ホライゾン・ディナークルーズ

Horizon Cruiseเรือฮอไรซัน

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あなたの「特別の夜」をステキに演出。シャングリラホテルのホライゾン号で、ゆったり、うっとり、本格派ディナークルーズ!

サワッディーカー!バンコクナビです。
バンコクの過ごし方は千差万別。昼間の、元気いっぱいなバンコクと、夜の落ち着いたバンコク、バンコクには2つの顔があります。ロマンチックなことに目がないナビが、素敵な夜の過ごし方を模索して辿り着いたのが、ディナークルーズ。どうせなら、もう甘すぎて虫歯になるぐらいの、思いっきりロマンチックなクルーズがいいなぁ。
というわけで、今回ナビは、5ツ星ホテルであるシャングリラホテルが誇る、『ホライゾン・ディナークルーズ』に行ってきました。
◎ 出発はシャングリラホテルから
船は、シャングリラホテルの裏にある、専用の船乗り場から出航します。シャングリラホテルへは、BTS高架電車を使って楽々アクセスOK。まずはBTSサパーンタクシン駅下車後、3番出口を出てください。出てすぐの交差点を左に曲がり、ロビンソンデパートを左に見ながらジャルンクルン通り(ニューロード)沿いを300mほど進むと左側にジャルンクルン通り(ニューロード)42/1番路地が見えるのでその角を左に曲がってください。通りを入って少し歩くとシャングリラホテルの正面玄関へ到着です。
◎ 午後7時 乗り場へ
シャングリラホテルの船乗り場へは、ホテルの中を通って行きます。正面入り口を入ったロビー階から、エレベーターか階段で1階まで下りてください。外に出たら右側に『NETX2』というレストランがあるので、それを右手に見ながらまっすぐ進むと、赤い屋根の東屋を模した乗り場が見えてきます。ここが受付けとなっているので、待機している係りの人に、予約をしている旨を伝えて下さい。「MAENAM PIER」と書かれた、木製の看板が目印です。
出航時間は午後7時30分ですが、午後7時頃に乗り場に着くように計画を立てると、安心です!!
◎ 午後7時15分 乗船
午後7時を過ぎ、待ちに待った船の到着です。船に案内されるのは、大体7時15分頃。
この日はあいにく乗船時に小雨がぱらついていましたが、そこは天下のシャングリラ、大きな傘で、お客様をぬらさずにしっかりエスコートしてくれます。雨が止んで、夜景が綺麗に見えることを祈りながら、船のゲートをくぐります。
◎ 船内
船内は、さすがシャングリラの船だけあって、とても豪華でエレガント。座席数は、下階、上階、テラス席あわせて、170席。ドレスコードはありませんが、このリッチな雰囲気を楽しむためにも、あまりの軽装は避けたほうがよさそうです。
◎ ドリンクをオーダー
席に着くと、まずドリンクを注文します。ホライゾンクルーズは、ドリンク類も充実。白ワインは10種類、赤ワインは12種類、それぞれ1300バーツから2700バーツの価格帯で揃っていて、グラスワインは270バーツから飲むことができます。スパークリングワインも3種類揃っているところが、さすがシャングリラですよね。
 ◎ 午後7時30分 出航!& 豪華ブッフェ
7時30分、出航です。いつ船が動き出したのか分らないほどの、それはそれはスムーズな滑り出しでした。そしていよいよ、このクルーズのハイライトの1つ、ディナーブッフェの時間です。シャングリラホテルのレストランの味がブッフェで食べられるなんて、本当にわくわくしますよね!でも、ここではしゃいで大盛りに盛るのはタブー。料理は次から次へと足されて、無くなる心配はないので、「ワタクシおちょぼ口ですの、おほほ」と言わんばかりに、エレガントに、ちょこちょこと盛りましょう。
料理は、タイ料理と西洋料理、そして日本料理という、万人の好みを網羅する、非のうちどころのないラインナップ。ざっと見て回ると、白身魚のクリーム煮は美味しそうな匂いを放っているし、色とりどりの野菜を使ったサーモンのマリネは目に綺麗、エビのボイルは大きくしなってナビを誘惑しているし、小ぶりに上品に作られたお寿司のネタは見るからにとても新鮮です。
立体的にお皿を配置した凝ったディスプレイも、食欲と雰囲気を盛り上げてくれます。また、ブルーチーズやカマンベールチーズなど、タイではなかなか食べられないチーズの類も充実していて、チーズ好きのナビを喜ばせてくれました。
中でも感動したのはローストビーフ。ジューシーな固まりをその場で切り分けてくれるのですが、ソースがグレービーソース、マスタードなど5種類あり、付け合せのポテトも、皮付きのフレンチフライとマッシュポテトから選ぶことができるのです。
