ラマ7世時代からの由緒正しき古いお屋敷でいただくベトナム料理。フランスチックな盛り方も目を楽しませてくれます。
こんにちは、バンコクナビです。本日ご紹介するのは、タイのお隣の国、ベトナムの料理。タイ料理よりもベトナム料理のほうが日本では有名ですよね。生春巻きやフォーなどは、日本人にはなじみの深いもの。でもやはり日本で食べるアジアや西洋料理って、タイ料理を含めて、ちょっと日本人にあわせた味付けになってるんですよね。それはタイでも同じ。タイで食べる日本料理って、お味噌汁がちょっと甘めだったり。今回ご紹介するスウィートバジルも、オーナーもシェフもタイ人とあって、ちょこっと味付けがタイ風ですが、お店の雰囲気はとてもよくって、かつお値段もお安めなんです。
ビジネス街にたたずむ古い民家
オーナーのティダーさんが一目ぼれして即この場所に決めたというスラサック駅近くの古い民家。ビジネス街の近くにあり、とても静かな場所に13年という長い間、スウィートバジルはお店を出しています。健康にいいものを、でも変わった料理を出したい、との一心でベトナム料理店を出店お店は、ラマ7世時代から50年以上もある一軒屋を改造してあります。一目ぼれしたのもうなずけます。とてもすてきな2階建てのおうちなんです。外のガーデンにはトロピカル植物、池の中には鯉も泳いでいます。訪れる際にはぜひ、ガラス張りの窓際の席で、景色をながめながらどうぞ。
ヘルシーヴィエッナミ―ズの数々
フレッシュ シュリンプ ロール 75B
(Fresh Shrimp Roolls)
やはりはずせないのが生春巻き。エビ大国タイともあって、ぷりぷりの赤いエビがライスペーパーから透けて見えて食欲をそそります。真っ黒なお皿に真っ赤な花のモチーフを飾り、そして真っ白な春巻き、と色合いがなんともおしゃれですね。バジル、麺、エビの組み合わせがいけます。付け合せの大根とにんじんの酢漬けと召し上がれ。
ヴィエッナミ―ズ スプリング ロール 75B
(Vietnamese Spring Rolls)
揚げたての春巻きの登場です。ひとくち口にいれるとひき肉と麺がぶちゅ~っとなってうまーい。味付けもどちらかというと濃い目ですが、油っこさが気になる方は、酢漬けを乗っけるか、付け合わせのハーブにくるんで食べると気になりませんよ。
チャプル ポーク 85B
(Chaplu Pork)
ナビも初めて食べました。この一品。スパイスの効いたポークに、なにやら「チャプル」なる葉が巻かれています。口に入れると、レモングラスのような柑橘系の風味が広がるんです。なんとも不思議な味。お肉も味が濃い目なので、ごはんがほしいな~なんていいながら、付け合せのコロッケみたいなものを食べてみるとなんと揚げたもち米!さすが、ご飯がほしいと思ったナビの気持ちをちゃんと先取り!
スウィート ケーン シュリンプ 50B
(Sweet Cane Shrimp)
エビのさつま揚げ。なんとサトウキビに巻いてあります。ほんのりサトウキビの甘さがエビに移っていい味。こちらもやや味は濃い目。1束づつくるくると巻いてある、麺と一緒に食べるといい感じです。さつま揚げを食べ終わったあと、気になるサトウキビをちょっとガジガジしてみると、ほんのりあま~い。
フォー ウィズ ビーフ 65B
(Pho with Beef)
日本人にもファンが多いベトナム風ラーメン、フォー。ナビも大好きです。ですが、ここのフォーは、タイの味が色濃く残されており、タイのバーミーとあんまり変わらないかな、という印象を受けました。でもお肉のおだしが効いたスープとビーフはおいしかったです。
趣のある手作りの店内
築50年以上というお屋敷の中は、オーナーのお義姉さんが自分でデザインしたというこだわりのもの。ピンク、オレンジ、ブルーとグリーンのパステル調の背もたれの高いイスがとてもおしゃれです。店内にはハイソなタイ人のご夫婦や家族連れがディナーをされていました。また国籍で行くと、タイ人、アメリカ人、日本人、の順でお客様が多いのだそうです。
そしてバンコクには珍しく、自動ピアノがあり、お食事の時にクラッシック音楽を奏でてくれます。初めてお店に入ると、なんだかアジアのレストランではなく、高級西洋料理店に入ったような気分になります。ナビもそうでした。スラサック、チョンノンシーエリアにお立寄りの際はこの不思議な空間に足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか?
たどり着き方
プラムアン通り入って左側の最初のソイ、シーウィアン通り(SiWiang)を曲がり、50mくらい進むと、左側にスウィートバジルの英語縦書き看板が見えます。