お客様の事を考えていたら、今の形になりました。カフェと花屋が同居する不思議空間『ハイティー』をご紹介します。
こんにちは、バンコクナビです。
今日ご紹介する『ハイティー』は、ランスアン通りすぐ側の一軒家カフェ。デザートや飲み物だけではなく、本格的なお料理も楽しめてしまうという何とも頼もしいカフェです。ここハイティーの注目すべき点はお花屋さんが併設されているということ。実はカフェとお花屋さんを一緒にしてしまったのにはある理由があるのですが、それは後程・・・。
それでは、一軒家カフェ『ハイティー』の魅力をたっぷりご紹介します。
◆ 行き方
ハイティーのあるランスアン通りはバンコクの青山通りと例えられるように雰囲気のいいカフェやバー、レベルの高いレストラン、洗練されたブティックなどお洒落スポットが点在する通り。そんなちょっぴり大人の通りランスアン通りから細い小路に入った所にお目当ての店『ハイティー』はあります。
行き方は、BTSチットロム駅を下車後、4番出口階段を降ります。そのすぐ側にある通りがランスアン通りです。この通りを進行方向に約800m歩くと右側に『High Tea』の看板がある小路があるのでそこを曲がり50mほど進むと左側にあります。小路はランスアンソイ3とランスアンソイ４の間の道を挟んでちょうど向かいにあります。
駅からやや距離があるのでチットロム駅からタクシーに乗ることをおすすめします。
◆ 小路に佇む一軒屋カフェ
小路を進むと突如として現れる白塗りの一軒家。大通りから僅か数十メートルとは思えないほどの静けさで、まさに隠れ家です。店舗の前にはお店のシンボル的な存在の大きな木が2本立ち、枝には風鈴がぶら下がっており時折優しい音を奏でます。そしてその根元には白の下地に黒い文字で『High Tea』と書いてある看板と象のオブジェが、かわいらしさを演出しています。
ガラスを多く使用しているので、外からは店内のオレンジ色の光が見え、温かい雰囲気を連想させます。外のテラス席で自然の風にあたりながら、店内の温かさを感じるのもいいかもしれません。
◆ 午後の一時に訪れたい！
店内に入ると、外から見た温かさそのままの空間。椅子の席だけではなくソファー席もあるので、それぞれの寛ぎの時間に合わせてチョイスしてみてはどうでしょうか。床は木の温もりそのままに、テーブルや椅子は白でまとめられ、席によってはブルーのテーブルクロスやクッションが置いてあり、シンプルで優しい色調のデザイン。
また、ゆっくりしてもらいたいという気持ちから、店内には数多くの雑誌が置いてあります。残念ながら日本語の雑誌はありませんが、ここはひとつお気に入りの本を2冊ほど持参して有意義に過ごしたいですね。ナビのオススメは午後の窓側の席。外の厳しい光が、窓を通して優しい光と変わりポッカポカな時間を過ごせること請け合いです。
◆ 花屋も併設その名は『ルアン ブッサバー』
実はこのハイティー、お花屋さんが併設されています。こちらのお花屋さんの名前は『ルアン ブッサバー』です。展示されている花はバラやチューリップ、アルストロメリアなど多種にわたります。事前に注文すれば取り寄せも可能とのことです。お花は主にオーストラリアや、中国からの輸入物なので値段は少々高くなりますが、その品質は確かです。
価格は種類にもよりますが約120B/1本で、花束や花瓶付きのギフトなどは600Bから扱っています。見栄え等を考えると予算は1000B前後を考えていたほうがいいかもしれません。
また、店内にはアルバムが数冊置いてあり、実際にどのような形・色で仕上げたいか写真を見ながら相談にのってもらえます。
♣ 随時開催！フラワー教室
ルアン ブッサバーでは、お花のことをもっと知りたい！アレンジメントに興味がある！といった方を対象にフラワー教室を開催しています。朝10時30分から午後14時30分までの4時間でお花がもっと身近な存在に・・・。料金は12500B/1人で1人から参加可能複数人いる場合は料金応相談です。ハイティーでのランチ付きで、自作したお花は持ち帰り可能です。その他、使用したいお花なども相談に乗ってくれるとのこと。興味がある方はお店に連絡してください。
◆ お客様へのサービスが今の形へ・・・
それにしてもカフェと花屋の組み合わせ、特に違和感はないけれどあまり見かけません。この形に辿り着いた経緯をオーナーのユンさんに聞いてみました。
ナビ：カフェと花屋さん、とってもステキな組み合わせだと思うのですが、どうしてこのような組み合わせで出店されたんですか？
ユン：実は初めから考えて2店舗を組み合わせて出店した訳ではないんですよ。今の形に行き着いたのには、それなりの経緯があるんです。
ナビ：初めはどちらか一店舗だったと？
