個人では日本に持ち込めない生のタイ産マンゴーや、独占栽培の品種を交えた多彩な蘭の花を日本へお届け。お中元にぴったりです!
サワッディーカー!バンコクナビです。
常夏の国タイ。そんなタイの南国らしさを象徴するものは…?と目を閉じてしばし考えてみて、ナビの頭にまず思い浮かんできたもの、それは蘭の花。華やかさと、慎み深いタイ女性のような清楚さが同居した優雅なそのたたずまいは、南国の太陽の下でなんともいえない魅力を放っています。
そして、太陽と聞いて次にナビの頭の中を占領したのは…そう、太陽の恵みを黄金の果肉にぎゅうっと閉じ込めたマンゴー!甘さと酸っぱさのコントラストが絶妙なタイ産マンゴーの味は、1度食べたらちょっとやそっとのことでは忘れられません。タイで見た蘭の綺麗さに感動、食べたマンゴーのおいしさに感動。となれば、「この感動をそのまま日本に持って帰りたい!」「日本のあの人にも味わわせてあげたい!」とは誰もが思うこと。そこで今回ナビは、蘭の花やフレッシュマンゴーを日本へ配達してくれるお店「クラシック・ハナ」をご紹介します。
☆ 蘭のお店『フルール クラシック』
伊勢丹1階
伊勢丹1階にある「クラシック・ハナ」の直営ショップ、『フルール・クラシック』へやってきました。伊勢丹へのアクセスは、スカイトレインBTSのサイアム駅6番出口もしくはチットロム駅1番出口から。お店は、伊勢丹正面向かって右端の入り口を入ってすぐ目の前、とても分かりやすい場所にあります。透明なガラスの壁の中に、いきいきとした葉の緑や鮮やかな花びらの色が透けて見えるのが爽やか&華やかで印象的です。
日本人スタッフ常駐
『フルール・クラシック』の日本人スタッフは3人。店長を務めるのは、花に携わって30年の市川さん。お店には、市川さんと、もう二人のスタッフ蓬沢さん・松本さんどちらか1人、常時2名が常駐しているので安心。お花のプロとして、好みや贈る状況を踏まえた上で細かい相談に乗ってくれます。
蘭のグラデーション
店内の主役は、ずらりと並んだ蘭たち。蘭と一口に言っても、花の形や色はさまざまで見飽きません。定番の濃い紫から、薄いピンク、赤、そして黄色や緑まで、ほんとうにきれいなグラデーションです。常時7~8種、約20色のバリーエーションを用意してあるんだそうです。これだけ種類があれば、「優しい感じ」「とにかくカラフルに!」など、どんなイメージのリクエストにも応えてくれそうですね。
独占栽培種も多々
それぞれの蘭の下には、「ワタクシ○○と申します」と言わんばかりに、品種の名札がついています。名前が分かれば、なんだか蘭とぐっとお近付きになれた気分。根強い人気があるのは、蘭の中の蘭、スタンダードな『ソニア』。また最近では、『アプリコットロマンス』や、『クリスティンホワイト』など、淡いピンクの色目のものの人気が高まっているのだとか。「こんな微妙な色目の蘭、他ではあまり見かけませんね~」とのんきな質問をしたナビですが、それもそのはず、この『アプリコットロマンス』をはじめ、ここでしか手に入らないクラシック・ハナ独占栽培の種が何種もあるんです!
