グッド ビュー

The Good Viewร้านกู้ดวิว

閉店・移転、情報の修正などの報告

川べりの風に吹かれて、夕日を見ながらゆったり食事。きれいな景色とおいしい食事の相乗効果で、満足度は2乗倍!

サワッディーカー、バンコクナビです。
皆さんは、“最高の食事”ってどういうものだと思いますか?
「キャビアてんこ盛りのトースト」「お母さんのお味噌汁」、10人居れば10通りの答えがあるとは思いますが、食べることとロマンチックなことが大好きなナビにとって最高の食事とは、「綺麗な夕日を眺めながら、ゆっくりとおいしいものを食べる」こと。味だけでも、雰囲気だけでもだめ、その両方が揃ってないとイヤ!なんです。
今回は、そんなナビのわがままな欲求を満たして余りあるレストラン、その名も『GOOD VIEW』に、皆さんをお連れします。
★ チャオプラヤ川のほとり
『GOOD VIEW』は、高架電車BTSのサパーンタクシン駅で降り、そこから南西にチャオプラヤ川までまっすぐに伸びるチャルンクルン通りの先、タノントック通り[Thanon Tok RD]を、突き当たりまで行った川沿いにあります。敷地の前に看板が出ているので、それを辿って中へ入り、広々とした駐車場を通り抜けて右手に進んで下さい。ちなみに「タノントック」とはタイ語で、「道が落ちる」という意味。先がない、河へと続く道であることがよく表れているネーミングです。
★ お洒落な店内
そうして辿りついた白い建物が、『GOOD VIEW』のお店。では早速中に入ってみましょう。店内はとてもお洒落にしつらえられていて、ナビの第一印象は良好。濃い色目のウッドを基調に、レンガを印象的に使った内装は、カントリー調なのにしっとりと落ち着いていて、シックな大人の雰囲気を醸し出しています。そして店内をぐるりと一周したナビの目をひいたのが、凝ったお酒のディスプレイ。入り口近くの壁にずらりと並んだワインは圧巻でした。
★ 素敵なテラス
そして、扉をくぐって外に出ると、思わず「うわぁ~!」と声を上げて駆け出してしまいそうになるほど素敵な中庭が。リーラワディという、タイでよく見かける可憐で上品な花の木がそこかしこに植わっているのが、とてもよくマッチしています。
そしてその先には、向こうにチャオプヤラ川を望むテラス席がずらり。川の眺めはどの席からも良く見えますが、特に眺めの良い席はすぐに埋まってしまうので、どうしてもという場合には予約するのがベターです。広い厨房も清潔感漂うOPENな造りになっていてGOOD。あ、お寿司のコーナーを発見。食事の内容も幅広そうで、期待が高まります。
★ 夕暮れグッドビュー
さて、“河沿いのグッドビュー”といってまず思い浮かべるのは、やっぱり「夕日」ですよね。席に着いてのんびり川面を眺めていると、徐々に日が傾いて、水面との距離が縮まっていきます。その様子を見つめながら、「見つけたぞ/何を?/永遠を/それは/海に溶ける太陽だ」という、ゴダールが映画でラストシーンに使ったランボーの詩などを思い出しつつ、しばし感傷に耽るナビ…。こんな瞬間がいくつあるかで、人生の価値が決まるんじゃないかなぁと、ぼーっとした頭で思いました。
★ 夜のグッドビュー
さて、日が完全に沈んでからは、『GOOD VIEW』は夕暮れとはまた一味違った顔を見せてくれます。外の席では、テーブルのランプが灯され、とてもロマンチックな雰囲気。中庭もライトアップされて、さらに大人度がアップ。この頃になると、ほとんどの席がお客さんで埋まっています。周りを見渡すと、お友達と談笑している人、カップルで語り合っている人、それぞれが『GOOD VIEW』から眺めを映し出したようなとてもいい顔で笑っています。どんな過ごし方にもぴったりとマッチする、『GOOD VIEW』の懐の深さを感じました。

★ 食事もグッド

『GOOD VIEW』は景色だけではなく食事も抜かりなし!

