タイの記念切手がいっぱい!世界中の切手も収納。そんな博物館とあわせて古切手市もご紹介
サワディーカーバンコクナビです。“メールもいいけどお手紙もね”季節のご挨拶に葉書なぞしたためたりしているナビです。タイの記念切手はきれいで時にユニーク。郵便局で売切でもここなら見つかるかも。世界中の切手を見るもよし。そんなサムセンナイ切手博物館と、土日のみ開催の古切手市は同じビルの2階と1階です!
博物館はBTSサパーンクワイ駅そば
サムセンナイ切手博物館は、BTSサパーンクワイ駅そば。1番出口を出て階段を降りるとすぐサパーンクワイ郵便局が左手に見えます。郵便局の建物のわきから奥にはいります。目の前のビルの2階が博物館です。
展示室・図書室・販売カウンター
入口
ビルの2階にあがると、入口が見えてきます。こじんまりした館内は、展示室と図書室、販売カウンターからなっています。はいって正面が展示室、右手に販売カウンター、その奥が図書室です。
展示室
ここではタイの切手(郵便)の歴史、切手の原画や貼絵、また世界各国の切手を見ることができます。はいって正面はトピックスコーナー。今はいろんな国のパンダの切手が紹介されています。左手は、これから出るあるいは出たばかりの切手紹介コーナー。その奥に、切手の歴史や原画など。また世界中の切手がファイル収納されています。
〈シリントン王女様のコーナー〉
シリントン王女は大の切手収集家。ラマ五世のお声がかりでスタートしたタイの郵便事業ですので、代々受け継がれてきたものもあるのでしょう。またシリントン王女は海外にお出かけの際、ご自分あてに手紙を投函されるそうです。(いいアイディアですね!)
〈昔の様子〉
タイで最初に発行された切手はラマ五世像で表記はタイ文字のみ。国内だけの使用だったそうです。その頃の様子がこの写真です。左下の男性が郵便配達人。手渡ししています。時の流れが今と違いますね
〈切手の原画や古切手利用の貼絵〉
“左下の風景はどこのものでしょう?”こたえは……“メーホンソン”。この切手、今の今までロッブリーのひまわり畑だと思っていたナビです。メーホンソンで、しかも咲いているのは山だし、さらにひまわりでもなかった(!)右の写真は貼絵です。古切手の貼絵コンテストが毎年あるそうで、その優秀作品が飾られています。
〈切手収納ファイル〉
膨大な量の外国の切手(タイ含)は、このように収納されています。ファイルの下の引出を引くと、国名やファイル番号が書いてあります。たとえば上から5番目のMonacoの切手を見たいなら、395と396のファイルですね。ファイルを軽く押して引っ張ると……はい、モナコの切手が出てきます。
図書室
タイを初め世界各国の切手や郵便に関する冊子を自由に読むことができます。また切手の原板の展示などもあります。静かで落ち着きます……そんな雰囲気ですので、学生グループが会議や打ち合わせに使うこともあるそうです。もし利用を考えられるようでしたら、問い合わせしてみてください。
販売カウンター
ここで記念切手が買えます。また、フリーペーパーもあります。発売予定の切手を紹介しています。年に4回発行されます。切手付き封筒などもあり。
豪華本も。1000バーツですが、美しい!
その年発行された切手をすべて収納……なるほど。開くと、右に写真と切手、左にタイ語と英語で解説。美しい本です。気合はいってます。
ユニークな切手
ここまでするか!? タイのユニークな切手を4点ご紹介しましょう。
〈とにかく長い〉
約12センチ。なにもここまで長くしなくても。どう貼ったらいいのと悩むところ。迫力で他を圧倒しています
〈香り付き〉
毎年バレンタインデーに発行されるバラの切手は香り付き。発売早々売り切れる人気もの。
〈砂付き〉
絵柄の岩の部分がザラザラしています。しっかり砂付き。届いた先まで砂はもつのか?
〈3D?〉
切手を持って動かすと絵が動きます。う、うまく撮れない(写真は紹介冊子より)。厚いです…実用性は?
“土日のみ開催の古切手市”はこのビル1階 9時から5時まで
いつもはガランとしたこのビルの1階。実は土日のみ古切手市場が開かれているのです。ウィークエンドマーケットの古切手売場といったところ。10人くらいの人が各自のブースで販売しています。タイや諸外国の、未使用・使用済の切手をとりまぜて扱っています。みなさん趣味が昂じてという方が多いようです。ナビの見た範囲ですが、価値をねらっての高額売買というのではなさそうです。好きな人が楽しむ趣味の会の雰囲気です。
ナビ 「何年このお仕事をやっていらっしゃるんですか?」
売男性A「もう40年になるかなぁ」
ナビ 「うわぁ40年も。個人的に収集が好きだったの?」
販売男性A「大好きでね、集めているうちにこうして売るようにもなったんだ」
日本の切手もありました。
ナビ 「私が日本の切手を持ってきたら買ってくださるんですか?」
販売男性A「買いますよ」
買取もしているようです。
セット販売が多いようですが、外国の使用済み切手1枚1バーツというのもあり。
こちらは09年5月発行のバービー切手シート(未使用)。
このように、ブースによっては現在出回り中の記念切手も売っています。郵便局や博物館で売切でも、ここにあるかも。また、ナビの一番の驚きは、投稿ハガキや個人の手紙が切手付きのままで売られていたこと!くったくないというかなんというか。
フロアの隅になぜか卓球台があり、ゲームで汗を流す人もいたりします。あるブースの男性いわく「あの人たちは買いに来てるわけじゃないんだよ、ハハハ」。と、どこまでもおおらかな雰囲気の古切手市でした。
サムセンナイ切手博物館、ならびに古切手市、いかがでしたか。
ちなみにバービー切手を売っていたブースに、先にご紹介した3D切手もあったので聞いてみました。値段は郵便局と同じです。
ナビ 「これ厚みがあるでしょ、紙じゃないみたいだし。貼れるかな?」
販売男性B「貼れるよー。」
ナビ 「ちゃんと送れるかなぁ」
販売男性B「ボク、友達に出したよ」
もう使ってみたのか。この人も大の切手好きみたいです。
ナビ 「それで?届いた?」
販売男性B「もちろん届いたよー」
おお、実用性もOKのようです。ホッ。
以上、バンコクナビがお伝えしました。