マイナーだけど行き易い、アクセス便利な宮殿。宮殿内に飾られた王室コレクションをご堪能あれ。
サワディーカップ バンコクナビです。ここバンコクには星の数ほど(ちょっと大げさ?)名所旧跡がありますが、その中でもキャベツ畑っていう名前のちょっとマイナーな名所、スワンパッカード宮殿をご紹介します。えっ なんでキャベツ畑かって? それはこの宮殿のある場所が以前はキャベツ畑だったからです。(そのままっ!)
タイの王様はラマ1世から現在の9世まで9人いらっしゃいますが、その中でも一番タイ国民から尊敬されているのがラマ5世、その方のお孫さんにあたるチュンボット王子がチェンマイの裕福な一族の住居を解体、移築し、宮殿として使用、王子の没後、博物館として公開しました。もともと美術品の収集家であった王子夫妻のコレクションを展示する一方、その入場料は若い芸術家のための奨学金として使われています。それでは行ってみましょう!
◆ HOUSE 1
それぞれの建物はHOUSEと呼ばれています。ではHOUSE 1から入ります。ここにはたくさんの楽器類が陳列してあります。タイ語ではコーン、英語表記ではGong つまり鐘ですね。
◇ タボーンという太鼓です。
|
|
◇ こちらは日本の太鼓でした。
|
◇ スワンカロ焼きという焼き物です。ガラスケースの上には失敗作(?)も展示、さらにその上、釈迦の一生が描かれていました。
◆ HOUSE 2
全ての建物は回廊で繋がっています。ここにはチュンボット王子ご夫妻のコレクションが多数展示してあります。
◆ HOUSE 3
ここには王子が生活で使用されていた品物が展示されていました・王子様が座るところ、王座です。
居間だったのでしょうか、椅子、食器類がたくさんあります。
◆ HOUSE 4
客間ですね。接待用のベンジャロン焼きの陶器類が並べてあります。
王子が外国からの土産でもらったガラス食器や王家の紋章入りのコーヒーカップなどです。こんなカップでお茶を飲んだらどんな味がするんでしょう?
◆ HOUSE 5
HOUSE 5にはバーチエン遺跡からの出土品が展示されています。
◆ HOUSE 6
タイ舞踊で演じられるラーマヤナー物語で登場する人物たちのお面や人形が展示されています。生き生きとした表情ですね。
ラッカーパビリオン(Lacquer Pavillion)
スワンパッカード宮殿で最も美しいと云われるのが、このラッカーパビリオンです。築450年、アユタヤとバンパインの間にあったものを移築したもので17世紀、タイがまだシャムだった頃の文化を伝える貴重な建造物です。内部には仏陀の一生やラーマキエン物語にまつわる美しい壁画が展示されています。
新館(バーチエン遺跡出土品館)
バーチエン遺跡とは1968年、アメリカ人によって発見されたウドンタニ県の遺跡です。タイ東北部の歴史にとって、大変重要なものと言われています。
いかがでしたか?スワンパッカード宮殿。宮殿というよりは伝統的なタイ木造家屋という雰囲気の博物館です。BTSのパヤタイ駅から徒歩約10分、芸術に興味のある方、是非一度訪ねてみてくださいね。バンコクナビでした。
行き方
BTSパヤタイ駅から徒歩。スィーアユタヤー通り、サイアムシティホテルの斜め前。