パタヤの中心部に位置するバラクーダ パタヤ - M ギャラリーは、パタヤ ビーチから徒歩 3 分、セントラル フェスティバル パタヤビーチから徒歩 8 分です。 この 4.5 つ星のホテルは、ウォーキング ストリートまで 2.9 km、ターミナル 21 パッタヤーまで 3.3 km の場所にあります。
サワッディーカー、バンコクナビです。
デュシット D2バラクーダ・パタヤは、ドゥシットグループが次世代に向けてスタイリッシュさと快適さの融合を提唱するホテル。バラクーダとはカマスのこと。水中を自由に泳ぎ回る魚のしなやかさを自らのサービスになぞらえて、生き生きとした時間を過ごせる場を作りたいという思いが込められています。スペルも本来のbarracuda ではなくbaraqudaとアレンジをきかせています。2008年末のオープン以来、個性的な内装が人々の話題をさらっているホテルだけに期待もひとしおです。
やってきたのは中央パタヤの2ndロード。オレンジ色の看板を見落とせば通り過ぎてしまいそうなシンプルな外観は、白一色。ガラスの扉を押して中に入ると、意外なほど高い天井のロビーにつながっています。
海と空のロビー
白・ベージュ・ブルーの柔らかい色調を、フローリングのブラウンがきりりと引き締めた配色のロビー。天井から吊り下げられた銀色の丸いオブジェは波間に漂う泡のようであり、ゆったりと大きな流線形のソファは青空に浮かぶ雲のようでもあります。海の蒼、空の青、波の銀、雲の白……。そんな風にぼーっとイメージを膨らませることができるのも、海ですよ~! 的な押し付けがましさがないから。到着して1番はじめのアクティビティは、そんな上質の解放感の中でウェルカムドリンクをいただくこと。お客さんの立場に立って「desire drink(ご所望のお飲み物)」と呼ばれるデュシット D2のウェルカムドリンクは、フルーツジュース・オリジナルコーヒー・ポットでサーブされるロンネフェルトブランドのお茶・カクテル・グラスワイン・スパークリングワインのアレンジなどなど全38種類。どんな要求にもお応えしますよという幅広いラインナップのメニューの上で、心躍らせ目を泳がせながらうれしく迷うのは必須です。
小粋なスタッフ
淡いブルーと白を基調に、オレンジのロゴがアクセントになったユニフォームは、スタイリッシュなタイの服飾ブランド「greyhound」が手掛けたもの。足元はスニーカー姿で目にも軽やか。レセプショニスト・ウェイター・スパセラピストからメイドさんに至るまで、持ち場によって微妙に違うデザインはどれも見るからに動きやすそうで、機能性もしっかりと兼ね備えています。スタッフの対応も、あくまでフレンドリーに、されどもてなす側としての分はきちんとわきまえているという粋なもので、明るい笑顔で遠慮や気後れを吹き飛ばしてくれます。
デラックス room no.5000
ではお部屋にご案内いたしましょう。プールを見下ろす形で並ぶ客室は全72室。うち60部屋、つまりは80パーセント強がこのデラックスタイプです。広さは37平米。フローリングに白とベージュと水色でまとめられた室内は爽やかな印象。アンシンメトリーな曲線を描くどこか近未来的なベッドは技ありのデザインで、マットレスの反対側がデスクになっています。4つの枕に加えて足置きがついているのにちいさく感動。そうそう、これがあるのとないのとでは翌朝の足の疲れの取れ方が段違いなんです。壁に埋め込むように取り付けられたLCDテレビは手前にひっぱり出して角度を調節できるので、ベッドに好きな体勢で寝転びながら、デスクで作業をしながら、部屋のどこからでも見ることができます。バスルーム以外の照明スイッチはベッドサイドに付いているので、電気を消すためにいちいちベッドから立ち上がる必要なし。ダブルベッドは抵抗があるという人のために、デラックスタイプのうち10部屋はツインルームになっています(ツインがあるのはデラックスタイプのみ)。各部屋には、眼下にプールが見えるこぢんまりとしたバルコニーがついています。
D2のスタイリッシュさと遊び心が本領発揮されているのがバスルーム。なんと、透明なガラス張りで部屋の中からはっきりくっきり見えるんです。これが噂の“セクシーバス”。全室このタイプですが、もちろんカーテンを引いて中を見えなくすることも可能です。でも部屋と浴室を仕切っているガラスにドアはなく、常に一部が開いている状態なので、ある程度のドキドキ感は必須となっています。そしてナビが「これはイイ!」と大絶賛したのが、便座が木製になっているトイレ。実際に座ってみるとプラスチックとの差は歴然で、さらりとした木の感触は癖になりそうなほど落ち着きます。水回りはすべてサニタリーメーカー「nahm(ナーム)」のものを採用しているとのこと。シャワーヘッドや蛇口の角ばったステンレスのクールさと木の温かみとが面白いコントラストを成していて、スタイリッシュな中にもどこかほっとするポイントがあるという、長くいても飽きることにない空間に仕上げられています。
スタジオスイート room no.5001
75平米をベッドルームとリビングルームに仕切ったタイプがこちら。全8部屋です。ナビがまず目を留めたのは、カウンターの上に置かれたラバッツァのエスプレッソマシーン。1杯分のエスプレッソが用の豆が密封保存されているカプセルをセットするタイプで、日本でも流行中ですね。イリー・キンボ・セガフレードと並ぶ4大イタリアンコーヒーブランドのエスプレッソがお部屋でいただける(無料)とは、タイでもぐんと増えたコーヒー通をうならせる配慮。スタジオスイート以上に宿泊すると、ディープバーでドリンク1杯無料・国内線通話無料・スパークリングワイン1ボトルサービス・スパでのトリートメント1時間無料・ランドリーとスパアラカルトメニューとレストランでの食事が20パーセント割引きという特典があります(※内容は変更する可能性があります)。広さはデラックスタイプの約2倍ということですが、それ以上に広く感じます。特別な日の宿泊なら、ちょっと奮発してこのタイプのお部屋にしたいと思いました。
