ホースシュー ポイント リゾートはパタヤ エレファント ビレッジの近隣に位置しています。 他の地域内の見所にはThe Million Years Stone Park and Pattaya Crocodile Farm、アンダーウォーター ワールド パタヤ もあります。リゾートの特徴
ホースシュー ポイント リゾートのレストランは、朝食、ランチ、ディナータイムに営業しています。プールサイドバーで飲み物を楽しめます。ルームサービスの対応時間は限られています。無料の朝食を毎日お楽しみいただけます。
パタヤと言えばベトナム戦争以降に米軍の駐屯地として発展したビーチリゾートというイメージが先行します。ですが、ビーチから回れ右して内陸に目を向けると、実は手付かずの自然が多く残る緑豊かななだらかな平地が広がります。
そのためパタヤの陸側には自然を利用したレジャー施設が数多くあり、今回紹介する「ホースシューポイント」もその1つです。
アジア最大級の乗馬クラブが始まり
ホースシューポイントの起こりは30年ほど昔、日系でタイの名門ゴルフ場「キアタニー・カントリークラブ」のタイ側のパートナー、キアティ・スリファンフン氏とその一族の別荘地で、そこに小規模の乗馬施設を作ったのが始まりです。キアティ氏の子供達は古典馬術のタイでの第一人者。アジア大会でメダルを獲得するほどの実力で、知らない人はいないと言われるほど。
1993年にキアティ氏がこの世を去り、そのご子息たちが思い出の場所として2001年に「ホースシューポイント」を設立しました。
見渡す限りの景色すべてがホースシューポイント
約50ヘクタールの広大な敷地には林や湖が広がり、そのシンボルとしてアジアでも最大級の乗馬施設や厩舎群、放牧場を建設。周囲にはリゾートタイプの宿泊施設、ゴルフ場(サイアムカントリークラブ)、テニスやスカッシュのコート、サッカーの試合もできる芝生のグラウンドをはじめ、マウンテンバイクや4輪バギー用のオフロードコース、ミニ動物園など行動派には堪らない充実した施設の数々が点在しています。
また、不動産の開発を開始し、敷地内に住居エリアを設け「観光スポット」とならんで、「生活の場」としての一面も併せ持ちつつあります。これに際し、タイの豊富な太陽光を利用した太陽光発電や給湯、厩舎から発生するし尿などから発生するガスを利用した発電施設など、近年タイ人の間でも関心が高まりるるある「エコ」のコンセプトを積極的に取り入れ「エコ・ビレッジ」としての道を一歩一歩進んでいます。
懐かしい牧場(まきば)の香り
いざ「エコ」を唱えるだけなら簡単ですが、実践するのは大変です。その最たるものが園内の「匂い」です。今回、畜産農家出身のナビはこの「匂い」に対する対策をどうしているのか、訪問前から興味津々でした。
生き物がいる以上どうしても「し尿」の匂いは避けて通る事ができません。
しかし、ホースシューポイントではこれらの処理に微生物などを上手に使い、また生き物の餌にも細やかに気を使うことでこれらの「匂い」を最低限のものに抑えていることが分かりました。広大な敷地であることもありますが、乗馬クラブの厩舎周辺の香りは、干し草や穀物飼料など、なんとも懐かしい牧場(まきば)のほのかな香りに包まれています。
“馬”が主役のホースシューポイント
蹄鉄(ホースシュー)がシンボルなだけあって、馬が主役のアクティビティや出し物がホースシューポイント細大の魅力です。
乗馬クラブとして牧場以外にも屋外の障害馬術用のサンドアリーナ、ヨーロッパの古典スタイルのホースショーが楽しめる屋内アリーナ、オリンピック競技標準のアリーナなど「アジア最大級」と呼ぶにふさわしい施設が数多くあり、さらにはこれを会員以外でも楽しめるようにできています。
乗馬未経験の人にはインストラクター付きの一日体験、小さな子供でも楽しめる引き馬での散歩(ポニーもいます!)など。さらに経験者なら自由に外乗りすることもでき、乗馬ファンでも、そうでなくても一家で馬と一緒に楽しい時間を過ごすことができます。
牧歌的で寛げる宿泊施設
古典馬術のショーなどが催されるアリーナを囲むA、B館からなる宿泊施設は、スタンダード(ツインベッド・22㎡)から2つのツインベッドルームをコネクションルームとして利用することで広々と使える「Lost In the Fog(54㎡)」まで多彩な部屋タイプを持つ全120室。牧歌的でのんびりと落ち着いた雰囲気は都会の喧騒から逃れるのに最適です。プール、スパ、託児所などのリゾートとして申し分のないファシリティも揃っており一家全員が楽しめます。
大家族でも安心、コネクションルーム
