印刷技術訓練所を改装して作られた博物館。主に地域の歴史などについて展示。スクリーンの中に入り込めたり、さまざまな楽しい仕掛けが用意されている。
サワディーカップ、バンコクナビです。
2014年8月1日にバンコクのプラナコン区にオープンした「バンラムプー博物館」。印刷技術訓練所を改装して作られており、主に地域の歴史などについても展示。館内にはさまざまな仕掛けもあり、エンターテイメント感覚で楽しむことができます。
<アクセス>
「バンラムプー博物館」はチャオプラヤー川沿いのサンティチャイ・プラカン公園のすぐ近く。BTSやMRTの駅からは遠く離れているのでタクシーで行くしかありません。カオサン通りからなら歩ける距離です。
1階は主にシリキット女王とレンガについて
入場料は100バーツです。建物は白くきれいな外観で、1階では主にシリキット女王やレンガの歴史などについて展示しています。
レンガは昔のタイでは非常に重要な建築材料だったようです。その歴史や作り方などについてタイ語と英語で説明を記載しています。
2階はガイドさんが案内してくれます
2階はタイ語と英語の話すガイドさんが案内してくれます。ナビはタイ人の女子高生グループに混じって案内してもらえることになりました。
まず通されるのは試写室。これでバンコクの歴史について学べる……はずだったのですが、上映開始3分ほどで映写機にトラブルが生じて上映終了。だ、大丈夫なのか、ここ……とちょっと不安を感じてしまったナビですが、この「バンラムプー博物館」が面白くなるのはここからだったのです。
次に通される部屋では、タイバーツ硬貨の製造法やその役割について展示しています。なぜかUFOキャッチャーや格闘ゲーム機なんかも置いてあります。タイバーツ硬貨はこういうものにも使えますよ、ということなんだと思いますが。
ここではバンコク中心部のジオラマや測量技術などについて展示。
外の連絡通路から次の館へと移ります。すぐ目の前にはバンラムプー運河が流れています。
次の館で最初に通されるのはタイの一般家庭のリビングのような部屋……なのですが、その壁をスクリーンにしてバンコクの街並みなどの映像が映し出されます。それが終わると、その壁がクルリと回転して次の部屋に通れるようになります。この仕掛けが実にかっこいい! 忍者屋敷みたい! なんて、軽くテンションの上がってしまったナビでした。
壁を抜けた次の部屋にもスクリーンがあり、ノスタルジックな影絵の映像が上映されます。
ここではバンコクの昔の風景を再現。路面電車、映画館……などがあります。路面電車は記念撮影スポットになっているようで、女子高生グループはキャーキャー言いながら写真を撮り合っていました。
小さい女の子の先客が壁の穴をずーっと覗き込んでいるなーと思ったら人形でした。壁の穴は他にもあり、覗き込むとテレビのような映像を見ることができます。
映画館の中では実際にスクリーン上映がされています。ダンスをして賑わう人たちの姿が映し出されているのですが、よく見ると、そこにはナビの姿も。スクリーンに自分が入り込める演出になっているのです。
これはスクリーンに映し出された自分の姿がタイの民族衣装に着せ替えられるというもの。体を横に向けると、ちゃんとそれに合わせて民族衣装も横に向きます。
バックパッカーの溜まり場として知られるカオサン通りにはじめてできたゲストハウスを再現。喫茶店も併設されています。
ここでは革靴、香水、金箔……などタイで昔から製造されている製品を展示。
暗い部屋の中央に木があり、その周辺にポツポツと輝く小さな光。蛍の光を演出しています。木の上のほうからは一筋の光が差しており、そこに紙をかざすと文字が現れます。
最後の部屋には仏像が置かれています
いかがでしたか? 「バンラムプー博物館」のすぐ近くのプラアティット通りにはおしゃれなカフェが多数並んでいますので、こちらも併せておすすめです。以上、バンコクナビでした。