美味しいフカヒレスープをリーズナブルに食べられる中華料理レストラン。本店は中華街のヤワラーにあるが、旅行者にはセントラル・ワールド・プラザの支店が便利。
サワディーカップ、バンコクナビです。
今回ご紹介する「和盛豊(フアセンホン)」はフカヒレスープが安くて美味しいと評判の中華料理レストラン。本店はヤワラートの中華街にあるのですが、セントラル・ワールド・プラザに支店を構えており、本店とまったく同じ味を提供しています。アクセスも簡単で、ショッピングの合間に気軽に立ち寄れるので、旅行者にはこっちのほうがおすすめです。
和盛豊はセントラル・ワールド・プラザ6階の飲食フロアにあります。セントラル・ワールド・プラザはBTSチットロム駅からスカイウォークで直結しています。
フカヒレスープ以外も美味しい!
○蟹肉ともやし入りのフカヒレスープ 小400バーツ 中600バーツ 大1200バーツ
【Fried Shark’s Fin with Crab Meat & Bean Sproutes】
和盛豊に来たらフカヒレスープは絶対に外せない! 小、中、大の3サイズあり、ナビは小サイズを注文したのですが、けっこうボリュームがあります。2人くらいでシェアしてもよさそう。
実はナビ、中華料理レストランでこういうちゃんとしたフカヒレスープは今回がはじめて。まずはスープをレンゲで一口。深みのある味わいがとろみのついたスープといっしょに舌の上に広がっていきます。フカヒレの独特の食感ともぴったりです。
別の皿にもやしとパクチーが盛られていて、これをフカヒレスープに入れるみたい。もやしは生です。スープの中にもやしのシャキシャキとした食感が加わることで、フカヒレなどの食感も引き立てられます。
○中華風の辛い薬膳鍋 豚350バーツ 牛400バーツ
【Spicy Chinese Herbs Soup Hot Pot】
和盛豊は鍋メニューも充実。中華のいろんなタイプの鍋が用意されています。ナビは辛い薬膳鍋というのを注文。豚肉か牛肉かを選べるので、豚肉のほうをチョイスしました。
鍋に入れる具材。豚肉と野菜と……あとひとつはなんだろう? 湯葉かな?
鍋のスープがちょっと煮えてきたところで具材をドバッと投入。具材を入れる順番なんてどうでもいいんです。細かいことを気にしてたら鍋は楽しめません。
スープを一口飲んでみると、ピリッとした心地よい辛さのあとにやってくるまろやかな優しい味わい。体の芯からポカポカと温められます。これが薬膳の効果? これ、南国のタイで食べても十分に美味しいのですが、中国の寒空の下で食べたらもっと美味しいんだろうなあと思いました。
それと何気に美味しかったのがこれ。湯葉かと思ったら、練り物をワンタンの皮で包んだものでした。練り物にしっかりと味がついていて、それがピリ辛でまろやかなスープと相まって極上の味を生み出しています。
○豚そぼろとピータン乗せご飯 145バーツ
【Baked Rice With Minced Pork Black Olive and Preserved Egg】
和盛豊は炒飯も美味しいという話を聞いていたのですが、今回はあえてそれを外して頼んでみたのがこれ。土鍋に入ったご飯の上に豚そぼろ、ピータン、カシューナッツ、唐辛子、ホムデン(赤玉ねぎ)、マナオが乗せられていて、彩りはすごくきれい。見た目はちょっと韓国のピビンバにも似ていますね。
ピビンバだったらご飯と具をよーく混ぜてから食べるのですが、この料理の場合はどうなんでしょう? わからないですが、このきれいな彩りを崩すのがもったいなかったので、混ぜずに食べることにしました。
豚そぼろは四川風(たぶん)のピリ辛の味付けで抜群の美味しさです。ピータンや唐辛子など他の具といっしょにレンゲですくって口の中に入れると、それぞれのまったく異なる味や食感がひとつに調和。ギター、ベース、ドラムとそれぞれ異なる音色をもった楽器がひとつに集まって口の中でロックを奏でているかのようです。
マナオは皮ごとみじん切りにしているというのがポイントですね。皮の苦味が心地よいアクセントになってくれます。
いかがでしたか? 和盛豊は他に飲茶の点心も美味しいと評判で、シュウマイなど種類豊富な点心が一品40バーツくらいで食べられます。ショッピングの合間のちょっとしたティータイム感覚で飲茶していくのもいいかもしれませんね。以上、バンコクナビでした。