タイ人が朝ご飯や酔い覚ましに食べる「ジョーク(お粥)」の超人気店。常連さんが多く、「ジョーク プリンス」を知っている人はかなりのバンコク通!
サワッディーカー!バンコクナビです。これからタ新たなメニューに挑戦したい、タイの人々が大好きな一押しメニューを食べてみたいという方に特に必見のおすすめ店をご紹介いたします!今回訪れたのは『ジョーク プリンス』という地元のタイ人に大変人気のある小さな屋台食堂です。『ジョーク プリンス』と聞いてピンっと来た方もいらっしゃるかと思いますが、「朝昼晩いつでも人々のお腹をやさしく満たす」、そんな料理です。ではさっそく『ジョーク プリンス』をのぞいてみましょう!
「ジョーク プリンス」って一体?
英語表記はなくタイ語で「ジョーク プリンス」と書いてあるところが昔ながらな感じです
「ジョーク プリンス」と初めて聞いたときは、「ジョークという名前のプリンス(王子様)?」という高貴なイメージや、「ジョークを飛ばすお店?」なんていう想像をするかもしれません。「ジョーク」というのはタイで『お粥』を意味します。お粥といってもタイには「ジョーク」「カオトム」という2タイプあり、一般に日本のようなお米の粒が残っているお粥は「カオトム」といいます。「ジョーク プリンス」でいうお粥は、お米の粒が残ることなくとろっとろに煮込んだ状態の「ジョーク」というお粥のことをいいます。すなわち「ジョーク プリンス」とは『お粥界のプリンス』、『お粥王子』という意味であり、とにかく美味しいジョークを食べることのできるお店ということです。
朝も夜も食べたくなる、やさしい味の「ジョーク」を食べてみたい!
お腹にもやさしいお粥
タイにきて初めて出会った「ジョーク」というとろっとろに煮込んだお粥。実はタイではとても一般的な料理の一つで、毎日食べる人もいるほどです。タイ人にとって「ジョーク」は朝にお腹がまだ目覚めきっていない時に食べる朝食、お酒を飲んだあとに小腹が空いているときに食べる、というとっても身近な料理なのです。ほかのタイ料理のように辛さはなく、味も薄味なのでお腹にやさしいということが人気の秘訣のようです。お粥界のプリンス『ジョーク プリンス』では、どこのお店にも負けない最高の「ジョーク」があること、毎日通い続ける常連さんが非常に多いことから、一度は訪れてみたいおすすめのお店です。
お店の中はこんな感じ
-お綺麗な女主人さん-
「ジョーク プリンス」ではいつも店先で忙しそうに「ジョーク」を作る「すてきな女主人さん」が迎えてくれます。今回も急な取材であったにも関わらず快く写真撮影に応じていただきました!数十年以上ジョークを煮続けている女主人さんが作る「ジョーク」はほっとするやさしいお味です。
いつも綺麗な女主人さん!写真撮影にも笑顔で答えてくれました。
|
|
手際よくジョークを作って行きます
|
入り口は狭いですが奥行きのある店内
-屋台のような、食堂のようなお店-
では「ジョーク プリンス」の店構えをみてみましょう!外観内観ともに総合すると「食堂兼屋台?」といった雰囲気のあるお店で、いつでもお客さんで混み合っています。店先でジョークを煮る女主人さんがいて、その先に奥行きのある座席が広がっています。座席数があまりないため混み合っているときはすぐ席につけないときもありますが、それほど待たなくても座ることができるでしょう。新しい建物ではないので年季が入っていますが、タイの屋台食堂はこのようなものなので、特に気になることはありません。なにより味が店の年季を上回るほど美味しいので問題ありません!
混みあっていましたが少し待ったら座ることができました
|
|
一人で訪れるお客さんも多いです
|
「ジョーク プリンス」で『ジョーク』を注文!
壁に貼られたメニューはタイ語です
さっそく「ジョーク」を注文!