(ナビが頼んだのは小)

(ナビが頼んだのは小)

ASSORTED NORTHERN SNACKS 小195バーツ/大390バーツ
まずは、“カントーク”という、北部チェンマイの郷土料理から。3種類のタイ風ソーセージ、蒸した野菜、豚の皮を揚げたケップムーなどが、赤・緑の二色のソースと一緒にお花のように綺麗に盛り付けられていて、まずは見た目で楽しませてくれます。
では早速お味見。まずはピンク色をした、“ネーム”という辛くて酸っぱいソーセージからトライ。酸味のもとは麹で発酵させたお米、辛味はもちろん唐辛子です。このネーム、普通その辺で売っているものは酸味が強すぎて苦手なんですが、ここのはほのかな酸味に豚肉の旨みがマイルドにマッチしていて、後を引くお味。ナビは人生ではじめてネームをおかわりしました。そして次にナビが手を伸ばしたのは、ぎざぎざに飾り切りされた豚のすり身“ムーヨー”。これはよく麺類の具にもなっているのでお馴染み。さわやかな青唐辛子(辛くない)のソースとよく合います。
最後は“サイウア”という、これも麹発酵させたお米で酸味を付けた、豚肉ソーセージ。香辛料がたくさん入っているのでとても香ばしく、赤いトマトソースをこんもりと盛って口に運べば、複雑な味わいが口いっぱいに広がります。これもクセがなく、1つ食べ終わると、ついついまた手が伸びます。
野菜が、もはや付け合せとは言えない程たっぷり食べられるのも嬉しい限り。茹でたのではなく蒸しているので、野菜本来の甘みが味わえます。特にかぼちゃのほくほく感と甘さは野菜好きのナビがうなるほどでした。
何を隠そう、『GOOD VIEW』の第1号店はチェンマイのピン川沿いにあり、ここバンコク店は、満を持しての2号店。なので北部料理に関しては、全ての食材をチェンマイから直送しているそうです。“カントーク”とは、北部タイでお膳に乗せて出される料理のことを指します。ルーツは宮廷料理にあるというだけあってとても上品な趣きで、ちょこちょこと色々なものを食べるのが好きな日本人にぴったりな一品です。

DEEP FRIED WHOLE SNAPPER WITH FISH SAUCE 270バーツ
次に運ばれて来たのは、白身魚のフライ・ナムプラーソース。さくっとナイフを入れて切り取った身はとても厚く、口に入れるとほろほろと崩れます。後のことは気にせず、ナムプラーの風味が効いた、にんにくたっぷりのソースで堪能しましょう。
「さっきそこの河でお会いしましたよね!」と話しかけたくなるほど、引き締まったその身はフレッシュ。魚大好きのナビは猫と化し、骨と頭だけになるまで食べ続けました。「にゃあー(幸せー)!」

DEEP FRIED PORK’S KNUCKLE 270バーツ
最後に、鉄のプレートに乗って堂々と登場したのは、豚の足の部分を丸揚げにした料理。揚げる前に、まずはたっぷりと時間をかけて下茹でして余分な脂身を落としてあるので、ぱりぱりの皮を破って現れる身はとても柔らかく、かつヘルシー。タルタルソース・トマトソース・甘酸っぱい香草ソースと、色目も綺麗な自家製の三色のソースをお好みで付けてどうぞ。ナビは、タルタルソースとトマトソースを混ぜて、カクテルソースにして食べるのにはまってしまいました。
『GOOD VIEW』の料理の良いところは、付け合せがしっかりしていること。お肉料理も、野菜と一緒なら、飽きずに食べられます。この料理も、なめらかマッシュポテトと、キャベツを柔らかくなるまで炒めたものが大胆に添えられていて、最後の最後まで豚肉をサポートしていました。

