ベジタリアン コテージ

Vegetarian Cottageกระท่อมมังสวิรัติ

閉店・移転、情報の修正などの報告

コスモポリタン・バンコクだからこそ出会える面白い料理!ここに辿り着いた人だけが食べられる、こだわりのマニアック・ヘルシー料理です。

こんにちは、バンコクナビです。今日は面白いレストランを発見して来ましたよ!! ベジタリアン・レストランなんですが、ここの料理はすべて肉や魚に似せて精巧に作られたもので、一見それがベジタリアン料理だとは信じられません!
普通ベジタリアン料理というと野菜だけのなんだか味気のないものを想像しませんか?でもそれじゃつまらないしおいしくないっていうんで、自らベジタリアンのDr. ナロン・チョークワタナが13年前に開いちゃったのがこのレストランなんだそう。ベジタリアンが作ったベジタリアンの為の贅沢っていうやつです。少々マニアックな感はありますが、超ヘルシーなうえにおいしくって面白いなんて、こんないいことありません。しかもお値段はお手頃です!これならベジタリアンじゃなくっても利用しない手は無いですよね?というわけでヘルシーフードとして健康に気をつかう人達にもうけているんです。
住宅地にある邸宅のレストラン
今回訪れたのは、バンコク中心部から少し離れたウィークエンド・マーケットの東、ウィパーワディー・ランシット(Vibhavadi Rangsit)にあるお店です。バンコクの中心部から空港に行く途中に位置していて、ローカル色の強い下町の、その奥にある住宅地の中にそのレストランはひっそりと隠れるようにあります。不安になりながらもここへ辿り着いた暁にはきっと達成感が味わえるはず?!まさに知る人ぞ知るレストラン。商売する気はあるのかとちょっと心配になりますが、そこは贅沢なベジタリアン達がおいしいものを食べたいからあるような店ですからいいんです!(きっと)。お店はタイの邸宅をそのままレストランにしてしまった造り、まるで知り合いの家に招かれたような気分になれます。健康に気を使うハイソなタイ人達も夜な夜な通ってくるとの事で、それはもう秘密クラブのような趣です。現在旅行者はほとんど訪れませんから、もし行ったらきっと大歓迎されるはず!?空港に行く途中にあるので旅行最後の絞めに、タイ料理でだぶついたお腹を少し凹ます為にもいかがでしょうか?さあエステやマッサージだけでなく体の中から健康で美しくなりましょう!
料理名を信じてはいけません、さてその実態は・・・!
精巧に作られた肉や魚は実は大豆やこんにゃくから作られています。加工しやすい大豆から良質のたんぱく質をとり、こんにゃくで歯ごたえをだします。何しろ味にこだわってますから大豆とこんにゃくは厳選した輸入物を使ってます。料理は主に西洋スタイル(自称)です。

トム・ヤム・プラームック・ナムコン 85B
(イカのトム・ヤム・スープ)
スープは完璧といえるトム・ヤムスープです。思わずうなずく納得のお味。やっぱりここははずしてはいけません。ここのスープはこくがあり落ち着いた辛さなので日本人の口によく合います。それにしてもどうすれば肉や魚のお出し抜きでこんないいお味が出せるのでしょう?不思議です。さて肝心のイカはこんにゃくで出来ています。色やくるりと反った外観はイカそのもの、歯ごたえもなかなか本物に近くコリコリしてます。

クン・パッ・ベーコン・ソースバーベキュー 120B
(エビのベーコン巻きケチャップソースがけ)
これエビもベーコンも作り物なんですよ!エビの赤い部分がかわいい!聞けば大豆の粉をすり潰してこねて作ったものだとか。お味の方ですが、エビはちょっと本物からは離れますが、これはまるでエビミンチかまぼこ?といった感じのお味と食感です。これはこれでなかなかいけますよ。(ナビはここで蟹かまぼこを思い出しました。笑)そしてベーコンの方は香ばしさも噛み切りにくさもすごくベーコンしてました!ソースはタイ語メニューではバーベキュー・ソースとありますが実際はケチャップソースです。

ヌアゲッ・パッ・プリックタイ・ダム 120B
(羊肉の黒コショウ炒め)
この羊肉はこんにゃくと大豆から出来ています。色・形は本物の肉、かみ締めた時の歯ごたえや、味が染み出してくる感じが上手く肉を再現してます。こういう模擬した料理は風味を出すのが一番大変ですが、羊肉の場合特有の臭みがなくって逆に食べやすい。普段羊肉を避けてる人はここでならおいしく食べられますよ。味付けの方はサッパリとした上品な西洋風。黒コショウはさすがに本場物ですから贅沢に使っていて香り豊か、でも全然辛くないです。

ヤム・ツナー 120B
(ツナサラダ)
ここの人気メニューです。なぜってタイ人の大好きなハーブがふんだんに入っているから!そして唐辛子も遠慮なく入っているのです!かなり辛いですが食べられないほどの辛さでもないかなとナビは思いました。注文の時上手く「あまり辛くしないでね」って言えなかったら唐辛子を除けて食べれば大丈夫です。聞いた通り、たくさんのハーブとレモンで口の中がさわやか、そこにキリリとした軽やかな辛さが相まっておいしい!ツナには味がよく染み込んでいて、噛むと汁が染み出てきます。一緒に行ったナビ編集長はこれが一番おいしいって言ってました。でも肉はツナっていうより鶏のささみって言われたほうがしっくりくるとナビは思いました。改名提案してみる?

