このホテルはバンコクの市内中心部にあり、バムルンラード病院とエラワン寺院の近隣にあります。また、近くにはプラトゥーナム市場とスアン パッカード宮殿もあります。
サワッディーカー!バンコクナビです。
バンコクでの滞在先として最近俄然注目を集めているのが、サービスアパートメント。“アパート”という響きから、長期滞在者専用の施設だと思われがちですが、実は1泊からの宿泊もOK!広い部屋や、キッチン等の設備の充実など、かゆいところに手が届きまくりのサービスは、高級ホテル並みかそれ以上。家よりも居心地がよい、サービスアパートメントは言うなれば「家を超えた家」!今回ナビは、バンコクにおけるサービスアパートメントの大御所、President Solitaireへ行ってきました。
場所はスクンビットの一等地
President Solitaireがあるのは、スクンビットの11番路地。アクセスはとても簡単。BTSスカイトレインのナナ駅3番出口を出てすぐのところにある、スクンビット11番路地を左折してください。そのまま、AMBASSADOR HOTELを右手に見ながら11番路地を突き当りまで歩き、右に曲がったところに、President Solitaireはあります。
午前8時から午後10時の間、President Solitaire前から、バムルングラート病院とBTSスカイトレインナナ駅(スクンビット11番路地入り口)、ロビンソンデパートを結ぶシャトルバスの無料送迎サービスがあります。連絡はコンシェルジェまで。
広々レセプションフロア
入り口のドアを入ってまずナビの目を釘付けにしたのは、正面に正々堂々鎮座する、世にも優雅な螺旋階段。ここでナビは感嘆のため息をひとつ落としました。白×金の色使いが、白い雲と太陽の光を連想させて、階段を登りきった先にはきっと素晴らしいものがあるに違いない、と深く頷くナビ。
レセプションは階段の下にあり、こじんまりとしたデスクを前に、椅子に座って落ち着いて各種の手続きができるという、お客さんの立場に立った設計です。
フロアの右手には、ゆったりとくつろいで本を広げられるライブラリースペース、左手にはうっとりとグラスを傾けられるラウンジがあって、あなたの好きな時間の過ごし方はどちらですか、と微笑んでいます。
フロア説明
President Solitaireは15階建て。客室は全てスイートルームタイプになっていて、全134部屋。部屋タイプは、[Executive Suite][Premier Suite][Platinum Suite][Solitaire Suite][Penthouse 1 bed room][Penthouse 2 bed room]の6タイプです。
部屋紹介
Platinum Suite
まずナビが通されたのは、Platinum Suite、プラチナスイートルーム。サービスアパートメント最大の魅力である部屋の広さは、堂々の74平方メートル。扉を開けると、すぐ部屋になっているのではなく、お出掛け前の身支度の最終チェックをしたり、ベルボーイに運んでもらう荷物を置いておいたりするスペースがあって、こういう余裕って素敵…と早くもうっとり顔のナビ。部屋に入ると、憧れの4柱式のベッドがナビをお出迎え。うっとり度はヒートアップする一方、今にも針が振り切れそうです。リビングスペースの家具も、一目で高級品と分かるものばかり。42インチのプラズマTVとDVDプレイヤーと、オーディオ機器の充実も滞在を有意義にしてくれる大きな味方です。
観葉植物が置かれているところに、サービスアパートならではのぬくもりを感じました。
さらに、食器一連が揃ったキッチンが付いているので、料理もOK、洗い物や生ゴミの処理は、もちろん翌朝メイドさんが一手に引き受けてくれます。
そして何と、浴室のアメニティは全て、“Ananda Spa”で使われているもの。備え付けのシャンプーなどはどうしてもクオリティーが気になりますが、スパ用のプロダクトなら安心です。ジャグジー付きのバスタブを囲む大理石も素敵過ぎて、はしゃいで石けんで滑って転ばないようにしなきゃ、と自分を戒める必要がある程でした。
Solitaire Suite
次にお邪魔したのは、ソリテアスイートルーム。広さは80平方メートル。サービスアパートメント自体の名前にもなっている『ソリテア』という言葉は、指輪の上で燦然と輝く宝石を意味するのだそう。オーク素材のフローリングやアンティークの家具など、そこかしこにきらりと光る部分があって、決して名前負けしていません。
Premier Suite
