川沿いの高級ホテル内のレストランで、海と空と太陽に愛された料理・パシフィック料理をいただきましょう!
サワッディーカー!バンコクナビです。
ふと見上げた空の青が海の青に見える、そんな日。太陽がいつもより近いと感じる、そんな日。タイ料理もいいけれど、今日はすこし違ったものが食べたいなぁ。
そんな時のために是非知っておいて欲しいレストランを見つけました。大西洋に浮かぶ島々のトロピカルな料理、パシフック料理が食べられるレストラン、『トレーダー・ビックス』です!
場所は川沿いマリオット・リゾート&スパの中
『トレーダー・ビックス』は、マリオット・リゾート&スパの中にあります。チャオプラヤー川の対岸にあるこのホテル。橋を渡ってタクシーでもアクセス可能ですが、おすすめは断然マリオットの専用船に乗っていく方法。BTSサパーンタクシン駅2番出口を出てすぐの港から出航するアズキ色の屋根船に揺られ、景色を見ながら約20分。到着したマリオット・リゾート&スパのロビーを抜け、プールの脇の道を行った奥にある建物を入った右手に『トレーダー・ビックス』はあります。
◎ 外観
では早速中に入ってみましょう。異国の料理を饗するレストランにはじめて足を踏み入れるこの瞬間は、ナビにとっては小さな国境越え。しかも今日はパシフィックの島々への海峡越え、とあらばますます期待が高まります。ユーモラスな表情の人形に出迎えられ、ポリネシアン風の挨拶の仕方はわからないながらも世界の共通語、笑顔を浮かべて店内へ。
◎ 店内
『トレーダー・ビックス』は、ポリネシアの人々と親交の深かったビクター氏が、サンフランシスコにお店を開いたのがはじまり。今では世界各国に23箇所の支店を構えます。
100席の座席が並ぶ店内は、エキゾチックかつトロピカルな空間。帆船やいかりなどの、少しアンティーク調の海洋アイテムに、心は思わず遥か昔、海賊船が行き交う時代の大西洋へ。飾られている古い地図が、本物の宝の地図に見えてくるほどのリアリティです。
2部屋ある個室も、予約をすれば追加料金なしで使用することができます。(大:12−14人 小:8人)
◎ テラス席も
風を感じながら食事をしたい場合はテラス席へ。オリジナルガーデンをはさんで見ると、見慣れているはずのチャオプラヤー川の眺めもまた一味違ったものに。何だかほほに当たる風が、海風のように感じられてきました。
◎ チャイニーズオーブン
『トレーダー・ビックス』の料理の秘密を握っているのが、このオーブン。古代中国が紀元であるこのオーブンは、熱を逃さず、また火が直接中の肉に当たらないつくりになっています。このオーブンによって高温で蒸し焼きにされたお肉は、余分な脂にさよならを告げ、肉汁はそのままに、新たな旨みに出会う、というわけです。
◎ バー
お店の一角にはバーカウンターがしつらえられていて、こちらも海辺の情緒たっぷり。髭をたくわえたダンディなナイスガイがここに座って煙草の煙をくゆらせ、貝殻の灰皿に灰を落とせば、その仕草だけで小説や映画の1場面になりそうです。
◎ ワイン
入り口の脇にはワイン専用の部屋があり、24時間、24℃でしっかり管理されています。
メニュー
『トレーダー・ビックス』の料理は、グリルやサラダなど、とっても豊富。オススメメニューとベジタリアンメニューにはそれぞれ印がついています。
パシフィック料理の特徴をシェフに伺ってみると、『甘みや酸味をフルーツでつけること』だそうです。う~ん何ともフルーティー、まさにトロピカルな島の料理にふさわしい特徴ですね。また、海の料理ということでシーフードが中心かと思いきや、チキンやお肉も意外とふんだんに使われています。
スープ200~300バーツ、肉系のメインが500バーツ前後、シーフード系は400~1000バーツ程、という料金設定。ドリンクメニューは、ハワイタッチでイラストが描かれていてとってもかわいい!(カクテル300バーツ程度)
ここでお得情報、1人1,499バーツ(税・サ別)で、『トレーダー・ビックス』のすべてのフードメニュー、プラス、ワイン、ビール、マイタイがブッフェ形式で食べられ、さらにジャズの生演奏まで楽しめてしまうサンデーブランチ(11:30‐15:00)はとってもオススメです。
ではここでナビの舌を大西洋へと誘うメニューのご紹介。
ホタテのグリル(GRILLED SCALLOPS) 330バーツ
まずはホタテのグリル。表面だけをさっと焼いたホタテに、スイートチリソースを載せていただきます。香ばしさとまったりとした潮の香りのハーモニーは、ミディアムレアで焼かれた厚いホタテならでは。ソースはオレンジの、そして野菜にかかったドレッシングはヨーグルトの酸味がきいていて、スッキリさっぱりとした風味。お酢やライムを使うタイ料理とはまた違った、やさしい酸味に。
ポークチョップ(PORK CHOP) 460バーツ
チャイニーズオーブンで焙られたポークチョップ。骨付きポークの厚さは、それを口に運ぶ幸せと比例します。すっと入ったナイフの軽い手ごたえとは裏腹に、旨みだけが残ったどっしりとした風味。パイナップルを使ったソースの甘酸っぱさと良く合います。付け合せの、オニオン・ポテト・アスパラガス・茄子などの、色とりどりの野菜のグリルが目にも鮮やかで、ますます食欲をそそります。
サモアンフォグカッター(SAMOAN FOG CUTTER) 280バーツ
燃えるような夕日を映したような紅い色をした、ラムとシェリー酒のロマンチックなカクテル。砕いた氷が沢山はいっているので、お酒の苦手なナビも、氷を溶かしながらフラッペ感覚で楽しみながら飲むことができました。
マイタイ(MAI TAI) 280バーツ
世界的に有名なカクテルであるマイタイですが、先駆者としてポリネシアンの人々から配合の割合を直接伝授されたのは、何を隠そう、ここ『トレーダー・ビックス』オーナーのビクター氏なのだそう。マイタイとは、ポリネシアの言葉で『最高!』という意味。詳しいレシピはシークレットとのことですが、ラムのコクとライムの酸味が混じり合った爽やかな口当たりに、思わず『マイタイ(最高)!』と口にしてみたナビでした。
バナナのフリッター、マンゴーシャーベット添え 120バーツ
デザートに頂いたのは、バナナのフリッターにマンゴーシャーベットを添えたもの。春巻きのようなぱりぱりの皮にアツアツ、とろとろになって甘みを増したバナナが絡まって、ナビもとろとろの笑顔に。2口目以降は、チョコレートやストロベリーソースで味の変化も楽しめます。
いかがでしたか?
川を渡って行くというマリオットホテル&リゾートのロケーションと、レストラン内の海洋感あふれる雰囲気、ダブルの効果で小旅行気分が味わえ、その後は存分に美味しい料理を味わえるという、『トレーダー・ビックス』での食事、今夜辺りいかがでしょうか?
以上バンコクナビでした。