オック・ガイ・ソースナムトック 120B
(鶏の胸肉のナムトック)
この店の一番人気メニューです! そう言われて納得。だってナビも今日の料理の中で一番おいしいって思ったもの!本物の肉じゃないってわかっていても「えー!これ肉じゃないのって!?」言いたくなる代物ですよ、これ。表面は香ばしく焼かれていて皮の焦げ方、はがれ方、食感まで忠実に再現してある!中の肉はふんわりやわらか、ジューシーで肉の旨みがある!ナムトックとはタイハーブ、唐辛子、ライムなどを混ぜて合わせそれをかけた料理の事で、一般的に辛いものです。ここのナムトックも他と違わず辛いのでいっぺんにソースを口に入れないように!この辛くて美味しいナムトックのソースで肉の旨みをさらに引き出して後をひきます。「ペッ、テェーアロイ(辛い、でもおいしい)!」ベジタリアン料理の真髄ここにあり!

その他ヘルシーメニュー

カーオ・クロング (玄米ご飯) 25B/人
ここでご飯を注文すると玄米ご飯が出てきます、なんてヘルシー!白いご飯が食べたい人は事前に電話で頼む必要があります。お代わり自由!

● おすすめドリンク

レモングラスジュース

レモングラスジュース

◎ レモングラスジュース 45B
お勧めのこちらを頂きました。飲み物までここではヘルシーです。心配した苦味もなくスッキリ爽やかなお味。そのままだとレモングラス水といった感じなので、シロップを入れるとおいしく飲めますよ。

◎ マトゥンジュース 45B
こちらもお勧め。あまりなじみの無い果物のジュースです。新陳代謝を高めるそう。

◎ ゲッククワイジュース (菊花茶) 45B
体の炎症を抑える働きがあります。

秘密クラブのような趣
ここの立地上、本店に観光客はほとんど来ませんし地元住民にもあまり知られていないせいで、ベジタリアンや口コミで来るお客さんがほとんどなのだそう。そういうこともありひっそりした秘密クラブのような趣です。でも気後れせずに入ってしまえばもうあなたも秘密クラブの会員です。「みんなと同じところに行くのはつまらない!」って言うあなたにピッタリのレストラン。何だか内装までどこか秘密めいて見えるのはナビだけ?
奥には12席のみのVIP席、ここにハイソなタイ人が集います。

バーカウンター
基本的に生き物を殺さないのがベジタリアンの考え方ですのでお酒はOKなんです。タイ中華系の人たちの精進料理週間はお酒も飲めませんが、それは体を清めるって言う意味で飲まないんです。基本的にベジタリアン料理と中華系の精進料理とは似ていますが考え方は非なるものなんですね。ということでお酒が好きな人には嬉しい話。ここはレストランでありながらバーカウンターがあり、お酒の品揃えはかなり充実しているようですし、ワインもあります。
メニュー: タイ語と英語です。少し写真も載ってます。

辿り着き方

日本人には馴染みのない場所なのでタイ語住所をプリントしていくと便利です。
[地下鉄とタクシー]
地下鉄ラチャダピセーク(Ratchadaphisek)駅まで地下鉄で行き2番出口から出て、そこでタクシーをひろいます。運転手にウィパワディーソイ16/21(Vibhavadi Soi 16/21)まで行ってもらいます。(ウィパワディーは大通りの名前、ソイ16とは16番目の小道、その後ろの21はその更に小さい小道の番号) 21の小道に入ったら100m程行くと細い運河があり、そこを過ぎたところの十字路を右に曲がると奥に白いお店が見えます。迷わずつければ駅から5~6分。
「パイ ラーン アハーン べジタリアン・コテージ ティー ウィパワディー ソイ シップホック(16) イーシップエッ(21)」 と言ってください。おそらく運転手はお店を知りませんから「ウィパワディー ソイ シップホック イーシップエッ」と住所を繰り返してタイ語の住所を見せるといいかも知れません。わからないと言われたら諦めて次のタクシーを拾いましょう。
 [タクシー]
とにかく地元の人にとってもあまり知られていないお店なので、これが一番辿り着きやすい方法かもしれません。ホテルスタッフに住所を見せてここにタクシーで行きたいと言います。スタッフもよくわからないようならお店に電話をかけて詳しく行き方を聞いてもらい、それをそのままタクシーの運転手に伝えてもらうという方法です。バンコク中心部から混んでなければタクシーで30分程度、100B位で着きます。

記事登録日:2006-01-05

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-11-25

スポット更新日:2006-01-05

利用日
女性 男性