ホアヒンのバーン バヤン ビーチ ホテルはホアヒン マーケット ビレッジ、ホアヒン ビーチから 500 m 圏内です。 この4 つ星のリゾートの 5 km 圏内には、サンパウロ ホアヒン病院、ポーン キングピッチ像などがあります。
サワディカップ バンコクナビfromフアヒンです。バンコクから車で約2時間、東のパタヤに西のフアヒン、どちらの方向へ走っても僅かな時間で海辺のリゾートへ移動できるのがタイの良いところです。今回はその中でもタイ王室の保養地として、バンコク在住の方にも人気の高いフアヒンから本当にタイの王様であられたラマ6世が避暑のためのビーチハウスとしてご利用になられた家を改築、またそのコンセプトを活かして建設されたプチホテルのバーン・バヤン リゾート(Baan Bayan Resort)を御紹介します。
名前が現す『家』のイメージ
通りからホテルは見えません
タイ語で「バーン(Baan)」とは『家』を現します。大道りから駐車場までのアプローチを入り、更に奥へ進むとこじんまりしたフロントがあり、プライバシーは完全に保たれます。通りを走る車の音も途絶え、ホテル敷地内に騒音はありません。「ラマ6世はこんな静かな場所でゆったりした休日を過ごされたんだろう」などと当時のことをイメージしてしまう雰囲気を充分今も保っています。
車寄せ バスは入れません
|
|
こじんまりした@ホームな雰囲気のフロント
|
タイプは2種類
バーン・バヤンには冒頭で述べた、ラマ6世がビーチハウスとして過ごした家を改築、ホテルとして利用できるお部屋と、その後鉄筋を用い「家」のコンセプトを取り入れたホテル棟の2タイプの部屋が用意されています。まずはホテル棟のコートヤードルームを御覧頂きます。コートヤードルームは広さが55sqm、とても広いお部屋です。床はフローリングで大きなバルコニーを持ち(1階のお部屋のみ)キングサイズのベッドとなっています。注目すべきはベッド裏手にあるクローゼット部分で、収納部分が大きく、冷蔵庫、セーフティなどが一体となっているため、荷物を全てこの部分に収納できます。このため、広いお部屋を更に広く使うことができます。室内は土足厳禁ですので埃も気にならず正に『家』として寛いでもらえるよう細かい配慮がなされたお部屋です。正確にはこのホテル棟がバーン・バヤン リゾートと呼ばれます。
自宅のバスルーム
バスルームはドアでなく、観音開きのとびらで仕切られています。洗面台とトイレが手前、奥にバスタブがある設計で、バスタブ脇の床が一段低くなっていることにより、溢れたお湯が洗面スペースを濡らさないように造られています。やはり「家」のコンセプトなんですね。
木漏れ日のバルコニー
窓を開けるとバルコニーに出られます。木が多いため、午後は柔らかい木漏れ日がバルコニーに射し、読書などには最適でしょう。静かな、ゆったりとした休日を過ごしたい方には是非泊まって頂きたいホテルです。その際は1階のお部屋をリクエストしてください。
ラマ6世のビーチハウス
次にご覧頂くのはラマ6世が実際に住まわれたビーチハウスをそのままホテルにしたお部屋です。お部屋というより本来は1軒の「家」ですので、こちらが「バーン・バヤン」となります。2階建てで1階は宿泊者の朝食会場、2階がお部屋となります。2階には2人部屋のIRADA、3人用のBANIKA、2ベッドルームのTARABANと合計3部屋があり、それぞれの部屋を借りることもできますし、3部屋全て、すなわち一軒全てを借り切ることも可能です。吹き抜けのバルコニーは共有スペースで、旅先で知り合った人と海を見ながら語り合うなんて素敵な体験ができそうです。
階段を上が部屋になっています
|
|
2階のオープンリビングは3部屋共有
|
とっても広いリビングです
|
|
バルコニーからの眺め
|
IRADAルーム
2名様用IRADAルームです。外観は木製の古い家ですが、備品類はDVDプレイヤーなど現代のものが取り揃えられています。勿論エアコンもあって暑い時でも快適に過ごせるのですが、2階にあるため全室バスタブは無く、シャワーのみとなります。ベッドはダブルベッドになります。
ドアの開いているところがIRADAです
|
|
ダブルベッド
|
備品類
クローゼット内にセーフティ、バスローブが入れられ、冷蔵庫、ドライヤーなども完備しています。この辺はやはりホテルとして機能するよう、しっかりしていますね。
クローゼット内
|
|
湯沸しポットとお茶セット、反対側には飲料水とコップ
|
冷蔵庫内
|
|
DVDプレーヤー
|
BANIKAルームダブルベッド1台にシングルベッド1台の3名が泊まれるお部屋です。仲良しグループ3人組や小さいお子様が1名または2名のご家族向きのお部屋です。
TARABANルーム
2ベッドルームで、1部屋がダブルベッド、もう1部屋がツインベッドになっています。
ご家族でこんな部屋に泊まる経験、中々できるものではありません。
洗面のスペースも充分
プールとレストラン
手前が子供用、奥が大人用プール
プールは海に面していて、プールサイドにはレストランがあります。プール横の階段を降りれば白砂のプライベートビーチ、その先は海原が広がっています。ホテル敷地内は完全なプライベートエリアになっていますので、夜の海を見にくるのも安全で、海風に吹かれながらの夕食はリゾート気分を盛り上げてくれることでしょう。
プール横の階段を降りると砂浜と大海原
|
|
夜のプールサイドから見える漁火
|
バーン・バヤンで驚かされるのは、建物や立地などのハードの部分ではなく、むしろソフトにあると思います。第一にお部屋の中の清掃の行き届いていること。普通のホテルは裸足で歩けば足の裏に埃が沢山つき、これがビーチホテルとなれば砂っぽい感じがするものですが、ここではどの部屋も全くそれを感じませんでした。余程清掃が行き届いていなければできるものではありません。次に感じるのがその「静かさ」です。朝となく、夜となく外部の「音」というものが全く気になりませんでした。部屋数が多くないため団体客が泊まることもなく、常識ある大人が泊まるホテル、という印象を受けました。
お子様がいらっしゃる場合は、騒ぐ場所は海とプール、お部屋では静かに過ごすという情操教育にも良いかもしれません。5★のホテルなら快適で当たり前ですが、ここバーン・バヤンでは違う意味の★を5つ感じました。