タイ王室主導のロイヤルプロジェクト
サワッディーカー! バンコクナビです。タイでは道を歩いていても、お店に入っても、テレビをみていても、あらゆるところに国王様の写真や肖像画があり、タイの人々がと国王様とタイ王室をどれほど愛し、敬っているのかが分かります。タイの人々が国王様を愛し、タイ王室を敬う理由の一つがこの『ROYAL FAMILY PROJECT(ロイヤル・プロジェクト)』です。1950年代初めより始まったというこのプロジェクトは、国王様をはじめとし、タイ王室の方々が自らの資金を用いてタイ国民の生活向上のためのプロジェクトを積極的に実施しています。王室プロジェクトの中には、カフェやショップなどがあり、タイの人々とっては特別なものというよりは、買い物をしたり食事をしたりとたいへん身近で生活の一部であるようです。ロイヤル・プロジェクトのショップはあらゆるスポットにあるため、ぜひ一度は訪れてみてはいかがでしょうか?
Royal Project(ロイヤル・プロジェクト)財団 โครงการหลวง
プミポン国王が、山岳地帯にすむ人々が焼畑農業とケシ栽培で生計を立てる様子をみて、これを助けるために始まった農業支援プロジェクト。ロイヤルプロジェクトとはクオリティを重視した製品をタイより産出する為、また貧しい人達を助ける事を目的にタイ王室みずから推進しているプロジェクトです。
ドイ・カム プロジェクト DOI KHAM
王室プロジェクトブランドとして有名なドイ・カムは、高品質の安心できる食品と、商業の発展を目指してつくられた王室主導のタイオリジナルブランドです。有機農法で栽培されている野菜や、食品もバンコク市内あらゆるところで購入ができます。ドイ・カムのコーヒーやマカデミアナッツは、タイ全国にカフェがありタイの人々はもちろんのこと、旅行者も親しみをもって訪れることができます。また、身体に安心な食品ではありますが、値段もさほど高くなく誰にでも訪れることのできるタイでしかかえない貴重なものばかりです。食品のほかにも小物製品や、旅行代理業などのサービスも行い幅広い範囲で国民の生活の向上を支援しているそうです。これらの活動で得られた売上は生産者に還元される上に、プロジェクトを支える研究資金に充てられるといいます。
Mae Fa Luang(メー・ファールアン)財団ショップ
Mae Fa Luang(メー・ファールアン)財団ショップは、現国王陛下の亡きご母堂(シーナカリン王太后)のドイ・カムプロジェクトの一つです。タイ産の素材を使った100%タイのオリジナル雑貨店です。タイ北部にあるドイ・トゥン(Doi Tung)という地域に住んでいる山岳民族がケシの栽培ではなく、コーヒーの栽培をよりすすめ、麻薬などによる悪環境から人々の生活を改善するために行われているといいます。商品はドイ・トゥンの人々によって手作りで作られたもので、商品はすべて落ち着いた雰囲気があり繊細で上位なものばかりです。
プー・ファー PHUFA SHOP (ร้านภูฟ้า) (Princess SiRinThon)
国民からのたいへん人気の高いシリントーン王女殿下が運営しているPhu Fa(プーファー)ショップは、貧困農民の収入向上の支援を目的としたプロジェクトのブランドです。並んでいる商品は、とても温かみがあり、シリントーン王女の人柄を伺えるような雰囲気です。全ての商品に、エコツーリズム促進や少数民族に職業訓練を行いできた手作り工芸品などの商品を販売しています。シリントーン王女直筆のキャラクターを用いた商品なども販売されていて、小さな子供にたいへん人気があるといいます。Phu Faショップはバンコクだけでもたくさんあり、サイアムディスカバリーセンターや、チャトチャック・ウィークエンドマーケットなどにあります。
Royal Project Ivent
タイ全土でロイヤル・プロジェクトのお店がありますが、このほかにもショッピングセンターなどで特別に開かれるイベントもあり、開催日時はさまざまですがバンコク各地で開催されているようです。今回は、セントラル・ラップラオで期間限定に行われていたイベントです。今回は王室の方々のそれぞれのプロジェクトが一堂に集まるというだけあり、一階のフロアー全部をつかっての開催でした。手作りの服や小物であったり、有機野菜やコーヒーの販売と多くの人々がかけつめていました。すでに、このイベントは終了してしみましたが、今後このようなイベントが開催される際には「最新ニュース&イベント」掲載していきます。
いかがでしたか?タイの人々がタイ王室を親しみ敬う気持ちが、このさまざまなプロジェクトをみてからも伝わったかと思います。タイを知る上でタイ王室について知ることは大変大切なことです。タイに訪れる際にはぜひ訪れてみてください。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-11-04