映画「ザ・ビーチ」で有名になった、アンダマン・ブルーの美しい海に囲まれる「楽園」ピーピー島。大型フェリー船で行く1日島周遊の旅。
サワッディーカー、プーケットナビです。
珊瑚焦に囲まれ、ヤシの木が生い茂る白い砂浜、そしてエメラルドグリーンの海。6つの島で成り立つピーピー諸島周辺は、レオナルド・ディカプリオが出演して一世を風靡した映画「ザ・ビーチ」で、伝説のビーチとして登場したマヤ・ベイがある「楽園」です。2004年12月26日に起きたスマトラ島沖津波被害で当時ほぼ壊滅状態だったピーピー島。被災から4年あまり経った今、いったいピーピー島はどうなっているのでしょうか?今回ナビは、諸島の中心島、ピーピー・ドン、ピーピー・レの2島を大型フェリーに乗っていってきました。
出発はラサダ港
プーケットタウンの北東に位置するラサダ港から出発。ピーピー島行きだけでなくクラビ行きなどのフェリーが出ているラサダ港。早朝だというのにかなりの人だかりです。各地域から港までの定期バスは残念ながらありません。
出発はラサダ港
プーケットタウンの北東に位置するラサダ港から出発。ピーピー島行きだけでなくクラビ行きなどのフェリーが出
ピーピー行きのフェリーは、5, 6社あるようですが、今回は、P.P. Family Co., LTD社のパラダイス・クルーズ2000を利用。こちらの会社のピーピー島行きは、今回ナビが参加した観光付きコースもある為か一日1本、毎朝8:30発。乗船時には、チケットの代りのステッカーを目立つ部分にこんな風に張ります。ナビは、Tシャツの上から腕のあたりに貼ってみました。
所要時間は、天候、海の状態によって変わりますが、1時間30分から2時間少々。
船内
それでは、今回利用したフェリー、「パラダイス・クルーズ2000」の船内を覗いてみましょう。
席:全席自由席です。
1階:冷房が効いている席です。かなり冷えるので、羽織物を持っていくことをお勧めします。もちろん禁煙です。
2階:前半の一部が冷房席。ドアを開けると、サンデッキ・スペース。潮風が当たってきもちい~。寝そべって日焼けをしたり、胡坐をかいたりお好きなように。ただし、水しぶきがかかる事がしばしあるので要注意。
地下:こちらも冷房席。ほとんど、人がいません。後ろには、ライフジャケットが積み上げられていました。
カウンター・サービス
一階入り口近辺にあります。缶入り各種飲み物(ソフトドリンク30B、ビール 50B~)、アイスクリーム、スナック類を販売しています。
小さなカップに入れてもらうソフトドリンク(ミリンダ、7up、ペプシ)、コーヒー、紅茶、カウンターに置いてあるバナナ・ケーキは無料です。帰途には、カットされたパイナップルが置いてありますので、好きなだけ食べちゃって下さい。
砂糖の隣には、酔い止め薬も置いてあるので、酔いやすい人は、出発前に飲むことをお勧めします。酔ってから飲んでも遅いですよ。
10:00 ピーピー島到着
乗船から1時間30分ぐらい。ピーピー島が見えてきました。ゴツゴツした大きな岩肌が目立ちます。
まずは、ピーピー諸島の中心地、ピーピー・ドン島のトン・サイ湾に到着。ここで黄色いステッカーを張ったフェリー利用者のみ(片道600B、往復:1000B)、ここで下船。他社の定期船や、スピード・ボート、フイッシィング・ボートなどの様々な船が出入りしていて賑わっています。
10:20 スノーケリング・タイム
レオナルド・ディカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」で有名になったピーピー・レ島のマヤ湾に移動して、1時間ほどスノーケリングを楽しみます。残念ながらビーチには、上陸できませんが、遠めで眺めながらスノーケルを堪能。透明度はバッチリ。オヤビッチャと呼ばれる黒いタテジマの魚が沢山寄ってきます。デカプリオ様もここで魚と戯れたのでしょうか?
