バンコク フォーク ミュージアム

Bangkok Folk Museumพิพิธภัณท์ชาวบางกอก

閉店・移転、情報の修正などの報告

70年前の上流階級一家の生活の場にお邪魔する感覚。元は実際の邸宅だった、小さな小さな博物館。

サワッディーカー!バンコクナビです。
今回ナビがご紹介するのは、チャオプラヤー川沿いに走るチャルンクルン通りにある小さな博物館「バンコク・フォーク・ミュージアム」。
ワラポン・スラワディー女史によって2004年10月に設立されたここは、元はといえば彼女のお母様の代からのお家。 次の世代を担う若人や、昔の暮らしに興味がある人に見てもらおうと、自身が住んでいた家をそのまま博物館にしたという、生活感がありありと残る博物館です。 
では、西暦1950年代、タイ暦でいうと2500年頃、第二次世界大戦前の前後にここに住んでいた上流階級の一家の暮らしをのぞいてみましょう。
木造2階建てのこちらが、スラワディーさん一家のお宅。 1937年ごろの暮らしぶりがそのまま保存されています。 パンヤースタイルという、切り妻屋根のタイ伝統建築。 当時の価格で2400バーツかけて建てられたということですが、いまの価値に直すと何バーツになるんでしょうか。

■ ベランダ
建物の前にあるベランダスペースには、籐編みの椅子が置かれています。
■ リビングルーム
ピアノを演奏する部屋としても使われていたリビング。 家具のいくつかには説明書きが付いていて、「ワラポンさんのお母さんは、よく子どもたちを呼んではピアノを弾いていた」なんていうエピソードを知ることができるのですが、残念ながらタイ語表記のみ。 棚の中のクリスタルボトルとワイングラスは、1897-1927年代のアンティークだそうです。 
ラジオや蓄音機、思い出の写真なども ラジオや蓄音機、思い出の写真なども ラジオや蓄音機、思い出の写真なども

ラジオや蓄音機、思い出の写真なども


■ ダイニングルーム
こちらダイニングルームは、実際にはテレビを見る部屋として使われることが多かったそうです。
■ お手洗い
当時はまだ珍しかった、汲み取り式の便器が展示されています。
■ 寝室
2階はベッドルームがいくつかあります。 アールデコデザインの家具が上流の雰囲気。 ドレッサーや顔を洗うボウル、身支度棚があります。
ミシン

ミシン

金庫

金庫

仏教国らしく、
棚の上には仏様が祭られています。

仏教国らしく、 棚の上には仏様が祭られています。

■ 別棟
同じ敷地内にある2棟目は、フランクスクリスティアンさんのお宅。 リビングは吹き抜けで広々としています。 佇んでいると昔の風を感じます。
ダイニングには、こまごまとしたものが置かれています。 棚の上にある丸い容器はお弁当箱、今でも使わています。
注目なのが台所。調理器具など、いろいろ面白いものがありました。 ポムチューロット(化学調味料)が入ってくるまえのタイ料理は、どんな味だったのでしょうか。
おもちゃ

おもちゃ

昔のお金

昔のお金

いかがでしたか?
昔のちょっとハイソサエティな一家の生活をそのまま感じられるミュージアム。 入場料無料なので、チャルンクルン通り界隈に滞在したら、ちょっとのぞいてみるのもよいかもしれません。 開館時間は10時から夕方4時、月曜日と火曜日はお休みなので注意してくださいね。
バンコクナビがお送りしました。

記事登録日:2008-03-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-03-12

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