デザイナーズ・ギャラリー (プーケット)

Designers Galleryดีไซเนอร์ แกลเลอรี่

閉店・移転、情報の修正などの報告

ファッションにこだわる、おしゃれなヨーロッパ人御用達。この道40年の凄腕オーナーに相談して自分好みのお洋服が作れるテーラー店。

サワディーカー。プーケットナビです。旅行に来る楽しみの1つにショッピングがありますよね。もちろんプーケットでも最近はオリジナリティー溢れるTシャツや水着などが日本で購入する値段よりもはるかに安値で出回っていますがそのほとんどがサーフ系リゾート服中心。「秋口にきられるジャケットが格安で買えたら。」「こんなデザインの洋服が欲しかったのに。」そんなおしゃれさんにナビがお勧めするのが「テーラーショップ」。「タイのテーラーショップは日本のオーダーメイドよりはるかに安い値段で作れる!」ということを耳にしたことがありますが呼び込みのお兄さんの「洋服作って帰らない?」という勧誘が意外にしつこかったり「えー、これ着ていった何処へ?」と尋ねたくなるような超セクシードレスを身にまとったマネキンがウィンドウ沿いに奇妙なポーズをとっていたり見た所「怪しそう」なイメージがあるのもテーラー店。「信頼のおける評判の良いテーラー店に行きたい!」というのが本音の所ではないでしょうか?今回ご紹介するのはパトンビーチにあるテーラーショップ「デザイナーズ・ギャラリー」。「おしゃれに気を配る欧人がプーケットへ来ると足蹴なく通っているらしい。」という情報をキャッチしたナビ、さっそくお店へ伺ってみました。

■お店は露店が並ぶバザールの中

テーラーショップといえば町中の表通りに店構えをしているお店が多い中。「デザイナーズ・ギャラリー」は露店風のお店が密着して立ち並ぶバザール系内にありある意味隠れ家的雰囲気。お店はみつかりにくかったですがパトンビーチの目の前なのでビーチ帰りや待ちに近辺のバザールにお土産を買いに来たついでにふらりと立ち寄れて便利そうでした。目印はタウィウォンロード(Thaweewong Rd)、通称ビーチロードに面している大きな力士像がマスコットとして立っているレストラン「匠」。道路を挟んで前にある小さな両替所左隣の細い路地を入った奥です。

■店内

ガラス張りの店内は横長に伸びていて思ったより狭いです。欧人御用達ということでかなりオシャレな作りの大きなお店をイメージしていましたが周りの露店にマッチして「街の仕立て屋さん」的な外観。店内もきらびやかな観光客相手のお店ではないところが逆に親近感を持てます。

■ヨーロッパ系リピーター多数!「ウェディングドレス」もオーダー可能

店内のカウンターには公私の場で「デザイナーズ・ギャラリー」にてオーダーした服を着てにこやかにほほ笑む人の写真が壁にいくつか飾られていました。オーナーであるMR モモ氏は毎年1回定期的にスイスに住むお得意様までオーダーを取りに行っているのだとか。インド人でありながら英語、フランス語、タイ語が堪能なモモ氏。プーケットでテーラー店を開く前はモロッコでお洋服の大きなファクトリーを経営していたらしく、この道なんと40年以上のベテランテーラーです。おしゃれな欧人から信頼が厚いという噂はどうやら本当だったようです。ナビ、すでにおしゃれなお洋服を仕立ててもらえる気がして興奮気味です。

■お値段

気になるお値段は利用する生地、利用する生地の量、オーダーするお洋服の仕方の難易度で料金は変動しますが日本でオーダーするよりも遥かにリーズナブルにオーダーメイドのお洋服が作れます。