スイートルームは、バスルームの設備とともにセクシー度もアップ! ジャグジー付のバスタブがどーんと鎮座ましますのは、ベッドルームの脇のフローリングの上。1度見たら忘れられそうもないインパクトのある配置です。シャワールームにあしらわれた、人魚の鱗を思わせるエメラルドグリーンに輝くタイルがかわいい。洗面台も大きめのものが2つ並んでいるので、身支度がパートナーと同時にゆっくりとできます。よくよく見ていると、見た目の大胆さ以上に、使い勝手の良さに気を配った設計であることに気付きます。
D’スイート room no.5012
80平米が2階建てのメゾネットタイプになったD’スイートは全4部屋。D2で海が見える客室は、このタイプのうちの2部屋。どうしても海が見たいという方はリクエストしてください。1階がリビング、2階がベッドルームとバスルームになっています。こちらも、バスタブがベッドサイドに置かれている造り。スタジオスイートを、間取りをそのままに2層にしたといった趣です。
アメニティ
アメニティグッズもおしゃれなデザインのものが揃っています。DVDプレーヤーは標準装備、iPod-dock(接続コネクタ)もオンリクエストでレンタル可能です。D2の内線はコールの仕方がいたってシンプル。真ん中の「desires(要求)」と書かれたボタンをぽんと押すだけなんです。「レセプションは何番」「ランドリーは何番」とお客さんの頭を悩ませることをしません。そして毎日のベッドメイキングの後には、ソープやクッキーやマスコットなど、小さなサプライズプレゼントがあるのがうれしい。冷蔵庫の中にはアサヒビール、スナックコーナーには味付けのりも常備されています。
スイミングプール 24時間
レセプションを抜けた先、中庭の主役であるプールは24時間オープン。夜にはライトアップの色が順番に変わって幻想的です。プールサイドバーは10時から19時。
「d’ジム」 プールに面した24時間オープンのジム。ランニングマシーンは2台。インストラクターはいませんがヨガマットも常備。
「クラブラウンジ」 インターネットが1時間300バーツ、2時間500バーツで利用できます(コーヒーか紅茶付き)。オープンは6時から0時。
「バラクーダーショップ」 D2のオリジナルグッズが買えるスーベニアショップ。Tシャツ350バーツ~、ポロシャツ450バーツ~。
s.e.a. 6:00-23:00
プールサイドのメインダイニング&バー。店名「
s.e.a.(エス・イー・エー)」(※2009年1月に紹介)は、“海”と“東南アジア”のダブルミーニング。パタヤ近郊で水揚げされた海産物や、地元で生産された野菜など新鮮さにこだわった素材をアジアンテイストでいただけます。D2名物、シャンパン飲み放題の“バブルブレックファスト”は6時から11時。金色に輝くお酒を流し込んでふわりと酔った頭で1日を始めるなんて、リゾートだからこそ許される贅沢の極みですね。サンデーブランチは11時半から14時半。
サンセットラウンジ 17:00-2:00
6階のルーフトップにあるサンセットラウンジからは、名前の通りパタヤの海に沈む夕日をめでることができます。定番に加えて、シグネチャーカクテルの種類も豊富です。面白いところでは、ウォッカとライトラムをベースにバジル・レモングラス・ペッパーでスパイシーに仕上げた「トムヤムD2(220バーツ++)」。トムヤムスープのカクテル版ということですが、口に含むとハーブの香りが鼻に抜けて、後口はすっきり。とてもバランスよくまとまっています。甘めのカクテルが苦手な方はぜひ。テキーラベースの「d2 eriko go to mexico(200バーツ++)」は、味見をしたホテルスタッフが上げた「メキシコにいる気分!」という声が由来になったというキュートなストーリーを持つ1杯。
ディープバー 火-土17:00-2:00
4階にあるこちらは、水中をイメージしたチルアウト系のバー。スパークリングワインのアレンジ350バーツ、カクテル220バーツなど、メニューに表示されているドリンク料金には税サがかかりません。白とブルーのグラデーションで海中に深く潜った気分にさせてくれる雰囲気も手伝って、ついつい飲みすぎてしまいそうですね。ロビーを通らずとも、外のエレベータから直接来店できる、入りやすいバーです。
周辺情報
ホテルを出てすぐ右隣は複合ショッピング施設「The avenue」、もう少し先にはセントラルパタヤ、バーがひしめくウォーキングストリートも徒歩圏内と、ショッピングやナイトライフに便利な立地です。ラン島散策やゴルフのアレンジもしてもらえるので、アクティブ派はスタッフまで気軽に声をかけてみてください。
“セクシーバス”だ“バブルブレックファスト”だという派手な謳い文句につられて、1泊すれば十分堪能できるハイテンションな雰囲気のホテルを想像していましたが、実際に中を見て回って受けた印象は「ここに連泊したいな」というもの。気持ちよく、かつ適度にスパイシーな時を過ごせるデュシット D2バラクーダ・パタヤ、特別な人と泊まりたいホテルです。以上、バンコクナビがお伝えしました。