ドリンク
『GOOD VIEW』では、素敵な景色に寄り添うドリンクメニューも充実。マリンブルーのブルー・マルガーリータ(160バーツ)やライトグリーンのカミカゼ(240バーツ)、そしてタップティム(訳:ルビー)・サイアム(120バーツ)という、きれいなピンク色をした、ライチとオレンジジュースがベースのノンアルコールカクテルなど、夜を彩る色とりどりのカクテルが、まるで宝石のように輝いて見えます。
お酒の飲めないナビが注文したのが、GOOD VIEW’S PUNCH(120バーツ)。ライムベースのさっぱりとした味で、そのまま飲んでももちろん美味しく、さらに料理の味を邪魔することもありません。さらにさらに、『GOOD VIEW』では、普通のお水を注文しても、オリジナルのグラスに注がれ、陶器のコースターに乗せられて、もぅ可愛いことこの上ないんです。

そういえばみなさん、小学生の時、給食で“三角食べ”というのを習いましたよね? そう、“パン→おかず→牛乳”を順番に繰り返してバランスよく食べましょう、というあれです。ここで、心地よい風にふと手を止めながらゆっくりと食事をしていると、食事の要素とは食べ物だけではなく、『GOOD VIEW』版の正しい“三角食べ”とは、“景色→空気→食べ物”なのだと感じました。
★ バンドの生演奏
店内では、バンドによる生演奏が始まりました。客席から送られるリクエストに応えながら、ポップスやジャズを中心とした雰囲気満点のナンバーの数々で、『GOOD VIEW』全体を音楽のベールで包み込みます。お酒を飲んでないナビも、ノラ・ジョーンズやエルトン・ジョンなどの心地よいメロディーに乗って、酔っ払ったようにうっとりしてしまいました。
と、ここで曲が“Happy Birthday”にチェンジ!見れば、ある学生のグループが友達の誕生日をお祝いしていました。こんな素敵な場所で誕生日を迎えられるなんていいなぁ。きっと思い出深い誕生日になることでしょう。ちなみに、この生演奏バンドの名前は、『with Doctor』というのだとか。メンバーにお医者さんがいるんでしょうか?

★ キュートなオリジナルグッズ

『GOOD VIEW』では、レストランに併設されたショップで、オリジナルグッズの販売もしています。所狭しと並べられた品々は、いかにもお土産風の野暮ったいものでは決してなく、どれもこれもナビの目をキャッチして離さないキュートさ。中でもナビが特に気に入ったのは、ミュールや靴をかたどったキーホルダー(各250バーツ)と、パンダやトゥクトゥク(タイの三輪タクシー)の形の南京錠(各350バーツ)。細部まできちんと作り込まれていて、可愛いけれど飽きのこないデザインです。
そして、「人差し指と薬指の長さが同じ奴はゲイだ!」という、科学的根拠があるのかないのか分からないファニーなTシャツは、なぜか1枚197バーツという中途半端な値段設定。バンコクナビのカメラマン(男)が、撮影の合間にこっそり自分の指をチェックしていたのを、ナビは見逃しませんでした(笑)

夕暮れから夜更けまで、日の沈んでいく空の色のグラデーションに合わせて、色んな楽しみ方のできる『GOOD VIEW』。そこで見た眺めを1つ1つ心のキャンパスに再現しながら、満ち足りた気持ちで帰途に着くナビでした。

記事登録日:2006-06-06

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主なメニュー

単位:バーツ

BBQジャーンローン ヌア

BBQビーフと野菜(ホットプレート)

BBQจานร้อนเนื้อ

150バーツ

ガイ タックライ

鶏から揚げとフレンチフライ

ไก่ตะกร้า

150バーツ

カン トーク グッド ヴュー

タイ東北風の前菜

ขันโตกกู๊ดวิว : น้ำพริกอ่อง, น้ำ

195/390バーツ

カームートート

豚足から揚げ

ขาหมูทอด

270バーツ

トムヤムクン

海老のピリ辛スープ

ต้มยำกุ้งแชบ๊วย

160バーツ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-06-06

利用日
女性 男性