その1:デザイン&生地を選ぶ
お店の中には某有名ブランドのスーツ&ドレスカタログが山積みにされています。すでに「こんなデザインが欲しい!」というサンプルデザインが決まっていたら雑誌の切り抜きなどを持参して「これと同じようなスタイルを作ってください。」とお願いすることも可能です。「テーラーショップ」だからといってスーツだけではなく、ジャケット、ダッフルコート、カジュアルワンピースなどオーダーは自由自在。今回ナビがオーダーするのは冠婚葬祭に着て行けるように「黒いスーツ」、しかも着まわしができるようにとジャケット1枚にパンツ1本をオーダー。外国人のめっちゃスタイルが良い女の人がポーズをとるカタログをパラパラめくっても自分が欲しいものがこれといって見つからなかったのでこの道40年以上のベテランオーナーMr.モモ氏にどんな服が欲しいのか伝えてみました。

ナビ : 「足が長く見えて、シーズンを問わずに着ることができる生地それとしわになりにくくてお値段もリーズナブル生地でお願いします。それとスカートはセクシーな大人の女を意識したいのでちょっぴりスリットを入れてください!」

Mr.モモ : 「それじゃ、股上は浅めにして君は小柄だからジャケットの丈は短めにしてみたらいいと思うよ。生地はこのサンドウォッシュがお勧め。年間通して着られるししわになりにくいから旅行に持っていくのにも便利ですよ。」

ナビ : 「じゃあ、それでお願いします。」
生地の種類も豊富でイタリア製、イギリス製など高価なインポート生地もありちょっぴり魅了されましたが、結局モモさんの一押し生地をチョイスしました。日ごろカジュアル服ばかり着ているナビ。スーツ系のカッチリスタイルには全く疎いのでこうやって「洋服のプロ」に相談に乗ってもらえるのはオーダーメイドの醍醐味だと思いました。
その2:採寸
デザイン&生地を選んだらさっそく採寸です。パッパッパとメジャーを片手に上半身からパッパッと採寸3分もかからずにすべて終了。一度こちらでお洋服を作った顧客情報は保存されるので後で更にオーダーをしたかったらTELやEメールでお洋服のかんたんにオーダーできるそうです。「次のオーダーまでに体系を常にキープしなければならない。」という使命感から体系が保てそうで◎。採寸が終わったところで1日目は終了。次回の来店時間を決めてお家へ帰りました。
その3:フィッティング
3日後、仕事帰りに仮縫いの終わったスーツをフィッティングしに再度来店。まだ縫いが済んでいないパーツごとに別れるジャッケットから羽織、スタッフが袖など待ち針で止めていきます。その後、パンツ、スカートを試着。スカートのスリットをどこまで入れるかで採寸の際に決めかねていたのですが結局浅めにしてもらいました。(美脚だったら確実にもう少し深めにスリットを入れていました。。)さすがはこの道のプロ、モモさんが採寸、アドバイスしてくれただけありパンツもスカートも見た目良し、履き心地よしでこの時点ですでに大満足。本縫いOKのサインを出しました。
その4:完成
ジャジャーン。初オーダーメイドのスーツが完成しました。いつもはカジュアル派のナビも一挙にオフィスレディに大変身。自分の体にフィット感がある上に裾や袖丈のお直しが不要なのは本当にうれしいです。

■ファブリック物なら何でもオーダー可能。

テーラーショップというと「お洋服」というイメージがありますが豊富な生地を使ってクッションカバーやカーテン、ベットカバー、ランチョンマットなど生地を使うものだったら何でもオーダー可能だそうです。日数は3~5日オーダーした物によって変動があるそうです。
いかがでしたか?ナビは完成までにトータル3日間、フィッティングは1回ですみましたがフィッティングは自分が満足するまでとことんつきあってくれます。滞在日が短期間な場合はスーツやシャツなどのオーダーであれば24時間で出来上がることも可能だそうです。ウェディングドレスは完成まで通常5日間ほど。出来上がりの日数は臨機応変に対応してくれるそうですが手の込んだ物をオーダーする際は事前に連絡を取った方がベターでしょう。今回のオーダーメイドに味を締めたナビ。次回は今回オーダーしたスーツに合うシャツをオーダーしたいと目論んでいるナビでした。
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記事登録日:2008-10-24

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-10-24

利用日
女性 男性