シャンハイ マンション バンコクは、サンペン マーケットやワット ポーから 3 km 圏内、バンコク (バンコク シティ センター近く) の便利な場所に位置しています。 この 4.5 つ星のホテルからは、5 km 圏内にグランド パレス、エメラルド寺院があります。
サワッディカー!バンコクナビです。
チャイナタウンというと、華僑と食べ物の溢れかえる、古くて雑然とした街、というイメージがあります。安さを求める人たちでエネルギッシュにごった返したこの街には、「お洒落」や「モダン」といった言葉に合うものが見当たりません。このエリアにはホテルも多いのですが、やはり価格重視からかどうしても「素敵」「カワイイ」といった言葉からは正直程遠いものでした…。ですが!2006年オープンしたホテル「シャンハイ・マンション・バンコク」は今までのチャイナタウンには無かった新風を吹き込んでくれました。それでは早速紹介しましょう。
◎ 大通りに面したホテル
チャルーンブリー[Chaloen Buri]と書かれた青い標識のある交差点の四つ角、セブンイレブン側からヤワラート[Yaowarat]通り沿いに約50メートル進んだ所に「シャンハイマンション・バンコク」があります。Yaowarat2と書かれた標識がホテルのすぐ前に立っているのが目印。建物1階にはスーパーマーケットのTOPSがあります。外からのパッと見では、本当にこれがホテル?と見逃してしまいそうな、ごくごく普通の中華風建築の5階建てのビル。まさかこの地味な建物の中が実は…と、この時は想像出来ませんでした。
◎ 広がる赤の世界
フロントのある4階へは、TOPSの横にあるエスカレーターで。フロントに到着した途端、目の前に広がるのは赤と金を基調とした中国色の世界。ここはタイ?というのを忘れてしまいそうな空間で、ここからはもうすっかり中国、という雰囲気全開となっています。赤いシャンデリアなんて今まで見たことなかった!
赤色は人の気持ちを高揚させる色、と良く聞きますが、この赤はぎらぎら&ハデハデでは無く、別世界に誘われたような、幻想的な赤でした。
中央の吹き抜け部分には、天井から吊るされた色とりどりの傘の花。
5階のソファや机の有る共有スペースは、豪華な中国民家のリビング風、廊下は宮廷内を模して作られたかのような回廊の造り。アンティーク調の家具とユニークな形をした照明が織り成す世界はレトロと現代とが見事なバランスで融合されていて、アートな雰囲気が出ています。
客室紹介
スーペリアルーム(424号室) 25平米 ツイン35部屋・ダブル16部屋
お部屋に入った瞬間、まず目に付いたのがベッドでした。こんなベッド、映画の中でしたお目に掛かった事ないよー、という中国様式の天蓋付きベッドです。木の透かし彫りが見事なシックなベッド。高級ホテルでしかもスイートルームでないと天蓋付きベッドの部屋には泊まれないのに・・・としげしげ見つめながらナビはベッドへすかさずダイブ。マットの硬さも丁度良くてホント、リッチな気分でオヤスミ出来ます。
おっと、ベッドにばかり気を取られてはいけません。さっそくお部屋チェック。一体何色使われているのだろうと思わせるカラフルな色使いの部屋。普通これ程の色が一部屋に中にあると落ち着かないものですが、柔らかなインテリア照明とアンティークな家具が優しい雰囲気を作り出してくれています。このホテルの特徴として照明器具にこだわりを感じました。天井から吊るされた丸い形のランプ、そしてスタンド。25平米の一部屋にしては照明の数の多さに驚きました。室内の家具は全て中国や香港からの取り寄せた物です。一部屋一部屋にかなりのコストを掛けているなぁと感心しました。
バスルームは清潔感のあるタイル張りで、浴室はバスタブ無しのシャワーのみです。足元にはスノコが敷いてあるので、足の裏が冷たくなることなく、そして水切れも良いので快適にシャワーを浴びる事が出来ますね。
室内エアコンは温度調節が出来ます。これなら冷え過ぎで体調を崩す心配も無さそうです。部屋入り口のドアは鍵が3ヶ所有ります。真ん中の一ヶ所が何とかんぬき式。オートロックやカードキーのこの時代を逆行するかのような木のかんぬき。
ちなみに、バスルームのドアのロックもかんぬき式となっています。
【小物類も充実】
家具だけでなく小物類にも注目です。廊下に有る、部屋番号の案内やトイレのプレート、そして「DONOT DISTUB(起こさないでください)」「MAKE UP ROOM(部屋を掃除してください)」のプレートは、ホテルオリジナル。マグネット製で、ドアノブにぶら下がった鉄の板にペタッと貼り付ける様になっています。
