シーロム通りとスリウォン通りの間にある鶏料理専門店 昼はランチ、夜はディナーで毎日盛況 鳥波多゛(とりはだ)スリウォン本店 週末は要予約の人気店です
サワディカップ バンコクナビです。 レストランのご紹介をする時、普段はロケーションや料理の種類から紹介を始めるのですが、今回は最初に材料を記載します。
ご紹介するお店は鶏肉専門店、焼き鳥屋さんです。どうしても鶏肉が苦手な方、(ナビの友人にもいますが)スルーして頂いて構いません。逆に鶏肉のお好きな方、是非お店に足を運んでみてください。お知り合いに鶏肉好きがいらっしゃる方、是非紹介してあげて下さい、どちらもきっとご満足頂けると思います。
店名の由来
基本“塩”の焼き鳥 素材の味を楽しんで下さい
東京の人形町に本店を持つこちらのお店“鳥波多゛”、「トリハダ」と読むのですが、ちょっと変わった屋号ですよね、店名の由来を尋ねてみたところ、「トリハダが立つほど美味しい」から来ているそうです。ちなみにタイ語でトリハダはコンルック=毛が立つという意味です。そしてこの“鳥波多゛”で提供される焼き鳥は基本“塩”のみ、ただし「ゴロ(つくね)」と「ちょうちん」はタレ焼きです。素材の持つ本来の味をお楽しみ下さい。
お店への行き方
鶏料理専門店“鳥波多゛”はシーロム通りとスリウォン通りの間にあります。それぞれの通りからの行き方を紹介しましょう。このエリアにお泊りの方、徒歩で充分行ける場所ですよ。
シーロム通り soi6を入ります
シーロム通りから
シーロム通りから行くにはBTS或いは地下鉄から南へ少し下ったsoi6を入ります。soi6は100メートルほど進むと左、そしてすぐ右というクランク状になった小道で、次の小道の角には
Mango Tree がありますので、そこを曲がり約150mほど進んだ左手です。
50メートルほど先を左
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またすぐ先を右 クランクになっています
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Mango Treeを左
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まっすぐ150m先左手
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スリウォン通りから
TAWANA BANGKOK HOTELの向かいにあるsoi Than Tawan(タンタワン)を入って下さい。50メートルほど進むとタイスキのコカ本店、そしてMango Treeがありますのでここを右、後は上と同じです。
The Tawana Bangkok の向かい
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soi Than Tawan を入ります
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真っ直ぐ50m先
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Mango Treeを右 後は同じです
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店内
お店に入って左はカウンター席が並びます
お店に入るとまず左手にカウンター席が並び右手はテーブル席、奥にお座敷が見えます。
概ね50人位が一度に座れる規模のお店です。嬉しいことにお座敷は全て掘り炬燵になっていますので、正座は勿論胡坐が苦手な方も寛いでお座り頂けることでしょう。
金曜の夜ともなれば日本からの企業戦士である駐在員さんたちが大挙して来店するので、早めに予約しておくことをオススメします。
お料理の紹介
“鳥波多゛”では平日のお昼時にランチセットを提供しています。お値段は概ね180bahtから220bahtと言ったところ、日本円で言えば600円+αという価格帯となります。ただし、これはあくまで2017年の取材時のもの、将来価格の変更があることを想定して個々のお値段は記載しませんのであしからず。また定食のご飯(ライス)は、比較的小さめの茶碗ですが、無料で大盛りにしてもらえますのでご希望の方はお申し付け下さい。なお、ランチタイムのお支払いは現金のみとなっています。
ランチメニュー
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これら以外にも週代わりメニューもあります
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鶏とじ煮定食
鶏とじ煮定食親子丼の卵とじの部分がご飯に掛けずに熱々のお鍋で出されます。大きな鶏肉がゴロゴロ入っていて、タマゴはふんわり状態、好きな分だけ蓮華に掬ってご飯に掛けながら食べるのも良し、そのままお口に運んで鶏肉と卵とお醤油のハーモニーを味わうのも良し、どっちの食べ方も堪りません。付け出しはお豆腐とサラダ、香の物とお吸い物です。
熱々のお鍋で出されます
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大きな鶏がゴロゴロ
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やっぱりご飯にかけますよね
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鶏だしのお吸い物