また、ズッキーニとパプリカのトマト煮や、豆腐とカシューナッツの炒め物などベジタリアンメニューもしっかりしていて、これで満足できない人はきっといないであろうと思われる品数とレベルです。
席に戻って食事開始です。ナイフとフォークを使って口に運ぶと、見た目から期待していた以上の味。エビが大好きなナビ、早速エビのボイルに手を伸ばします。う?ん!もしもその瞬間が漫画になれば、「ぷりぷり!」という効果音がエクスクラメーションマーク入りで大きく入りそうな、感動の食感。ローストビーフも、柔らかいお肉にソースが絡んで美味なことこの上なく、シャングリラの味をたっぷりと堪能するナビでした。
この船は、全くと言っていいほど振動がないので、船酔いしやすいナビでも、安心して食事や景色を楽しむことが出来ます。また、食事をしながら気づいたのですが、このクルーズでは過剰なバックミュージックがないので、会話をかき消されることもないし、ささやき声で話すことができます。いくら無難な曲といっても、やはり音楽には好き嫌いがあるし、邪魔に感じてしまうことも多いですよね。雰囲気作りの主役は、綺麗な景色と、美味しい料理、そして粋な会話である、ということを思い出させてくれる、貴重な時間と空間です。
デザートも、アプリコットパイやブルベリーチーズケーキ、フルーツタルトなどのケーキやペストリー類が7種類、メロンなどのフルーツ、お酒とも合いそうなホワイトやナッツなどの一口チョコレート、2種類のシャーベット、もち米や寒天を使った、綺麗な色のタイ伝統のお菓子などなど、とっても充実しています。
どれもこれも、タイでは普段なかなかお目にかかれない、甘さを抑えた本格派のお味。特にブルーベリーチーズケーキが、まったり濃厚なのにさっぱりとした後味で絶品でした。スイーツ大好きのナビの目は、間違いなくハート型になっていたはず。
コーヒーも、淹れっぱなしを放ってあるのではなく、その都度マシンで淹れるので、味も香りも言うことなし。
◎ 恋する夜景
食事が一段落したら、外のデッキに出て、夜景を楽しみましょう。ナビの願いが通じたのが、すっかり雨も上がり、チャオプラヤ川は、最高の夜景を見せてくれました。
ホライゾンディナークルーズは、チャオプラヤ川に沿って点在する、涅槃寺院(ワットポー)やエメラルド寺院(ワットプラケオ)や王宮、暁の寺(ワットアルン)や、ラマ8世橋を巡ります。昼間に見るタイのお寺は、キンキラキンと光っていて派手なイメージが先行しますが、夜に暗闇の中でライトアップされているお寺は何とも神秘的でムード満点。たとえて言うならば、昼間普段着でしか会ったことがなかった子が、夜のパーティでドレスアップしたら超可愛かった、というようなときめきを味わいました。夜景と夜風がちょうどよくマッチしていてとても心地よく、いくらこの場に佇んでいても飽きません。そう、どうやらナビはこのチャオプラヤ川の夜景に恋をしてしまったみたいです。
◎ ロマンチックなひととき
デッキでは、きれいな夜景をバックに飲み物を飲んだり、写真を撮ったり、情緒たっぷりで、ロマンチックここに極まり、というひとときです。あ、白人さんのカップルが抱き合ってる!「きゃ?!目のやり場に困るよ?」と顔を覆いつつ、指の隙間からしっかりと二人の仲睦まじい様子を観察していたナビ。普段なら、「公衆の面前で…」と呆れそうな場面も、こんな素敵で優雅な雰囲気の中なら、全く違和感なく受け入れられます。本当に、ロマンチックでプライベートな時間が過ごせる、これぞまさにホライゾンマジック!
◎ 午後9時30分 クルーズ終了
夢のようなクルーズで、シンデレラ気分を味わったナビ、シンデレラの時限は12時ですが、ナビの場合は9時30分にそろそろ終盤、2時間の旅の到着の地であるシャングリラホテルが見えてきました。
クルーの皆さんの、ワイ(合掌)に見送られて、船を後にします。他のお客さんの顔を見れば、皆一様に満足したとてもいい表情をしていて、あぁナビも今こんな顔をしているのかな、と嬉しくなりました。

★ おまけ ★

もう少しクルーズの余韻を楽しみたいナビは、シャングリラホテルのロビー階にある、イタリアンレストラン『アンジェリーニ』で飲み直し。天井が高く、店内のものはグラスから椅子に至るまで全て特注という、お洒落でシックなお店の雰囲気を味わいながら、自分の顔よりも大きいグラスに注がれたトロピカルカクテルを飲み、一層ご機嫌になったナビ。
ディナークルーズで得た、普段見ている景色が状況によってこんなに華麗に変身するなんて!という感動を胸に、帰途に着いたナビでした。

記事登録日:2006-07-05

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スポット登録日:2006-07-05

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女性 男性