BTSチットロム駅直結のマーキュリーヴィレ2階 女子旅に最適のおしゃれで清潔なレストラン さらに絶品スウィーツも充実 サヴォイ タイレストラン
サワディカップ バンコクナビです。タイ文化の発展は長い間バンコクで暮らしているナビの目からみても驚くほどのスピードで進んでいます。ちょっと前までタイ料理レストランと言えば味重視なら雰囲気は度外視、雰囲気重視なら味は我慢、味も雰囲気も重要ならばロケーションには目をつぶるというように、平均的に優れたお店を探すのは容易ではありませんでした。それが今ではBTSの開通から数年、開通当初は無かった駅に直結した駅ビルも次々に開発され、雨でも濡れずに買い物やお食事を楽しめるようになっただけでなく、雰囲気もお洒落で味も上々というようなお店がどんどん増えつつあります。今日ご紹介するサヴォイ タイレストランはロケーション、味、雰囲気、そしてお値段も二重丸の上、スウィーツまで絶品という新進レストラン、タイもこんな時代になったなぁと感心してもらえるようなお店です。
創業は1972年
サヴォイ タイレストランは今を去ること40年以上前の1972年の創業です、多分ご存知の方は本当に少ないと思いますが、バンコクには以前日本の大丸デパートがありました。サヴォイ1号店はこの大丸デパート内のテナントレストランとして誕生したお店です。恐らく日本との縁があったのでしょう、そして現在ではバンコク市内に約7店舗を構えるほどのお店に育ち、最新のお店として誕生したのが今回ご紹介する店舗です。お店の場所はBTSチットロム駅に直結の駅ビルMercury Villeの2階、雨が降っても傘要らずで行ける便利な場所となっています。
サヴォイ タイレストラン
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タイ家庭料理のお店 絵にも描かれていますね
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店内の雰囲気
バンコクのタイ料理店で夕食を摂ろうとした時、国籍を問わずおじ様グループが赤ら顔で小宴会を催しているところに遭遇したことがある方、いらっしゃいませんか?こちらのお店でもビールやワインなどのアルコール類は勿論販売していますが、写真を見て頂ければ判るとおり宴会が出来る雰囲気ではなく、どちらかと言えばカフェに近いで内装のお店で、角テーブルと丸テーブルが組み合わされた楽しく静かに会話と食事をする感じが似合うレストランで、最近とても多くなった女子旅やカップルでの旅行にぴったりのお店だと思います。なおグループの方用には最大10名様まで座れる個室も2部屋用意されています。個室は5名様以上ならば部屋料金無しでご利用頂けますがほぼ毎日埋まってしまっていますので、ご利用をご希望の方は前もってご予約するほうがベターです。
いい意味でタイ料理店っぽくありません
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美味しいものを充分知ったタイのグルメ通若者で賑わう雰囲気
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新しいお店だけに清潔さもバッチリ
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5~10名様でご利用頂ける個室は2部屋
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メニュー
メニューはドリンク+デザートと料理用の2種類
言葉が通じない国での食事で困るのがメニュー選び、サヴォイ タイレストランのメニューは主要なお料理は殆ど写真付きで紹介されている上番号が付けられていますので、写真から選んだ場合は該当するメニューの欄を見て頂ければタイ語と英語でメニュー名を確認できます。
また、お店によっては海老や蟹のシーフード料理は皿単位ではなく、重さで量り売りをするところもありますが、こちらのお店では全てのお料理がお皿単位、しかも料理によってはお皿の大きさでS、M、L別に表示されていますので、とても明朗な表示になっています。
料金に関してですが、全てV.A.T(タイの消費税7%)込みの料金、ただし精算の際にはサービスチャージ10%が加算されます。その分チップの心配は無用ということになります。
主要なお料理は写真付きで紹介
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タイ語と英語+お値段
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お料理各種紹介
それではお料理を幾つかご紹介しましょう。サヴォイ タイレストランのお料理はタイの家庭料理、このため子供でも食べ易いよう辛さ控えめ、甘さやや多目の味付けがメインで、外国人である私たちにはとってもマイルドな味になっているのが特徴です。
お値段はあくまで取材時のものですので、時間・時期により変更される場合もありますのでご了承下さい。
ドリンク3種類
ソフトドリンクは特徴のあるオリジナルジュース類が豊富です。お値段はどれも75baht、日本円で約250円前後ですので、何種類か試してみるのもいいかも。
Plum Soda(プラムソーダ)
梅のソーダです。酸味の無いタイの梅を使用していますので、甘みが強い割にはしつこさが無く、あっさり飲めるソーダです。
Pandanus Kale Juice(パンダナス ケールジュース)
タイの食材でカナーと呼ばれる緑色野菜のジュースです。日本の青汁とは異なり青臭さが無く、甘くスムースでフラッペ状にしてあります。
写真で見ると本当に青汁ですよね
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青臭さや苦味は全くありません
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Sparkling butterfly pea Lemongrass juice(スパークリングバタフライピア レモングラスジュース)
色が美しいレモングラスのジュース、酸味が効いていてさっぱり感があるので、揚げ物料理との相性抜群です。
見た目も美しいジュースです
料理6種類
Savoeys signature fresh spring rolls 135baht
(サヴォイ‘s シグナチャーフレッシュスプリングロール 135バーツ)
サヴォイのお勧めメニューの一つ、生春巻です。春巻の生地にトマトを練りこむことにより食欲の沸く赤い生地となり、もっちりした食感で中身は蟹肉と豚ひき肉のコンビネーション、カラッと炒めたガーリックがトッピングされています。およそ今まで食べたことのある生春巻とは異なる美味しさでした。
赤い春巻は初めてみました トマトが練りこまれています
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普通の生春巻よりも少し厚めの生地でもっちりした食感
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薄味でさっぱりの空芯菜炒め
Quick-fried water morning glory with chilli 130baht(クイックフライドウォーターモーニンググローリーwith チリ 130バーツ)
日本で言う空芯菜の炒めものです。普通この料理は油をたっぷり使ってオイスターソースで炒めてあるため、美味しいのですがかなりギトギトしていますが、このメニューは油控えめのガーリック風味の塩炒めという感じで、とてもあっさりしていました。
勿論普通のオイスターソース炒めもあります。
Sea prawn "Tom Yum Soup" S260baht L520baht
(シープラウン トムヤムスープ 小260バーツ)
火鍋の状態でサーブされますが、食べる時はスタッフが器に盛り付けてくれます。写真のサイズはS、充分3人以上で食べられます。大抵のお店は川の淡水海老を使ってトムヤムクンを作りますが、こちらのお店では海の海老に限定されています。このためスープにコクがあり、ココナッツミルクを多目に入れていることもあってとてもマイルドな味付けです。
また、辛味は殆ど感じない味付けですので、辛いものが苦手な方にもトムヤムクンを楽しんで頂けます。
火鍋で出されます
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火を通し過ぎないので、プリプリ感が損なわれていません
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Deep-fried snapper with sweet fish sauce and mango salsa 420baht
(ディープフライド スナッパーwith フィッシュソース&マンゴーサルサ 420バーツ)
スズキの揚げ物 マンゴーサルサソース添えというのが日本名になると思います。表面をカリッと仕上げて中はふっくらしたスズキの身を甘みが強く少し酸味のあるマンゴーの入ったサルサソースで頂きます。とっても美味でした!