メニューの数は多くありません。店内の壁に貼り付けてあるメニュー表はタイ語なので、あらかじめメニューを決めていくと良さそうです。「卵入り」にするかどうかを聞かれることがありますが、入れる際は「サイ カイ」と伝えればOKです。
<メニュー>
タマダー(豚ミンチ&内臓) / 35Bath
サイ カイ(豚ミンチ&内臓+玉子入り) / 40Bath
サイ カイ(豚ミンチ&内臓+玉子二つ入り) / 45Bath
サイ カイ イアオマー(ピータン入り) / 45Bath
サイ カイ イアオマー(ピータン二つ入り) / 50Bath
約5分でジョークがテーブルに・・・「いっただきます!」
お粥ですが全部食べるとお腹いっぱいです。男性は大盛り(ピセーク)にしてもらう人もいるようです。
トッピングがついたり、ほかのお客さんでいつも混み合っているため、ジョークがテーブルに運ばれてくるまで5分くらい待つでしょう。お客さんが少ないときには早めに運ばれてきます。では、運ばれてきた熱々のジョークをさっそく「いただきます」!
店によって大きさの違うパトンコー。ここでは小さめですが歯ごたえがしっかりしているパトンコーでした。
-その前に!さらに美味しくジョークする食べ方-
ジョークを食べる際のおすすめトッピングをご紹介します!それがこちら『パトンコー』です。タイの揚げパンである『パトンコー』は一般的にジョークや豆乳といっしょに食べます。「ジョークだけだと足りなそうだなー」というときや「柔らかいジョークの中にも歯ごたえが欲しい」という方におすすめのトッピングです。
ほくほく味が染みた肉団子
では、気を取り直して『いっただきまーす!』
熱々とろとろのジョークは少し冷ましてから食べないと舌をやけどするのでお気をつけください。少し冷めたところで一度味見をしてみてください。薄味ですがすでに少し味がついています。味見をしたあとにお好みでテーブルにあるソース(大豆しょうゆ、唐辛子、コショウ)で味付けをします。「ジョーク プリンス」のタイ人も大絶賛のジョークが、口に入れた瞬間にとろっとろに溶けてしまうでしょう。ほのかな甘みと豚肉の団子が見事にマッチし、ピリッと香る生姜などの薬味が味を引き締めます。半熟卵をジョークの中に溶かして食べるとさらにまろやかな味に仕上がり、ピータンは半熟卵が苦手な方はこちらをぜひチョイスしてみてください!
一口食べたあとはお好みで味付けを・・・
|
|
フワフワ口の中でとろけるようなジョーク
|
常連さんが多く、テイクアウトする人も多いです。
次々と入ってくるお客さん。立っている人はみんなテイクアウト待ちです。
「ジョーク プリンス」へいってみて一番驚いたのは想像以上に『常連さん』が多いということです。それも年齢層が豊かで、常連さんと思われる人たちはほとんどがテイクアウトをしていました。座席数が少ない分注文したあとにすぐ運ばれてくると思ったのですが、テイクアウトする人たちも多いので少し時間がかかります。それでも昔からの常連さんが変わらず通い続けているお店というのは、味にも期待ができるので素晴らしいことです。
「ジョーク プリンス」へのアクセス!
サパーンタクシン駅で、3番出口を出ます。駅をでて目の前にあるチャルンクルン通りを向かって左の方へ進んでください。少し歩くと左手に「ロビンソンデパート」がありますが、こちらも通り過ぎます。もう少し道なりに進むとセブンイレブンとSoi(路地)44の標識がありますが、こちらも通り過ぎます。Soi44を通り過ぎ真っ直ぐいくと横断歩道があるので渡ります。横断歩道を渡ったらすぐに右折し駅側に戻るように15m~20m進むと左手に「ジョーク プリンス」があります。
いかがでしたか?朝ごはんを食べにちょっと早めにホテルをでてもいいですし、少しお酒を飲んだあとにもちょうど良い「プリンス ジョーク」です。BTSサパーンタクシン駅からも近いので、ぜひ一度お粥王子を味わってみてください!以上、バンコクナビでした!!