デュシットのセンスがキラリ! プールサイドでいただく絶品アジアン・クイジーヌ
サワディー・カポム! バンコクナビです。
発展著しいパタヤで2008年末にオープンしたデュシットのブティックホテル「デュシット D2バラクーダ・パタヤ」。パタヤの繁華街でも最も混沌としたエリアにありながら、老舗デュシットのセンスがキラリと光る、今一番注目されているホテルです。
今日はホテル内にある宿泊者だけではなく旅行者も気軽に立ち寄れるレストラン&BAR「s.e.a(エス・イー・エー)」をご紹介します。
喧騒から逃れ異世界へダイブ!
場所はパタヤの2ndロード、2008年初頭にオープンした複合ショッピング施設「The Avenue」のすぐ隣。こぢんまりとしたエントランスは見逃してしまいそうですが、いざ一歩中に入るとそこは別世界。大きなプールを囲んで客室が並んでいます。そのプールサイドにあるレストランが今回の目的地です。
朝から夜まで一日を通して楽しめるメニュー
「s.e.a」のコンセプトは新鮮な食材をアジアンテイストで仕上げるというもの。店名の「s.e.a」には“海”だけでなく“South East Asia”という意味も込められており、アジアのみならず世界中を渡り歩いたシンガポール出身のシェフの技を存分に楽しめます。
メニューも朝から夜まで単一のメニュー(!)でありながら、どの時間帯に食べても満足できるように計算されつくしています。つまり、朝食にも晩酌のおつまみにも最高というある意味不思議な料理のラインアップです。
海産物はパタヤ近郊から水揚げされたもの、野菜などは地元パタヤ近郊で生産されたものを使用。“新鮮さ”をも味わえるのが魅力です。
デュシットのセンスが冴えるアラカルト
訪れたのはお昼前、ちょうどブランチにちょうど良い時間帯。フロア担当のアピシットさんにおすすめのメニューをチョイスしてもらいました。
食前酒“be-u”120B++
明るいうちからアルコール類を頂くのは気が引けるのという話をすると、「それでは、ノンアルコール・カクテルを」ということで出てきたのが“be-u”です。キウイ、リンゴ、レモンジュースを絶妙にミックス。甘酸っぱく南国イメージたっぷりのドリンクで、料理との相性もピッタリでした。
前菜“Organic fennel and fresh herb with orange salad”160B++
前菜と呼ぶには気が引けるほどの一品。Fennel(ウイキョウ)の葉をメインにオレンジやオニオンなどを岩塩とオリーブオイル、ビネガーなどで和えたサラダです。皿の底に控えめな味付けのプディングが敷かれており、ボリュームも満点。やや濃い目の味付けはおつまみにも最高です。シャキシャキとした歯ごたえと、オレンジの甘酸っぱさはブランチとしてトーストに合わせてもいいかもしれません。いろんな意味で目の覚める一品です。
メイン“Sattahip rock robster tail”480B++
地元サタヒップ港で水揚げされたロブスターを使った一品。干し海老のダシとガーリック、小ネギの風味が効いたアジアの雰囲気が満点な料理です。センミー(米から作った超細麺)を敷いた上に盛り付けることで、絶品のソースを余らせること無く食べられるように工夫されているのが◎です。ビールが欲しくなること請け合いの絶品です。
デザート“Valrhona chocolate martini”220B++
メインを食べ終えた時点で、もう充分に満足してしまったナビに止(とど)めを刺したのがデザート。世界中のパテシエが認めるヴァローナのチョコをふんだんに使い、カクテルグラスに上品に盛り付けられており、ヴァローナチョコ・チョコが染みたスポンジ・プディング・マティーニの美しい断面を見せてくれます。PR担当のタサラさんもご自慢の一品ですが、「チョコが高くて儲からないんだよ~」と泣きが入るところがタイ人らしい気前の良さの現れ。ザックリと豪快にスプーンで掬ってマティーニとプディング、チョコの三位一体を味わって欲しいそうです。遠慮の無い甘さはブラックで頂くコーヒーとの相性が抜群ですが、単体で食べても脳天を突き抜ける甘さを味わえます。
その他のメニュー
多くの料理はアジアンテイストに仕上げられており、われわれ日本人にはホッとできる料理ばかりです。もちろん西洋人のお客さんも多いのでパスタやピザ、サンドウィッチなどもチョイスできます。これらのメニューも一切、手抜きなしのクオリティ。空腹具合に合わせて、自由に献立を組み立ててください。
少し脱線してホテルの紹介
今回訪れた「デュシット D2バラクーダ・パタヤ」はオープン直後から“ハイソー”と呼ばれる人たちが注目する人気のホテルです。
中庭のプールを見下ろす形に作られた客室棟は、全72部屋とホテルとしては決して大きくありませんが、笑顔を常に絶やさないスタッフが事細かに滞在者のケアをしてくれます。手厚くもさりげないサービスは、デュシットのマネージメント力を充分に感じさせてくれます。現在、ここパタヤ以外にチェンマイとサムイ島にも展開中です。
いかかでしたか。お腹が空いてきませんか?
食いしん坊のナビは取材から1週間たっても「忘れられない! 口の中に味の記憶が甦ってくる!!」と、のたまうほどの入れ込みようです。実際、ここバンコクでは「パタヤのD2に行ってきたよ!」と言うだけで話題の中心になれるほどの人気なのです。
今度行くときはレストランだけでなく、「大切な“あの人”を誘って、ちゃんとホテルに泊まり、下世話なパタヤの歓楽街を背にの~んびりしたい」と胸に誓うナビなのでした。
以上、バンコクナビがお届けしました。