熱い中国茶を飲んでホッと一息付く事が出来るよう、湯沸しポットと共に中国茶器セットが部屋に備え付けられています。
ドライヤーはむき出しではなくサテン地のきんちゃく袋に入れてあったり、スリッパは中国模様の可愛い赤だったりと女性のお客さんを意識した小物使いです。
洗面台に置かれたコップが色違いなので、自分の使ったのがどっちなのか分かりやすくて良いですね。
デラックスルーム(423号室) 37平米 全4部屋
スーペリアと違い格段に広くなった印象のデラックスルームです。キングサイズベッド一つとシングルベッドが一つなので、3人で泊まる事も出来ますし、隣の部屋とコネクト可ですのでファミリーやグループでも利用出来ますね。
中国の古い王朝時代を思わせるかのようなクラシカルな内装。それでいて古臭さや重厚さは感じられないライトな雰囲気が丁度良い感じです。部屋の隅には大きな木が飾られおり、豪華さを演出してくれています。バスルームのスペースもスーペリアに比べると2倍以上の広さ。クローゼットはバスルーム内にあります。
ジュニアスイートルームはもう一タイプ有ります(501号室)。
こちらはキングサイズベッドが一つですが、エキストラベッドにもなる大きな木のソファが置かれています。そして小さいながらバルコニーが付いています。中々の良い見晴らし。時間の止まったようなこの街を見下ろしながら、ノスタルジーに浸りましょう。
◎ 共通客室アメニティ ◎
冷蔵庫 スリッパ 無料ミネラルウォーター ケーブルテレビ(NHK視聴可) インターネット接続無料(無線LAN) お茶セット セーフティボックス ポット クローゼット 外線電話 ドレッサー クリーニング
◎ 共通バスアメニティ ◎
ドライヤー 石鹸 シャンプー バスタオル フェイスタオル(中) ハンドタオル
バスローブはジュニアスイートのみ。
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ジュニアスイートルームに置かれているカゴに入ったスナック菓子・ドリンクは無料です。
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◎ レストラン 06:00~0:00
朝食会場は4階のフロント横です。
(朝食6時~11時/アメリカンブレックファーストのブッフェ形式)
こじんまりとしたスペースですが、モダンなインテリア照明とコレクションのように並んでいる食器類は眺めているだけで楽しいです。
何より静かなので落ち着いて食事を取る事が出来ます。絞りたてのオレンジジュースが美味。パン類のどれもがプチサイズ。これだとたくさんの種類のパンが食べる事が出来るし少食の方も食いしん坊の方も量が調節出来てGoodです。スープ・お粥はインスタントですが、好きな味の袋を選んでカウンターの係りの人へ渡せばお湯を注いで作ってくれます。
レストランで使われている食器は赤系で統一されているのに注目。普通ホテルのブッフェで使用されるお皿は殆どが白色ですが、食器にもインテリアとの調和を考えた色使いがされていました。
レストランはお昼以降、ドリンクのみのメニューとなります。
◎ インターネットコーナー
インターネットコーナーは5階に1台設置。30分50バーツ 1時間100バーツ
フロントにてノートブックパソコンの貸し出し有り。お部屋での使用のみで、外への持ち出しは不可。使用料は30分50バーツ。1時間100バーツ。
◎ スパ&マッサージ 10:00-00:00
3階には、スパ&マッサージ店「Yin Yang」があります。中国式の足裏マッサージはツボを強く押す事で有名。マッサージ師は本場中国から招いた先生の元で修行された方との事で腕は確か。広々とした明るい店内とフットマッサージ用のチェアはゆったりと幅のあるソファで静かで寛げるスペースとなっています。
お店の前にはアンティーク家具の展示・販売もされています。
いかがでしたか?
お手頃価格で泊まれてしかも全室天蓋付きベッド。そしてアンティーク家具とインテリア照明の素敵なお部屋。築50年以上の建物ですが、全面改装で新しくて清潔なホテルへと生まれ変わりました。
で・す・が!全てを新しい現代風にしたのではなく、古き良き時代を感じさせてくれるような佇まいも残してくれています。チャイナタウンのブティックホテル「シャンハイマンション・バンコク」、ぜひ泊まってみて下さいね。以上バンコクナビがお伝えしました。