外はカリカリしていて中はふんわり
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サルサソース 甘さと酸味のバランスが絶妙
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Stir-fried "Curry Crab" 695baht
(スターフライド カリークラブ 695バーツ)
タイ料理の中で最も人気にあるものと言っても過言ではないプーパッポンカリーです。
見た目は殻付きのものが豪勢で迫力もありますが、実際に食べるのには手がベトベトになってしまい、かなり食べ難いものです。“meat only”と言えば蟹の身だけで作ってもらえますので、オーダーの際にお申し付け下さい。また味付けは油っこさが無くタマゴのふわふわ感はそのまま、カレー味というほどの濃さは無く、カレー風味くらいの味付けです。
ご飯に掛けて食べれば最高ですよね。
油っこくないプーパッポンカリー 丸ごと一匹蟹が入っています
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ふっくら炊き上げた上質のタイ米と一緒にどうぞ
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見た目も美しいタイ風チャーハン 薄めの味付けです
Pork/Chiken fried rice S125baht M250baht L375baht(ポーク/チキン フライドライス S125バーツ M250バーツ L375バーツ)
タイ語で言うカオパット、タイ風チャーハンです。タイのチャーハンは具材を指定することができますので、オーダーのときにポーク或いはチキンとご指定下さい。また、海老チャーハン、蟹チャーハン、シーフードチャーハンもサイズにより10バーツ~30バーツアップでメニューに載っています。パラパラに炒められた黄金色のチャーハンはサフランライスのようにとてもあっさり味、ナビは少し濃い目の味が好きなので添えて出されるナンプラープリック(唐辛子入りナンプラー)を掛けながら頂きました。先ほどのプーパッポンカリーと合わせて頂いたらバッチリだと思います。
スウィーツ2種
正直なところタイ料理レストランのデザートメニュー、あまり期待はしていなかったのですが、今回は良い意味で期待を裏切られました。そのレベルはかなり高く、スウィーツだけでも利用したくなるくらいのものと言っても過言ではないでしょう。
アイスクリームやホイップクリームの下にもマンゴーがごろごろ入っています
Coconut ice-cream with deiced mango and butter cake 80baht(ココナッツアイスクリームwithダイスドマンゴー&バターケーキ 80バーツ)
日本では少ないココナッツのアイスクリームにサイコロ状にカットされた熟マンゴーとふわふわのホイップクリーム、さらに小さくカットされたスポンジケーキがココナッツミルクの中に浮いている絶妙のコラボです。ココナッツアイスはバニラのくどさが全く無い、とてもあっさりした味わいで、熟したマンゴーとの相性もバッチリ! ホイップクリームは甘さ控えめでとっても軽い食感、日本で同じようなものを食べれば間違いなく500円以上はするというお値打ち感も半端ありません。
どうですか? 食べたくなりますよね
Coconut Panna Cotta served with stuffed water chestnut 80baht(ココナッツパンナコッタwith スタッフドウォーターチェストナッツ 80バーツ)
ココナッツから作られた真っ白のパンナコッタとミルクの中に浮かぶ色も鮮やかな赤のウォーターチェストナッツ、日本語で言う「クワイ」がルビーのように輝く、見た目もキレイなデザートです。甘さを抑え目にしたパンナコッタのモチッとした食感とクワイのサクサクした食感のコンビネーションは抜群で、次々にスプーンが口に運ばれていってしまうほどです。絶対食べる前に写真を撮っておいて欲しい一品です。
タイ家庭料理の味を大事しているサヴォイ タイレストラン、店名の「サヴォイ」とはタイ語の中でも王族の方が「食べる」という意味の高貴な言葉で、一般の人には使わない単語です。カジュアルな雰囲気でいながら、伝統料理の味を重んじ且つ食べやすく仕上げる、結構難しいことをあっさりとやってのけてしまっているなというのがナビの感想です。
場所、雰囲気、味、どれをとっても女子旅にお勧めのお店です。11時の開店時間から22時の閉店時間までお休みはありませんので、是非一度足を運んで頂きたい、進化したタイ料理を食べて頂きたい、そんな風に思わせてくれるレストランでした。