地上55階からの絶景とマティーニで旅の気分をさらに盛り上げる!
サワッディーカー、バンコクナビです。
サイアムエリアにひときわ目を引くデザインで存在感をアピールしている円柱形の高層ビル、センタラグランド・アット・セントラルワールド。
今回は、このホテルの55階にあるアーバンビストロ&バー『レッドスカイ』をご紹介します。
2つの顔を持つレストラン
このホテルの建物、蓮の花をシンボルとしており、レッドッスカイの窓から見えるこの白いアーチも蓮の花びらをイメージしているそうです。その足元にはZEN、CENTRAL WORLD、ISETANといったバンコクで有数のショッピングエリアが
店を連ね、隣はCONVENTION CENTERとして国際会議や各種展示会が行われ、28階から50階までは505の客室を持つCENTARA GRAND HOTELとしてバンコクの新スポットとして注目を集めています。その55階、室内と屋外、二つの顔を持つインターナショナルレストランがレッドスカイです。
斬新なデザインと驚きのワインセラー
店内に進むと、目に付くのが大きなガラスのワインセラー。54階と55階の2フロア分の高さがあり、室内は温度がヨーロッパの常温に近い15度前後に保たれていて、ワインの質を損なうことはありません。ボトルが宙に浮かぶように並べられているところがおしゃれですね!
240種類のワインリストから希望のものをオーダーすると、このワインセラーから取り出してくれるのですが、ここで見逃せないのが「ワイン・エンジェル」。
白い衣装に身を包んだ可愛らしい「ワイン・エンジェル」が宙を飛んであなたのワインを取り出してくれます。
このワイン・エンジェルを宙に舞わせているのが1本のワイヤー、3000キロの重さまで耐えられるとのことなので、将来エンジェルが多少太ったとしても充分支えてくれるでしょう。
絶景レストランからの眺め
バンコクのことをタイ語で「クルンテープ」といい、天使の都という意味を持っています。
レッドスカイは「赤い空」=夕焼けから付けられた名前で、まさに、バンコクの景色を存分に楽しみながら時間を過ごすのに絶好の場所というわけですね。
設計は、シンガポールのRaffles The Plaza やニューヨークのMillennium Hiltonなどを手がけてきた米国デザイン会社が担当したそう。天井にも天使の羽がアレンジされています。
レッドスカイは天使の都を見下ろし、ほぼ同じ高さのDOMEやコンラッドホテルと肩を並べ、バイヨークスカイにも迫る高さです。この高さからの景色を眺めつつ頂くお料理はお腹だけでなく、心も満たしてくれることでしょう。
店内はお一人でも、多人数でもシーンに合わせて座席を選べ、どの座席からもすばらしい夜景が堪能できるよう、無粋なフェンスではなく、190センチ近い高さのある強化ガラスが回りを囲っています。また屋内のカウンター近くではジャスピアニストの生演奏が行われ、屋外に座っていてもスピーカーから臨場感ある演奏が楽しめます。
シェフをご紹介
本日のお料理を紹介してくれた、カナダ・トロント出身のシェフ、アロンさん。
得意とするのはフレンチやイタリアンのクラッシック・ビストロ料理だとか。
レッドスカイで出している、スナックメニュー「バッファロー・ウィングズ」は彼の地元、アメリカ・カナダ
国境にあるバッファローの名物料理で自慢の一品だそうです。是非、味わってみて下さい。
では彼に腕を振るっていただきましょう!
丁寧に時間をかけて素材の美味しさを引き出した、シグネチャーメニュー4品
前菜
マグロのタルタル(Maguro Tuna Tartar)
マグロ、アボガドをゴマとパインナッツのドレッシングでまとめています。
添えられているのは、スライスした梨とそれをローストしたものを交互に重ねたもの。タコスの要領でタルタルを梨の上に乗せて食べます。
梨のほんわりした甘みとマグロとアボガドのまろやかさが口に広がります。
メイン1
銀ダラのロースト(Roast Atlantic Black Cod)
下の部分はカポナータとサルシフィー(西洋ごぼう)のムスリーヌ。
上にはズッキーニをフライしたもの、ローストしたものを混ぜてトッピングしてあります。チョコレートオイルがお皿にアクセントを添えています。
あっさりとした銀ダラ、弱火でじっくり炒めた野菜の甘み、ホワイトクリームのようなサルシフィーとウニソース、それぞれが上品にからみあっ
た一品です。
メイン2
イベリコ豚のグリル・ポテトとモリュー茸添え(Olive Oil Porched Flash Grilled Iberico)
日本でも有名な、どんぐりを食べて育つイベリコ豚を真空調理法で12時間じっくり調理し、グリルしたもの。
ソースは豚の骨からとったエキスを白ワインで煮詰めたシンプルな味で、豚肉のジューシーな美味しさを堪能できます。フルーティな白ワインと一緒に味わいたい味。
添えられているのはポテトとモリュー茸のコンフィ。口に含むと豊かな香りが広がります。
デザート
アップルバタープディング(Apple B&B)
バニラソースとウィスキーアイスクリームが添えられたプディング。
ソースもアイスクリームもすっきりとした甘さです。
中にはナッツ類、そしてコンポートされたりんごが入っています。アイスクリームにもクランチが混ざっていて、食感が楽しいデザートです。
おすすめカクテル2種類を紹介!
パッションフルーツマティーニ
レッドスカイのシグネチャー・カクテル。
ウォッカ、ライチ、ミントがメインのウォッカベースのカクテルです。
爽やかなパッションフルーツの酸味とライチの甘みが味わえます。上に重ねられた泡もパッションフルーツで、とてもなめらかです。
イン・ヤン(陰陽)マティーニ
アルコールを含まないモックカクテル。ラズベリーの薄紫とマンゴーの黄色が華やか。生のマンゴーのわずかに感じられる苦味となめらかさがラズベリーの爽やかな甘さが印象的です。
「バンコクでマティーニといえばレッドスカイ!」と思ってもらえる場所になるよう、マティーニは豊富に種類を揃えているそうです。
100万ドルの夜景
取材が進むうち日も暮れてきました。これからが大人の時間です。この夜景をバックに今夜はどんな物語が始まるのでしょう。
くつろいだシックな雰囲気の中で、美しい夜景を楽しみ、丁寧につくられた美味しい料理と爽やかなカクテルを楽しむ。
こういうゆったりとした食事の時間が持てるのも旅の醍醐味ですよね。バンコク滞在の最後の夜に、旅での体験を語りながら過ごしてみたい…そんな場所でした!
【注意】
ドレスコードはカジュアルシックとなっています。日によって大変混む場合もあるので、事前の予約をする方がベター。