冷房の効いた船内は快適そのもの、川の上を走るために造船された平底タイプの船ですので揺れも少なく、のんびり川沿いの風景を眺めながらアユタヤへ向かいます。勿論お昼寝して頂いても構いませんよ。
世界遺産 古都アユタヤの歴史
1351年、タイの中心地であるアユタヤに、初代の王であるウートーン王が築いた王朝がアユタヤ王朝です。その後アユタヤ王朝は半世紀を掛け東南アジア最大の勢力と言われるまでに発展し広大な土地を掌握するようになります。日本では足利尊氏による室町幕府の時代となります。
街の中央を流れるチャオプラヤー川を利用し、中国をメインに遠くはアメリカやヨーロッパ、日本や琉球などと盛んに交易を行い莫大な富を蓄え、壮大な都を作り上げました。
しかし地政的に隣国であるビルマ(現ミャンマー)から幾度とない侵略を受け、1767年、徳川幕府による江戸時代よりも長い約400年の歴史に幕を閉じます。この時のビルマ軍の攻撃は苛烈を極め、壮大な都の大半は炎に包まれ、美しい姿を誇ったであろう数々の王室寺院は廃墟と化し、その後約100年以上放置されたままの状態となってしまいました。
現代ではタイ国の政策により復旧と保存が進められていますが、日本の原爆ドームと同様、戦争の悲惨さを永遠に残す場所となっています。
バンパイン宮殿
ラマ5世が建てた美しいプラティナン・アイサワンティップアート
ツアー税所の見所がアユタヤ王朝により建設されたアユタヤの南15kmの地点にあるバンパイン宮殿です。1637年にアユタヤ第24代王であるプラサート トゥン王により建設されたこの宮殿は、アユタヤ王朝の崩壊時首都から離れた場所に位置していたため、ビルマ軍による破壊こそ免れましたが、約100年の間放置され荒れ放題になっていました。
その後現在の王朝の第4代と第5代王により復興され夏の間を過ごす離宮として利用されました。この2世代の王の時代はヨーロッパの国々と交易が盛んに行われ、宮殿内の建物のデザインはタイ伝統建築様式のものよりもルネッサンス様式やロココ様式などヨーロッパのスタイルが多く取り入れられした。またタイと縁の深かった中国様式の建物も見受けられます。大変広い敷地で宮殿内には池もあり、芝生の生い茂る庭など整備も行き届いた大変美しい宮殿です。
最上階まで登ることが出来ます
|
|
手入れの行き届いた美しい宮殿
|
交流の深かった中国様式の建物
|
|
ヨーロッパ様式が取り入れられた建物
|
日本人街跡
日本人街跡 現在では美しい庭を持つパビリオンになっています
アユタヤ王朝時代、当時はシャムと呼ばれていたタイは日本とも交易が盛んで、日本から主君を失った下級武士が船でシャムに渡りアユタヤに移り住みました。その中でも山田 長政という人物はアユタヤ国王に気に入られアユタヤの街に居を構えました。また武士=戦士と考えたアユタヤ国王は、彼らが持つ戦術を取り入れるため沢山の武士たちをアユタヤに招いたそうです。そんな日本人武士たちが暮らした日本人街跡、残念ながら本当の街の痕跡は失われてしまいましたが、現在では立派なパビリオンがあり当時の遺物などを展示しています。
タイと日本の歴史を同時に見ることの出来る年表があります
|
|
庭園を散策するのも良いでしょう
|
ワットヤイ チャイモンコン
ワットヤイ チャイモンコンにも寝釈迦があります
アユタヤの初代王、ウートン王が僧侶たちの瞑想の場として建立した王室寺院です。タイではスーパーヒーローのように賞賛される第19代王ナレースワンは、幼少の頃はビルマの捕虜となっていました。しかし囚われの身となっている間に兵術や格闘技を学び、帰国して王の地位に就いた後は日本の織田信長のように戦術に長け、アユタヤの軍隊を鍛えぬき無敵の兵団を作り上げ、それまで敗走することの多かったアユタヤ軍を率いビルマ軍の攻撃を打ち破るようになります。
そして1592年、ビルマ軍率いるビルマの王子と騎馬象での一騎打ちとなりこれを撃破、勝利を記念して高さ72メートルの仏塔を建立しました。この高さはアユタヤの別の場所にあるビルマ軍が建立したプーカオトーン寺院の仏塔の高さを上回るよう、工事人たちに指示を出しますが、正確な測量技術が無い時代であったため、実際には上回ることが出来なかったとのことです。市内からはやや離れた場所にあるため、ビルマ軍の攻撃から免れ、ほぼ当時の姿を留めているアユタヤでは珍しい遺跡です。
仏塔内には仏舎利が納められていると言われ、途中階まで石階段で登ることが出来ます。
上からは平坦のアユタヤの土地を遠くまで眺めることの出来る仏塔に登って、600年前のアユタヤを想像してみて下さい。
高さ72メートルの仏塔
|
|
途中のテラス部分からは広大なアユタヤが望めます
|
ワットマハタート
木の根に取り込まれた石仏の頭部
アユタヤ王朝が成立して間もなく建立されたと言われていますが、誰が建立したのかが確定していない謎の多い王室寺院です。ビルマ軍により頭部を全て切り取られた首の無い石仏だけが残り、その他の建造物は全て焼き払われ、跡形も無いほど破壊の限りを尽くされました。境内にある菩提樹の根元には石で出来た仏像の頭部が長い年月をかけて木の根に取り込まれ、アユタヤ王朝が崩壊した後の長い間、誰もこの地を訪れなかったことを表しています。石仏の頭部は戦争の悲惨さを物語っているようです。
頭部を切り取られた石仏のみが残るワットマハタート
|
|
最も激しい破壊の跡を残す寺院
|
ワットプラシーサンペット
ワットプラシーサンペットはライトアップもされます
1448年に建立され、宮中儀式などが行われた当時はとても重要な寺院だったそうです。東西に並ぶ美しい3基の仏塔はスリランカ様式で、それぞれの仏塔には当時の王と王子たちの遺骨が納められています。建立当時は本堂内に純金に覆われた高さ16メートルの立仏像があったとのことですが、ビルマ軍により破壊されてしまい現在では何も残っていません。
仏塔も激しい損傷を受けていましたが、戦後に修復され現在の姿になったと言われています。
スリランカ様式の3基の仏塔
|
|
内部には王と王子たちの遺骨が納められています
|
象乗り体験
このツアーではオプションで象乗りをすることが出来ます。象と一緒に写真を撮ることも出来ますので思い出に残る記念写真を撮影してください。
世界遺産アユタヤの観光名所をほぼ網羅し、クルーズ船にも乗船、象乗りも体験可能な贅沢三昧のこのコース、JTBとバンコクナビがイチオシの面白観光ツアーです。是非ご参加下さい。