プレミアスイート、50平方メートルです。先ほどの部屋を見たあとではこじんまりとした印象を抱いてしまいますが、50平方メートルといえば同じ料金帯のホテルと比べると十分広い!やはり、部屋の中にキッチンがあると、アットホーム感・くつろぎ度がぐっと増しますね。
アメニティ
■ 室内共通アメニティ
セーフティボックス・カードキー・電話・目覚まし時計
冷蔵庫・ポット・無料ミネラルウォーター・お茶セット・ミニバー
テレビ・DVDプレイヤー
靴ブラシ・スリッパ・バスローブ・アイロン
※チェックイン時にないものは、リクエストして届けてもらうことができます。
■ 浴室共通アメニティ
バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオル
石けん・ボディソープ・シャンプー・乳液
シャワーキャップ・くし・コットン・綿棒・爪やすり・洗剤
ドライヤー・拡大鏡・体重計
※バスアメニティは、『Ananda Spa』のプロダクトです。
施設紹介
では、President Solitaireの施設を紹介していきましょう。
ダイニングルーム(2階)
朝食を摂るのは、2階にある、レストランもとい“ダイニングルーム”。濃い目のウッドと薄いピンクでコーディネートされた優しい空間です。涼しい室内で恋人や家族と語らうのもよし、外のテラス席でそよ風と話すのもよし。
クオリティの高い選択肢を提供することに徹し、あとはお客さん自身に選んでもらうというPresident Solitaireの姿勢が、ここでも遺憾なく発揮されていました。
ではメニューを拝見。ここでは、その月ごとのスペシャルメニューがあり、今月のテーマは「アスパラガス」。この人生ではあまりアスパラガスと親しく付き合ってこなかったナビですが、お勧めなら…と、スープを頼んでみたところ、程なくして運ばれてきたスープは、まず見た目がはっとする美しさ。いざ、と飲んでみると、コンソメベースのクリアスープは上品さの中にコク、クリームスープは濃厚なのにさっぱり。どちらもアスパラガスの青臭さが残らず爽やかさに変換されていて、「素材の味を最大限引き出す」という言葉の意味が分かったナビでした。Clear Asparagus Consomme / Asparagus Cream Soup(各140バーツ)。
メニューには、パッタイ(190バーツ)などのタイ料理のほかに西洋料理も。イタリアンのメニューでそのお店のレベルが分かるという自説を持つナビは、スパゲティ・ボロネーゼと、長ナスとズッキーニのピザをオーダー。ほうれん草を練りこんだ平たいパスタは、タイではめったに会えないアルデンテ。旨みたっぷりの、ビーフと赤ワインのソースをしっかりと絡めあげてくれます。オリーブオイルでグリルした長ナスとズッキーニが乗ったピザは、またもやナビに野菜のおいしさを教えてくれたし、モッツァレラチーズの歯ごたえとフェーダチーズのコクのバランスも絶妙。フォークを振りかざし、「ここの料理は本物だ!」と高らかに宣言するナビ。またメニューは、辛さのランクが唐辛子の数で分かるようになっていて、辛いから食べられない、という痛恨のミスオーダーもありません。
【パスタ】Fettuccini Al Ragu Bolognese(250バーツ)、【ピザ】Pizza Mednerranean(250バーツ)
プール&フィットネス(M階)
このプール、なんと中にスピーカーが内臓されていて、水の中で音楽が流れるようになっているのだそう。それをぜひ聴いてみたい!という衝動に駆られてそのまま飛び込みそうになったナビですが、後に続く取材のことを考え、泣く泣く断念。
フィットネスでは、ストレッチやエアロビクスなどのアクティビティが、日変わりでプログラムされています。
スパ(1階)
1階には、Ananda Spaが入っています。お勧めは、フェイシャルマッサージ4種(アナンダフェイシャル・アロマセンスフェイシャルetc)+ボディマッサージ4種(タイマッサージ・フットマッサージetc)の中から各1種類ずつ選んで自分で組み合わせる、2時間のコース(2195バーツ/税サ別)。
ビジネスセンター(1階)
1階奥にあるビジネスセンターでは、15分100バーツでインターネットを使用することができます。
いかがでしたか?旅が楽しいものになるかどうかは、宿泊先の良し悪しにかかっているといっても過言ではありません。日本から遠く離れた異国に、自分の家のようにくつろげて居心地のよい『家』があるというのは、とても心強く、そして素敵なことだとしみじみと感じながらPresident Solitaireを後にするナビでした。