120年前の歴史ある洋館でいただく高級タイ料理。優雅な雰囲気に浸りながら老舗店の味を堪能できます。
※ナーッは2017年3月に閉店しました。
こんにちは、バンコクナビです。今日ご紹介するのは120年以上の歴史ある洋館を改造したレストランでいただく高級タイ料理です。南国スタイルを取り入れた洋館に伝統的タイスタイルの装飾と、とにかく優雅な雰囲気に浸かれちゃうんです!タイ人の間では超有名な老舗 オームトーンレストラン(OamThongRestaurant)のオーナーが建てたお店なので、味は折り紙つきですよ!旅行中に一度はこんな素敵なところで、ちょっとおしゃれして食事してみてはいかがでしょうか?大事な人と、特別な日に出かけるのにもピッタリなレストランです。
気持ちの良い南国スタイルの古い洋館。タイ人のセンスに脱帽!
レストランに使われている建物はラマ5世時代の公爵の洋館を改造したもの。建築されてから120年という歴史ある建物です。シーロムエリアというバンコクのビジネス街の奥にたたずむ白い洋館は、外から見ただけではそれほど大きさは感じませんが、中に入ると三階建てで広く、作りのよさとセンスのよさが目を惹きます。風通しを良くする工夫があったり、南国の雰囲気も感じられます。100年前の公爵みたいに優雅で豊かな気分になれそう~。ナビはアジアンリゾートのインテリアスタイルが大好きなんですが、こういった西洋スタイルとアジアスタイルとの融合を見事に実現してしまうタイ人って本当にセンスがいいなぁといつも思うんですよね~。
1階は室内と、テラスの席に分かれてます。テラスの方はガラス張りで明るく、観葉植物がたくさん飾られて天井ではファンが回っているリゾートスタイル。室内の方はタイの古典的な装飾が美しいオリエンタルスタイル、地下のワインセラーがガラス張りの床から覗ける凝った造り。
2階はナビの好きなアジアリゾートっぽいスタイル。高い天井に白い壁が気持ち良い。西洋スタイルにところどころタイの装飾が見られます。白いクロスが清潔感があり、アジアンなテーブルセンターが憎い!人数に合わせて部屋の仕切りも可能です。
3階の屋根裏はかつての公爵の寝室を改造、15人前後の貸切に使われます。お得意様は日本企業だそうですよ。隠れ家っぽい雰囲気で親密度が高まりそう。ソファーでゆっくりくつろぐことが出来ます。
行き届いたサービスで気持ちよくお食事
みんなきちんとしたタイ風のユニフォームで高級ホテルと同等の接客レベルです。笑顔も素敵だし、さりげなくよく気が利いてます。
老舗20年の貫禄で納得の味
ここはオームトーンレストランと同じオーナーと言う事で、老舗20年の本格派タイ料理がこちらでもいただけちゃいます! オームトーンとはメニュー内容は変わりますが同じ味を保ってますよ! と言うのも先週ナビ、オームトーンに行って来たばかりですから(笑)!
こちらの味の特徴は本格派のタイの味を外国人向けに変えずにいるってことです。辛いものは辛く、油っこいものは油っこく、タイハーブもココナッツミルクもふんだんに使いタイ料理独特の豊かな味わいです。ただ外国人の口に合いやすい料理を多くメニューにリストアップしてくれているのがありがたく、そこが日系企業御用達になる所以かしらとナビは思いますよ~。
◎ Assorted Naj Appetizers 250B
(アソートナーッアペタイザーズ)
タイの点心たちがかわいく並べられてます!中央にはカービングされた野菜が美しく飾ってあって見た目も美しい。このセットは5種類の点心が楽しめちゃいます。サテというポークの串焼きはカレー風味の下味をつけ、ココナッツ味のソースを絡ませながら焼いてあります。他には揚げた餃子の皮の器に味付けされたトウモロコシやグリンピースが入ったクラトーング・トングと、エビのすり身を餃子の皮で包んで揚げたお財布みたいな形のトング・トーングはカリカリした歯ごたえが楽しい!お菓子みたいな2種類のミーグローブという揚げた麺の上にはそれぞれ違ったタレがかかってます。これらは伝統的な王宮料理のレシピに忠実に作られていて、他のレストランではなかなかお目にかかれないのだとか。
◎ Goong Mae Num Pao
(川海老の炭焼き)