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竜田揚げ定食
鳥波多゛の場合は唐揚げではなく竜田揚げと呼びます。衣がカリッと上がった鶏肉は噛めば肉汁が出るくらいの絶妙な揚げ加減、大盛りキャベツにあっさり和風味のドレッシングがかけられ皿上のコンビネーションも抜群です。付け出しの大根おろしはポン酢なので、油っぽくなった口の中をすっきりさせてくれます。
おろし和風ハンバーグ定食
このハンバーグ、鶏肉ベースのあっさりバーグです。と言っても油が全く無いわけではなく、程よい脂肪を感じられ、上手に鶏肉の部位を併せてるんだろうなぁと思ってしまいます。ボリューム不足にならないよう、竜田揚げ2個付き 女性向けかも。
おろしハンバーグ 竜田揚げ2個付き
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鶏のハンバーグですが、しっとりしていてヘルシー
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らーめんセット
鶏ガラだしベースのスープはとんこつ風の白濁スープ、ただしベースが鶏ですから見た目とは異なりかなりあっさりしています。程よい火加減の煮卵もしっかり味が沁みています。このラーメンの麺は中華麺ではなく乳麺のようなするっとした食感の細打ちストレート、これにも竜田揚げが2個付きますが、男性には少し物足りないかも。
ラーメン 竜田揚げ2個 半ライス
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煮玉子1/2×2=1個
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鶏しお丼
皮の部分をカリッとするまで焼いて余分な油を落とした鶏肉に塩ダレの効いた長ネギをトッピング、竜田揚げと双璧をなす「がっつり鶏肉を食べれる」メニューです。鶏肉のオイシさを一番味わえる調理方法で、鶏肉の持つ甘みが塩で引きたつ感じ、炭火炊きのようなふっくらご飯にぴったり、思わず口一杯に頬張ってしまう丼です
カリッと焼いた鶏に塩ダレ 鶏好きな人は是非!
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蓮華でたっぷり口に頬張っちゃいます
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夜のメニュー1 焼き物
本来焼き鳥屋さんであるこちらのお店、夜は別のメニュー構成で、鶏の部位毎に味わえる串1本単位での販売となります。鶏一羽から少ししか取れない首の部分の「せせり」、もも肉の真ん中、もちもちした歯ごたえの「おび」、ハツとレバーの間の部分である「あいだ」など、正に鶏を余すことなく食べられる焼き物メニュー、幾らでもお腹に入っちゃいそう。。。
夜のメニュー2 生もの
衛生・品質管理がしっかりできていないと出せないメニュー「鶏レバ刺し」や「鶏刺し」、「鶏レバパテ」などの生ものメニューを楽しめるのもこちらのお店の特徴です。
店内にこんな張り紙がありました。
「当店の鶏刺し、レバ刺しは衛生管理の徹底した工場・流通管理・毎日の試食を経てご提供しております。念のため体調のすぐれない方やご高齢の方、妊娠中の方やお子様は御注文を控えていただきますようお願い致します。」
鶏レバ刺しや鶏刺 ユッケとレバパテ
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衛生管理もバッチリ
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夜のメニュー3 鍋物
すき焼きとしゃぶしゃぶは平日要予約
暑いバンコクで熱い鍋、え~っと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本人のDNAの中に溶け込んだ鍋好きの血は押さえることが出来ません。
ご用意できるお鍋は3種類、「とりはだ鍋」、「鳥すき焼き鍋」、「鳥しゃぶしゃぶ鍋」、後ろの二つ、平日はご予約頂けないと用意が間に合わないようです。どのお鍋も追加メニューも充実、さらにスープを利用しての雑炊、麺も注文可能、二人前からの御注文となります。ナビも食べてみましたが、量が結構ありますので、実質人数マイナス1くらいの注文数で良いかと思います。
夜のメニュー4 その他
どうしても焼き鳥屋さんでは当然ですがお肉がメインですので、箸休めが欲しいところですよね、鳥波多゛ではその他所謂居酒屋メニューも充実しています。枝豆や冷奴といったライトメニューからサラダやぬか漬けなどの生野菜メニュー、釜飯やお茶漬けといった締めメニューなど抑えるところはしっかり抑えています。ナビとしてはテーブルの上で30分掛けて炊く釜飯系メニューを二人でシェアするくらいで締めるのがベストと言った感じでしょうか。
箸休めの居酒屋メニュー
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締めメニュー 釜飯食べたい!
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元々タイは鶏肉の美味しい場所であり、商社からのリクエストに応え日本への輸出も盛んな国です。そんなタイ産の鶏肉を日本の知恵・技術で調理すれば美味しくないわけはありません。ランチも夜も充実したメニューの日系鶏専門店の鳥波多゛、一度来て頂ければナビの説明にきっと頷いてくださることでしょう。以上バンコクナビでした。