カオサン通りをすこしだけ奥に入ったカラフルなバーで、ハッピーにヒッピー気分を味わおう!
サワッディーカー!バンコクナビです。
カオサン通りが「安宿街」や「バックパッカーの聖地」と言われ、一般旅行者にとってはあまり縁のない場所だったのは、いまや過去の話。今日のカオサン通りは、おしゃれなレストランやバーが連なる夜遊びスポット。しかも旅行者が多い土地柄、どのお店もわりと気軽に入れるのがうれしいところ。
さて、バンコクの街のつくりは、大通りから何本も細い路地が出ているのが特徴。路地の先に『こんなものがあったのか!』と驚くこともしばしば。その路地歩きが楽しいのは、カオサン通りも同じ…いやむしろ、他の通りよりも面白そうではありませんか! 今回ご紹介するのは、カオサン通りの本通りからちょこっとだけ入ったところにあるレストランバー、『ヒッピー・デ・バー』です。
◎ ◎ ◎ ◎ ◎ HippiE DE BAR ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
【屋外席】
『ヒッピー・デ・バー』の敷地の中には、他に『ヒッピー・ハイ』というバーもあります。
まずは『ヒッピー・デ・バー』からご紹介。
屋外席は、レインボーカラーにペイントされたベンチのペンキが、わざとなのかそうなってしまったのかほどよくはがれかけていて、「ペンキ塗りたて!」の緊張感とは対極の、気の抜けた雰囲気を出しています。
『↑BAR』 『Welcome』そして『Don’t DRiNK AND DRiVE(飲んだら運転しないで!)』と地面に直接埋め込んだタイルで書かれているのがかわいい!
テレビ型の水槽を発見!
【中はオールドスタイル】
では『ヒッピー・デ・バー』の建物の中に入ってみましょう。1階は、最近タイの若者の間で流行している、60-70年代のオールドスタイル。壁にはスタッフがプライベートで撮った写真に落書きしたものがぺたぺた貼ってあったり、友達の家に遊びに来たような感覚です。
踊り場にも席があって、誰にも邪魔されずに2人だけで話し込みたい場合もOK。誰にもいえなかった打ち明け話もすんなりできそうですね。
2階も、古き良きオールディーズの内装。パッチワークのソファや、壁に何個もかけられたアンティークの時計が、赤や青にぱきっと塗り分けられた壁としっくりなじんでいます。こんなにごちゃごちゃしているのに落ち着けるのは不思議です。
ビリヤードのできるお部屋もありました。
◎ ◎ ◎ ◎ ◎ HippiE Hi..! ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
変わってこちらは、同じ敷地内にある『ヒッピー・ハイ』。白い一軒家のかわいらしいお店です。『ヒッピー・デ・バー』はどちらかといえばオトナな雰囲気でしたが、ここ『ヒッピー・ハイ』のテーマは、甘くやさしいガーリーな感じ。よりロマンチックに過ごしたい人のための場所です。
【外】外には、タイル張りのテーブルと、花柄の椅子が置かれています。『ヒッピー・ハイ』は朝10時から空いているので、午前中のうちに置きぬけ1杯目のコーヒーをここで、というものいいですね。
【ロマンチック・ヒッピーな内装】
建物の内装は、花柄の布やキルトをたっぷり使ったロマンチック・ヒッピースタイル。
こんなお部屋にしたいけどなかなか思い切れない…というナビは、ここでゆったりくつろいでヒッピー気分を満喫しました。
2階はテラスになっていて、涼しい風が吹き抜けます。屋外の大敵、蚊もあまり飛んできません。夕日が沈んでライトアップされたあとに特にお勧めのスポット。
【Tシャツ】
スタッフが色違いで着ているTシャツには『Hippie』の文字!ナビもほしい~!
食事
食事メニューは、『ヒッピー・デ・バー』、『ヒッピー・ハイ』どちらのバーも同じ。タイ料理が中心ですが、欧米人も多いというカオサンの土地柄、ハンバーガーやサンドイッチ、スパゲティといったメニューも充実していて、表記も英語/タイ語表記なので見やすいです。つまり、おいしいタイ料理を食べたいときも、タイ料理に飽きたときも任せて!という心強いメニュー構成なのです。
ライス・ウイズ・シュリンプ&チリ
120バーツ
タイではごく一般的なメニュー、海老のチリ炒めです。海老、小ぶりのたまねぎ、マッシュルーム、ニラを赤唐辛子と一緒にオイスターソースでさっと炒めたものです。かりっと焼いた目玉焼きが添えられています。ご飯がクマの形をしてる!トマト&きゅうりの生野菜や、海苔のスープもセットでついています。
ヌードル・クリスピーポーク
95バーツ
そうめんのような細い米麺の上に、豚の脂身をカリカリに揚げたものがのっています。付け合せは、あまずっぱいタレで和えたインゲンのサラダ。トマトがたっぷり入っているのがGOOD。暑いタイでは、酸っぱいものがほんとうにおいしく感じます。脂身のコクと酸っぱいタレが細い麺とよく絡まってつるつる、ぱりぱり、いくらでも食べられてしまいそう。
ノーネーム・シュリンプ 95バーツ
ノーネームという海老のすり身の揚げ物。辛そうですが食べてみると意外とあっさり味。からっと揚がった衣に、ふわふわの中身。歯ざわりの違いも楽しめます。1口サイズなのでお腹がいっぱいでもマイペースで食べられそうだし、お酒のおつまみにもいいかも。
アレックス・バージット 120バーツ
こんなバーで飲みたくなるのは、やはりカラフルなカクテル。2層になったこのカクテルは、テキーラベース。ブルーキュラソーのエメラルドグリーンがさわやかです。下に沈んでいるのはブラウンシュガーシロップ。よくかき混ぜて飲めば、苦味と甘みが交錯して深い味わい。ざく切りのライムの酸味のパンチも効いています。
○◎メイドインパラダイス◎○
おまけ情報…といいつつも大きな声でご紹介したいのが、『メイド・イン・パラダイス』という、『ヒッピー・デ・バー』の1角にある、お洋服や小物を売るお店。ここでナビ念願の『HIPPIE』Tシャツを発見!380バーツで売られていました。営業は、夕方5時から午前0時まで。
オールディーズの『ヒッピー・デ・バー』、ロマンチックな『ヒッピー・ハイ』、どちらのヒッピースタイルがお気に召しましたか?
食事からカクテルまで、昼も夜もいろんなバリエーションの楽しみ方ができる『ヒッピー・デ・バー』は、カオサン歩きのビギナーにぴったりのお店でした。
以上、バンコクナビがお送りしました。
カオサン通りに、チャクラポン通り側から入って、30メートルほど歩きます。入り口にトゥクトゥクが飾ってあるバー『ガリバーズ(GULLIVERS)』があるのが目印です。すると右手に小さな路地への入り口が2本あります。向かって右、入り口付近に水着を売る露店や髪を結うお店がある方からはいると『ヒッピー・ハイ』、左側、古本屋さんのある方から入ると『ヒッピー・デ・バー』です。二つのお店の敷地は、中で繋がっていて行き来できます。