安全のためにライフジャケットは着用しましょう。
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魚のえさ(20B)を購入
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ものすごい勢いで食いつき
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あっという間になくなりました。
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*シーズンや天候により、スノーケリングのポイントは変わります。
11:30 ピーピー・レ島周辺をフェリーで観光。
スノーケリング終了後、ピーピー・レ島周辺を観光。英語の船内アナウンスでポイントを説明してくれていますが、サンデッキに居ると船のモーターの音と混じり合い、あまりハッキリと聞き取れませんが、みなさん、まったくお構いなしに寛いでいます。
高級食材ツバメの巣で有名なバイキングケーブの入り口を船上から眺め、
12:20 ランチタイム
ロング・ビーチにあるレストランでタイ料理メインのビュッフェ・スタイル・ランチをいただきました。人が多いのですぐになくなりそうですが、意外に、おかわりもちゃんとできました。ビュッフェでは、カップに入れる飲料水、食後のコーヒー、紅茶が用意されていますが、その他の飲み物(ソフトドリンク 30B, ビール 大瓶 100B~)は、別払いです。
■食後のフリータイム
食後はフェリーがピーピー島を出発するまで、フリータイムです。ロング・ビーチでのんびりするのも良し、レストランの目の前から出ている水上タクシー(100B)を利用してマーケットのあるトン・サイ湾に行っても良し。ただし、ロング・ビーチに残る人は、集合時間が早めの時間になります。(集合時間は船員さんに常時、確認してください。)
緑生い茂る小道
あっという間になくなりました。そのすぐ目の前には、白砂のビーチ。海を目の前にマッサージなんかしたら最高!
■トン・サイ湾周辺散策
水上タクシーに乗ってトン・サイ湾にゴー! ピーピー・アイランド・カバナ・ホテルの隣に立つ銅像。
ツアー・インフォメーション、銀行、インターネット・カフェもあります。
島民の交通手段は、自転車のようです。村の中は、ダイビング・ショップだらけです。
■ピーピー島でおやつ
アイス・キャンディ
日中の暑さは、冷たいアイス・キャンディでしのぐべし。コーラ味は売り切れていたので、スプライト味を購入。1本10B。
ドーナッツ
地元では有名なピーピー・ベーカリー。ショーウィンドウに並ぶ、手作りドーナツがおいしそうでした。
フルーツ・シェイク
目の前で作ってくれる各種シェイクも乾いた喉を潤してくれます。
スナック各種
欧米人に人気なローティ(タイ風パンケーキ)とハンバーガー、ホットドックなど売っているお店が多かったです。このお店は、春巻きなどの揚げ物も売っていました。この手の食べ物は歩きながら食べられるので島巡りには便利です。
■お土産
「みんなのピーピー島」
被災の面影は、表向きまったく見受けられなかったピーピー島。
津波で被災したタイ・ピーピー島の小・中学生が、津波をテーマに描いた絵と作文を集めた絵本「みんなのピーピー島」&チャリティー・Tシャツをお土産屋さんで発見。
津波のことなどすっかり忘れさられてしまったようにホコリが被っていました。ちょっぴりほろ苦い気分になったナビでした。
防水バック
なぜかどの店先でも目にした防水バック。どうやらピーピー島で流行っているようです。便利そうですがプーケット本土のダビング・ショップでも購入できます。
古本
ペーパーバック中心の古本屋。探せば絶対に「ザ・ビーチ」があるはず。
14:30 トン・サイ湾からプーケットへ向けて出港
「パラダイス・クルーズ2000」に乗船して帰路。暑さでノックダウン気味のナビ。船内の冷たいクーラーが心地よく感じました。
16:00 ラサダ港到着
お疲れ様でした。
いかがでしたか?移動時間が多いのが少し残念でしたが、よくばってピーピー島観光を凝縮した丸一日。ピーピー島初心者には、最適かもしれません。ナビは、今回の旅から、次回はじっくり島に上陸して、スノーケリングを堪能してみたいと思いました。以上、プーケットナビがお送りいたしました。