2部屋をコネクションルームとして使えるファミリー向けの部屋が多いのが宿泊施設の大きな特徴。全136部屋のうち18部屋をコネクションルームとして利用可能です。一番大きな「Lost in the Fog(54㎡)」はスイートルームとツインベッドの部屋を2室の全3部屋によるコネクション。大家族や複数家族でも一緒に過ごすことができます。
カップルにオススメ、屋根裏部屋風「パリスレーン」
A館の最上階に位置する屋根裏部屋風のお部屋「パリスレーン」はぜひともカップルに勧めたいロマンチックなお部屋です。
キングサイズのダブルベッドとリビングルームによる構成で、屋根に沿って斜めになった壁と窓の外に広がる緑が照明に浮かび上がる様子はここがタイということを忘れてしまうくらいにムード満点です。
ドミトリーで合宿も可能。
敷地内には子供向けですが、20式を超えるベッドを備えたドミトリーも完備。スポーツ少年団や勉強漬けの学習合宿に威力を発揮しそうです。同伴した大人たちはリゾートに宿泊して、子供たちは子供同士で「あの」夜の自由な時間を満喫できます。
必要充分なアメニティ
セーフティボックスやヘアドライヤー、バスルームのシャンプーや石鹸、シャワーキャップなど必要なアイテムが揃っています。また、全室カードキーによるセキュリティも万全なので、安心してアクティビティを満喫できます。
少し疲れたら「Aliva Spa」でリラックス
宿泊施設内のスパ「Aliva Spa」ではフットマッサージから本格的なスパ・トリートメントまで幅広く対応。日焼けしたくないお母さんはスパで全身リラックス、ゴルフで疲れたお父さんや外で遊びつかれた子供たちはフットマッサージやタイ古式マッサージで疲れたポイントを重点的にトリートメント。次の日に疲れを持ち越すことなく元気回復できそうです。
スヌーカーやプールテーブルも
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託児施設も利用できます
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タイなのにナゼ「三国志」?
落ち着いた広大な中国風の庭園内に広がる「三国志記念館」も見どころのひとつです。
実は冒頭の先代、キアティ氏は「三国志」をこよなく愛したと言います。そして、ご自分の死後に「ここに、これこれこういう風な建物を立ててほしい」と希望してできたのがこの「三国志記念館」なのです。三国志に登場する英雄達はそれぞれ、強い意志で立身出世していきます。そこに氏の「現代に生きる我々にもその強い意志を持ち物事に当たってほしい」という気持ちが込められており、氏の死後もなお、子供たちに睨みを利かせる物見櫓のような存在でもあるようです。それを知ってか、記念館の敷地では度々パーティが催され故人を偲ぶ場ともなっているようです。
美しい芝生の園内に建てられた中国風の塔(上まで登ることができます)の館内には氏の大きな像と碑文を囲んで、三国志の英雄達の像と説明文が書かれています。劉備からはじまり曹操などの主な武将に混じり紅一点、架空の人物とも言われる貂蝉(ちょうせん)の像まであるあたり、本当に三国志が好きだったのだろうと偲ばれます。
そして記念館を囲む壁は壮観です。「桃園の誓い」から始まる三国志における名場面が、手描きのタイルで何百メートルにも渡って描かれており三国志好きなら、つい頬が緩んでしまうほどです。
自分なりの楽しみ方を見つけられる人へ
ホースシューポイントは一般的な「完成された」リゾート施設と違い、自然と時代に沿って常に変化を繰り返し、少しずつ進化を遂げていくいわば1つの「町」のようなものだと感じました。
滞在の形は人それぞれですが、おそらくゴロゴロ、ダラダラと過ごしたい人には得るものの少ないリゾートだと思います。滞在中は何をして過ごすのか、訪問者一人ひとりが確固たる目的を持ち積極的にアクティビティに参加することが重要です。そうすることで杓子定規に提供されるサービスを受けるだけの一般的なリゾート施設と違う「オーダーメードのリゾート」として楽しさが何倍にも膨れ上がるでしょう。
進化し続ける「ホースシュー・エコビレッジ」
その規模は単なる自然体験型リゾート、観光牧場と形容するにはあまりにもスケールが大きいものです。1度で全てを満喫しようとは思いつきもしないほどの広大な敷地を利用して、刻一刻と姿を変える「町づくり」にも似たホースシューポイントの進化は1度体験してしまうと、その進化を見逃すまいと常日頃から気になってしまうほどです。
都会の喧騒に疲れたとき、馬をはじめとした動物達と触れ合いたいとき、緑に囲まれ虫の声と鳥のさえずりに寝起きしたいとき、澄んだ空気の中で思いっきり身体を動かしたいとき。そんな時にバンコクから車でわずか2時間で訪れることのでき、何度も訪れたくなる癒しの空間が「ホースシューポイント」です。
以上バンコクナビ・パタヤ支局がお伝えしました。