ワットアルン

Wat Arunวัดอรุณราชวราราม

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三島由紀夫の小説の舞台にもなった、バンコクの有名なチャオプラヤー川の向こう岸にある黄金に輝く“暁の寺”。

サワッディーカー、バンコクナビです!仏教国タイランド!”バンコク旅行の代名詞といえば「お寺巡り」といっても良いほど、観光のメインです。バンコクにはたくさんの寺院が点在していますが、やはりビック3ともとれるワットプラケオ、ワットポー、そして今回ご紹介します『ワットアルン』はぜひ訪れていただきたい寺院です。『ワットアルン』は黄金に輝くタイ仏教寺院とは一味違った、ヒンドゥー教色の強いお寺fであり、三島由紀夫の小説の舞台にもなった“暁の寺”です。それではさっそくみていきましょう!!

ワットアルンへは“3バーツ”の渡し舟で!

チャオプラヤー川の向こう岸に位置するワットアルンへは、「ターティアン船着場」から渡し舟に乗るのが便利です。ターティアン船着場からワットアルン船着場までの運賃はたった3バーツで、乗り場前に座っているスタッフさんに3バーツを渡して次の渡し舟が来るのを待ちます。渡し舟に乗船後、あっとアルン船着場までは約5分の道のりですが、短時間であってもチャオプラヤー川とワットアルンを全体的に見渡せるので絶好の写真撮影ポイントでもあります。

ワットアルンの入場料は50バーツです

ワットアルンの仏塔がある敷地に入る前の入口にチケットを購入する窓口があります。チケットは「50バーツ」です。入場料を払ってチケットを購入し中へ入ります。ワットアルンへ入場する際の服装チェックは、タンクトップやショートパンツなどの露出度の高い服装は控えた方が良いでしょう。

ワットアルンの“歴史”

「ワットアルン」の『ワット』はタイ語でいう“お寺”、『アルン』は“暁”を表します。ワットアルンの歴史を辿っていくと、時はいにしえ、アユタヤ王朝までさかのぼり、その頃はワット・マコークというごく普通のお寺でした。しかし、タクシン将軍がトンブリー王朝を開いた際に、ここを王室寺院とし、名前も『ワット・チェーン』と改めました。ちなみに『チェーン』とはタイ語で“夜明け”の意味。このお寺はタイ人にとってやはり夜明けやあけぼののイメージなんですね。戦の才能に秀でていたタクシン王。現在ではエメラルド寺院に安置されているエメラルド仏をラオス侵略時にタイに持ち帰り、この寺に安置したのも、何を隠そうこのタクシン王。『ワットアルン』という現在の名称になったのは、トンブリー王朝が滅びた後、ラーマ4世時代のことです。

仏塔

ワットアルンといえば、この高くそびえる色とりどりの、5基の仏塔です。大仏塔の高さは75メートル、台座の周りは234メートルもあります。他のタイ仏教寺院とは趣を異にしたつくりですが、それもそのはず、これは、ヒンドゥー教の聖地カイサーラ山をイメージして造られたもの。三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台にもなりました。実際に仏塔の上に登ってみることもでき、上からはチャオプラヤー川をはじめ辺りを見渡すことのできる最高のビュースポットです。仏塔の階段はとても急なのでなるべく動きやすい服装で必ず手すりに掴まりながら上り下りをするようにしてください。

大仏塔の周りにある4基の小塔も、大仏塔のミニチュア、同じ造りです。色とりどりの飾りの正体は、砕いて嵌め込まれた陶器です。全体的に圧倒されるワットアルンではありますが、仏塔を近距離で観察してみると、本当に細かな飾りが施されていることに気付かされます。

塔を囲む石像は、ガルーダ、悪魔、猿など、『ラーマキエン物語』に登場するものたちのオンパレード。

本堂

仏塔の向かって左には、巨大な2体の鬼(タイ語で“ヤック”)の門番に両脇をがっちりと守られた、本堂の入り口があります。この鬼はタイの古典『ラーマキエン物語』に登場する鬼で、像の高さは2メートル。下から見上げると迫力があります。

中には、120体の仏像がずらりと並んだ回廊があり、本尊には、ラーマ2世の遺骨が納められているのだとか。

素晴らしい仏塔ときれいな景色の「ワットアルン」

売店

「ワットアルン」は“暁の寺”ごとく、太陽の日差しが直接肌を刺激するため大量の汗をかきます。途中に休憩を挟むなどして日陰で休んでいくのが良さそうです。また、水分補給も忘れずに行うために、近くの売店やお土産屋さんに寄ってみることをおすすめします。タイ土産をはじめ、飲み物や軽食などもあるので旅の疲れにはぴったりっです。

記念撮影

お寺の周辺には、何軒かの即席貸衣装屋さんがあって、着ている服の上からタイ衣装やアクセサリーをつけ、写真を撮ってもらえます。

注意事項

入り口付近には、顔をはめこんで記念撮影をするタ書き割りがありますが、これを無料だと思い利用すると、どこからともなく人が現れ、撮影料40バーツを要求されてしまいます。よくよく見ると、下の方に小さく40バーツの文字が。デジタルカメラで撮影した場合は、写真を消去すれば見逃してもらえる場合もありますが、利用しないのが賢明。

いかがでしたか?チャオプラヤー川を渡し舟に乗って訪れる「ワットアルン」は遠くからみても実際に目の前でみても迫力と美しさが素晴らしいお寺です。バンコク旅行では間違いなく訪れたい観光スポットです。ぜひぜひ訪れください。以上、バンコクナビでした!

記事更新日:2013-05-27

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スポット登録日:2006-12-04

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女性 男性

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