サイアムの真ん中で光を放つアメリカンバー、タイからアメリカへ、数時間のショートトリップ!? 今バンコクで最も熱いバーはここ!
こんにちはバンコクナビです。ロック、ロック、ROCK! スタッフの服装から椅子の足まで、全てが徹底されたロックワールド「Hard Rock Cafe」。ここまで言うとうるさくて落ち着かない所を想像してしまいますが、それを感じさせないのがこのお店のセンスの良さ。賑やかなのにうるさくない、所せましと装飾されているのに猥雑さを感じない。お客さんも含めてこのお店にあるもの全てがしっくりと融合しているからなのでしょうか? 今日はロックにじっくり染まっていきましょう!
3F
プライベートパーティーによく使われるという3階。最大収容人数は80名ほど。週末の金・土は1・2階だけではお客さんが入りきらないために3階も開けているそうですが、人数によっては貸切りにもできるそうなので、応相談。
魅力その1. 装飾
壁を埋め尽くすロックスターのポスターと、スターたちの身まわり品。ジョン・レノンのハット、リンゴ・スターのパンツ、プリンスのジャケット、数々のアーティストのギター! ロックにそれほど詳しくない私でも、価値のあるものだということが分かります。きっと、ロック好きにはよだれが出るような凄いコレクションですよね!
魅力その2. バーカウンター
大きなバーカウンターの中、天井には無数のカクテルグラスが吊るされ、リキュールの瓶が飾られています。オレンジ色のライトに反射して光るグラスと、光に照らされて鈍く光る金色のパイプ。「古き良きアメリカ」ってこんな感じなのでしょうか。
そんなバーカウンターで最も目を引くのは「人」。カウンターの周りは白い肌の人々が取り囲み、ジョッキを片手に軽く身体を揺らしています。お客さんの60%が外国人、40%がタイ人だとか。
そしてその中でカクテルを作り、ジョッキにビールを注ぐ人、そうスタッフたち。スタッフの服装はばらばらに見えても、着ているものはこのお店の商品。スタッフはみんなとっても楽しそう! 歌ったり、時には踊ったり、笑い合う姿が見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。
魅力その3. 生バンド
入り口とは反対側にあるステージには音楽器材がセットされています。ここでは毎日ロックンロール生演奏を聞きながら夜を過ごすことができるんです。贅沢! 時間は21:30~2:00までで、演奏するのはローカルのアマチュアバンド。曲のリクエストがあれば受け付けてくれるそうですが、出来ない場合もモチロンあるので、そこはご了承を。有名アーティストが来るのは年に5回ほどで、イベントの日程は不定。要チェック!
魅力その4. ボリューム満点フード
アメリカンなフードと言えば? 想像されるのは、肉、フレンチフライ、そして何と言ってもビッグプレートにアメリカンサイズの太っ腹ボリューム。フードは一品200B~350Bくらいで、値段は安くないけれどこのボリュームとこの味では、誰も文句を言わないことでしょう!
★ HRC’s famous grilled fajitas beef and chickin (450B)
このお料理は、骨付きのビーフとチキンがドシン、ドシン!よく焼き上げられた肉の表面には甘しょっぱいケチャップ風味のソースがこってり。付け合せはランチビーンソース(豆と豚肉のトマト煮)とコールスロー、小指サイズのフレンチフライ! ホームメードのランチビーンソースのお味も上々、期待を裏切らないアメリカンフードです。
★ Jumbo Combo (350B)
至れり尽くせりの豪華コンビネーション、手前から左回りにご紹介して参りましょう。ブルーチーズソース、オニオンリング、サルサソース、トマトケチャップ、チキンウィング、ベイクドポテト、サワークリームディップ、グリルドチキン。このグリルドチキンは揚げたチキンの上に蜂蜜のような甘さのソースが絡められていて、カリッとしていて最高! 中央のグラスはレタスのサワークリームサラダで、入っているのはレタス、トマト、ブラックオリーブ。春巻き風の揚げ物は鳥胸肉とコーンを春巻きの皮でくるんで揚げた創作料理で、どのソースともよく合います。ソースが4種類もあるから、いくら食べても飽きることを知りません♪ ソースを次々試しているうちに、気付けばお皿は空も同然…。
★ Down Home Apple Cobbler (180B)
一押しの激っっ甘スウィーツ! あったか~いフレッシュアップルジャムの土台に始まり、ウォールナッツチャンクのトッピング、滑らかなバニラアイスクリーム、仕上げにまんべんなくかけられたキャラメルソース、たっぷりふりかけたシナモンパウダー! 日本レベルでは想像もつかないくらいに甘いのに、長いデザートスプーンを持つ手が何故か止まらない! こんな幸せあっていの!? くらいの一品です。くせになりそう…。
その他にも魅力的なメニューが満載。ハンバーガーは280B~、サンドイッチは240B~。サンドイッチと一言で言っても、タダのサンドイッチではないようです。その名も「Really Big Sandwiches」! このお店がBIGと言うなら、覚悟して注文した方が良さそう?
魅力その5. 夜を彩るアルコール
種類豊富なカクテルメニューには、目移りの連続! オリジナルカクテル(250B~)は、メニューの全てにレシピが書いてあるから、頼んでみたら予想と違った…なんて心配はナシ。ポピュラーなカクテルは200B~。GLLIANO、PERNODなどの通好みなリキュールもあり、バーとしてのレベルも勿論★。BEERはSHINGHA(130B)、HINEKEN(190B)、GUINESS DRAUFT 440ml(380B)など、なんと7種類の取り揃え。外国人に人気の秘訣はここにもアリ!?
今日試飲させてもらったのは、お店の一押しカクテル「Hurricane(780B)」。2種類のラムを3種類のトロピカルなフルーツジュースで割ったこのカクテル、お店のロゴが入ったグラスでサービスされて、しかも持ち帰りが可能です。グラス正面にはHard Rock Cafe のロゴ、その裏側にはカクテルレシピが。これは家に帰ってからも自分で作って飲みたくなっちゃいますね!
魅力その6. ロックグッズ
「Hard Rock Cafe」! のロゴが入ったTシャツやジャケットなどの衣類や、グラス・ピンバッチなどの小物を売るお店がすぐ隣に。遊び心のある凝ったグッズが盛りだくさん♪
Tシャツは子供サイズ、男物、女物、ポロシャツなど種類が豊富。一番の売れ筋はTシャツなのだそう! ここのグッズを身につけているバーの店員さんも多数。
目を引いたのはシーズンモノの一枚、ロックサンタ! サンタ、緑色のギターを抱えてノリノリです。クリスマスはこのTシャツを着てバーで過ごす人も多いかも!?
オリジナルピンバッチはピンクと赤の2色です。この車、何だかわかります?そう、バンコク名物(?)トゥクトゥクです!屋根はファイヤーマークでここも欠かさずロックンロール。憎いくらいの遊び心、じっくり見れば見るほど楽しめます。
推定4000キロカロリーを摂取したころ、窓の外は真っ暗になり、静まり始めていました。そんな外の様子とは裏腹に、お店の椅子はひとつ、またひとつと埋まってゆきます。カロリー消費のためにも踊って帰りたいところですが、今日はこの辺で…。よいしょ、あ、身体が重い! 毎日通ったら私もアメリカンサイズに…?