蘭を選びます
1本1本にクリザール(切花専用の栄養補給剤)をつけ、5本1セットにして上からセロファンで保護!という状態で工場から運ばれてきた蘭は、お店に到着後すぐに冷ケースの中に入れて保管されます。お客さんは、その蘭の中から、自分の好きな組み合わせを選びます。蘭5本が最小単位となるため、たとえば15本入りのセットだと、15÷5=3、最高で3種類を選べることになります。
注:日本宅配用は輸出の関係上、品種の選択には制限があります。生産の少ない季節は品種を選べませんのでご注意ください。
お店に置かれている注文票に、届け先の住所と連絡先を記入します。支払いはカード払い(VISA・MASTER・JCB・AMEX)でもOK!お花が届くのは約1週間後、配達日の指定もできます。短くはかないといわれる花の一生を、美しいままで長引かせるのがプロの仕事、徹底的に管理されている「フルール・クラシック」の蘭は、夏の暑い時期でも1~2週間、冬場なら1か月持つそうですよ。
一番よく出るセットは、手ごろな30本入りかゴージャスな60本入りということで、60本詰めを作ってもらいました。「女の子らしいやわらかい雰囲気で。でも色はたくさん使ってください」というナビのわがままリクエストに応じて選ばれた蘭たちが、てきぱきと手際よく収められていきます。
「わぁ!お花畑みたい!」とナビ感動です。箱には取っ手が付いているので、横にして持ち運びます。フライト時には、手荷物として機内にもちこめますが、丈夫な箱なので"fragile" のステッカーをチェックインカウンターで貼ってもらって預けることもできます。蘭の花は、フライトアテンダントさんのお土産としてとても人気があるんですって。
ほかにも
チェンマイで作っている胡蝶蘭の鉢植えや、気の利いた花瓶もあります。ブーケのオーダーも受けますよ、バンコク市内なら送料無料です、とのこと。
蘭がお店にやってくるまで
ところで、蘭たちはどんなところで育って、どんな過程を経てナビのところまで届くんだろう?ということで、蘭を栽培している農園にお邪魔しました。ここで蘭豆知識、皆さん、知ってましたか?タイは、世界最大の蘭の輸出国。世界中に出回っている蘭の実に8割をタイ産蘭が占めています。タイから日本に輸出される蘭だけでも、年間約1億本。そのうちの約1千万本が、「クラシック・ハナ」の蘭が占めているんです。規制が厳しい日本輸出のシェアが伸ばせるのは、商品管理がきちんとしている証拠。
花を咲かせ、摘み取られた蘭は、すみやかに工場で加工されます。低温殺菌・選別等いくつかの工程を経て最後に、液に触れる面積を増やすために茎を斜めに切ってから1本1本にクリザール(切花専用の栄養補給剤)をつけます。どれも集中力が要求される手作業、みなさん真剣な顔で集中していました。ここから直接日本へ送る蘭は、一旦飾り気のない箱に入れられますが、箱を開けられての検疫検査のあと、成田空港できちんと化粧箱に入れ替え、きれいな状態でお届け先へ。中身と同じぐらいパッケージも大事だってこと、よく分かってますね!
☆ フレッシュマンゴー
お次はマンゴー。きれいな黄色の甘くて酸っぱいジューシーな実…。あの味をフレッシュなまま日本で味わえたら、こんな幸せで贅沢なことはないですよね。しかし、いかんせんマンゴーは植物免疫上の問題で、そのまま日本に持ち込むことはできません。そこでナビに成り代わって黄金の夢をかなえてくれるのが、「クラシック・ハナ」のフレッシュマンゴー日本宅配。 イエローマンゴーは3キロ(1箱6~10個入り)で7,500円、5キロ(10~16個)で9,900円。鮮度が命のフレッシュマンゴー。最盛期は3月から6月ですが乾季でもマンゴーがあれば出荷しています。
さらに、殺菌技術の向上によって、マハーチャノックという種類のマンゴーが日本輸出解禁に!細長く、熟すと赤っぽく色づくのが特徴、一段と濃厚な香りと風味に、マンゴー好きならうなるはず。「クラシック・ハナ」では3-6月のシーズンにもし在庫があれば売り出します。
【オフィス】
「クラシック・ハナ」のオフィスがあるのは、シーロムエリア。アクセスはとっても便利。BTSサラデーン駅に接続しているタニヤプラザビルの11階です。もちろんここでも蘭やマンゴーの注文を受けてもらえます。対応してくれるのは、経営者である熊谷さんか、日本語OKのタイ人スタッフさん。オフィスの営業時間は朝9時から夕方5時まで。土曜日・日曜日は休みです。
いかがでしたか?
安かろう悪かろうの十把一絡げの品ではなく、栽培から出荷に至る各段階できちんと選別された、いわばお墨付の蘭の花やフレッシュマンゴー。“本物”の持つ色あいや風味を、海を越えた日本で愛でたり味わったりすることは、もしかするとタイでそれらに出会った感動以上の価値があるのではないでしょうか。以上バンコクナビがお送りしました。。