川海老を豪快に炭火で焼いた一品。蒸し焼きになった海老みそが、タイ特有のすっぱくて辛いシーフードソースとからむと、海老本来のもつ甘みがぎゅーっと引き出されます。ふんだんに添えられたスパイシーサラダと一緒に召し上がれ。見ているだけで生唾が出てきそうですね。さらに海老は大きさが売りのキングプラウンが使われています。
◎ Goong Pad Sauce Makham 480B
(川海老のタマリンドソース焼き)
川海老にナーッ特性のタマリンドソース、さらにチキンやカシューナッツをトッピングした一品。日本人にはなじみがないですがタマリンドは東南アジアではポピュラーな果物。甘酸っぱい口当たりが川海老とマッチです。
◎ Kai Hor Bai Toey 150B
(鶏肉のパンダンリーフ包み揚げ)
鶏肉を、バイトゥーイ(パンダンリーフ)の葉で包み揚げしたもの。火が通っても柔らかい秘密は、揚げる前に、鶏肉をあらかじめ7種類のソースに漬け込んであるから。また、直接油に触れないため、外は油の旨みとパンダンリーフの芳香がしっかりとついているのに内側はふんわりとしています。タレの醤油ベースのコクと砂糖の甘味は、日本人の心にしっくりくる風味。白ゴマの香ばしさが決めてです。
◎ Samoon Prai 480B
(白身魚のフライ)
生きている状態で仕入れた白身の魚をからりと揚げ、ライムベースのタレで和えたサラダをこんもりと乗せたもの。魚は、油の温度と揚げる時間の妙によって生み出される、外はかりかり、中はふんわりの食感。レモングラスとしょうが、玉ねぎやシャルロットをたっぷり使ったサラダとの相性は抜群。まだ完全には熟していないマンゴーのしゃきしゃき感、こりっとしたライムの食感と酸味とかすかな苦味がアクセント。ひとさじに2粒は乗ってくるであろうかという散りばめられたカシューナッツのふんだんさもうれしい。
◎ Pla Hima chuchee 520B
(白身魚のレッドカレーソースがけ)
白身魚の蒸し物に、芳醇な香りを放つレッドカレーが添えられています。レッドカレーの赤い色は、ドライ唐辛子の色。とはいえふんだんに注がれたココナツミルクで、辛味よりもマイルドさが際立つ仕上がりになっています。西洋料理では牛乳や生クリームなど動物系の乳製品でクリーミーさを出しますが、植物系のココナツミルクは舌にまとわりつくしつこさがなく、後味にまろやかさが残ります。ほろりと崩れる白身と相まって、上品極まりない一品、そうまさに逸品です。
◎ Poo Nim Thot Grathiam 480バーツ
(柔らかいカニのガーリック風味揚げ)
高級食材である、殻まで食べられる柔らかいカニ・ソフトクラブと、にんにく&唐辛子を一緒にフライした一品。おいしいけれど殻むきがネックになるカニが、まるごと全部食べられるのはうれしい。表面がパリパリのカニの旨味が、香ばしいガーリックに後押しされて、ひとくち食べれば次のもう一口にフォークを伸ばさずにはいられない!
◎ Yord Ma-RaFaiy Daeng 120バーツ
(ニガウリの茎の炒め物)
ビタミンの豊富なニガウリの茎を、にんにくと唐辛子と一緒に炒めた物です。タイ北部でしか栽培されていない、苦味の少ない品種のものを使っているので、苦味はほとんど感じません。辛みもよく熱したフライパンで一気に炒めます。白いご飯にもよく合います。
自慢のワインセラーには豊富なワインのストック
地下にはワインセラーがありバンコクにしてはかなりのワインのストックがあります。1階の床の一部がガラス張りで地下のワインセラーが覗けます。他にも1階2階ともにバーがありお酒の種類も豊富。
タイの琴キムの演奏
1階・2階共に毎晩キムの演奏を聞くことができます。優雅ですね。
■ 周辺情報
「Naj」があるシーロムエリアはバンコクのビジネスの中心部であるのと同時に歓楽街があるころでもあります。一日中にぎやかでホテルも多くアクセスもよいのが特徴。でも「Naj」はそんなにぎやかな場所にありながらも少し奥まっていることもあり外の喧騒から離れてゆったりと過ごす事ができます。
ドュシタニ、パン・パシフィック、モンティエン、タワナ・ラマダなどの駅周辺のホテルからのアクセスが良いのはもちろんのこと、サトーン ロードに面したスコータイ、バンヤンツリー、メトロポリタン、エバーグリーン・ローレルなどのホテルからのアクセスも良好です。もしシーロムエリアのホテルに泊まるなら是非足をはこんでみてください。