ユン：はい。別の場所ですが、花屋を経営していました。その時気付いたのですが、お花を買うっていう行為は思いのほか時間がかかるんです。お花を選ぶ時間と選んだお花をアレンジするのを待っている時間などですね。お客様の大事な時間を有意義に過ごして欲しいとの考えから、待っていただいている時間にお茶やお菓子を出すようにしたんです。
ナビ：そういわれれば、選んだ後で包んでくれるのを待つ時間って結構ありますね。
ユン：でしょう？でも、それがお客様には評判が非常によかった。お花を買いに来るついでにお茶を飲む人もいれば、会話目的で来てついでにお花を買いに来る人も出てきたんです。それならば・・・と今の形態のお店を出店しようと思い立ったんです。
ナビ：なるほど！
ユン：お花目的でもお茶目的でも大歓迎ですよ～。
『お客様の大切な時間』、この意識が今の形の原点だったんですね。花より団子ならぬ、花も団子もなんてうまいこと考えたなぁ～と短絡的に考えていたナビ、反省です・・・。
本格的！こだわりの食事&デザート
お客様のことを心底考えているハイティー。もちろん料理やデザートも思わず笑顔になってしまうほどの美味しさです。そのこだわりメニューの一部をご紹介します。
● お食事
☆ ポークチョップ 280B
ポークチョップの林檎とレーズンのソースかけです。お肉の上に柔らかく煮込んだ林檎とレーズンが乗っています。お肉は柔らかすぎず、硬すぎずほどよい歯ごたえ。また驚いたことに、骨の側の肉と骨から離れた肉の食感と味が微妙に違うので味覚の違いを味わうのも楽しみの一つ。ソースはコクがありながらも林檎とレーズンの酸味効果でスッキリとした後味です。実はナビ、酢豚のパイナップルなどに代表される料理+フルーツの組み合わせは大の苦手なのですが、このポーク+林檎+レーズンの組み合わせは全く平気。ベストマッチとはこの料理の為の言葉。
付け合わせのポテトは薄味のジャガイモの味その物。素材本来の味と付け合せの意味合いを深く考えさせられる一品です。
☆ スパゲッティ ツナ 170B
スパゲッティツナの黒胡椒とブラックオリーブ添えです。こちらの料理実にスパイシー。胡椒とバジルそして唐辛子が効いているので、バジルのクセや辛いものが苦手な方は要注意！しかし、バジルや辛いものが好きな人にとってはいいとこ取りの料理です。胡椒とバジルは何となく合うような気がしますが、ツナが加わればさらに美味しさ倍増です。麺の茹で具合ももちろん一発OK！
● デザート
☆ チョコクレープ & オレンジクレープ 95B
ナビ一押しの一品、クレープです。実はメニューにはチョコクレープ・オレンジクレープと別々に書かれていますが、ミックスという頼み方も出来るんです。値段も個々に頼むのと同じなので、ここは是非ミックスを頼んで両方の味を楽しんでみてください。
オレンジクレープはその名の通りクレープの上にオレンジとオレンジソースがかかっています。また、クレープ生地の中にはバニラアイスが入っている心憎い気遣い。
オレンジソースのさっぱり感！⇒クレープの食感⇒バニラアイスの甘味と、お口の中はダンスフィーバー！！
チョコレートクレープは上からチョコレートソース、クレープの中もチョコレートソースとチョコレートの最強2段活用。付け合せのバニラアイスと組み合わせて食べるもよし、オレンジクレープと交互に食べてそれぞれの味を堪能するもよし！です。
☆ ホワイトチョコ チーズケーキ 95B
まずは、この色の組み合わせに感激！素直に美味しそうと口に出来ます。クラッカーの台の上にホワイトチョコチーズケーキが乗りその上からチェリーたっぷりのチェリーソースがかかっています。チーズケーキのこってりした甘味やクセが苦手な人もチェリーソースと一緒にいただけば、さっぱりとした後味にきっと満足出来るはず！サクサク感とトロトロ感がお口に嬉しい一品。
☆ ダーク チョコレートケーキ 110B
ダークチョコレートケーキの上にホワイトチョコレートのスライスが乗っています。チョコレートのダーク&ホワイト東西夢の競演です。ダークチョコレートは、ダークと書くだけあり、非常に濃厚な味わいでホワイトチョコの味がやや劣勢。しかし、チョコ大好き人間にはたまらない一品です。
● コーヒー＆ティー
今回ナビは頂きませんでしたが、もちろんコーヒーやお茶もいただけます。特にお茶は様々なブレンドティーやフレーバーティーを用意しているので是非お試しください。ホットティー：80B、アイスティー：90B、エスプレッソコーヒー：70B、カフェラテ：80Bなど。
ハイティー、いかがでしたか？綺麗なお花に惹かれてお店に入ったら、そこはステキなカフェでした・・・という冒頭の小説が書けてしまうほど魅力あるカフェ&フラワーショップですね。その後の物語の中身は皆さんの過ごし方次第。ここハイティーでステキな小説を完結させてください。
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