海辺のリゾートスパで、本物の潮風に吹かれながら、ゆったりスパ体験!
感動の素敵なお家
サワッディー…カ~…、バンコクナビです。と、挨拶の言葉が途切れてしまったのは、絶え間なく吹き付ける海風のせい。そう、ナビは今、バンコクから程近いパタヤはウォンアマットビーチにあるアイサワン リゾート&スパに来ています。ここは、ホテル・プール・スパ・レストラン、そしてプライベートビーチが一体となったビーチリゾート。
ここでは、日がな一日、何もしなくても十分飽きることなくのんびりできてしまいますが、今日ナビは極上のリラックスを求めて、スパでトリートメントを受けることにしました。
神聖さあふれる外観
アイサワン スパの建物は、眼下にプールを見下ろし、そしてその向こうにはプライベートビーチを望むという絶好のロケーション。ロビーを兼ねた屋外のウッドデッキでは、海風に吹かれながらくつろぐことができます。ここで座っていると、空の青と、海の蒼の真ん中にいるナビのハートも、マリンブルーに染まってしまいそう…。。
デッキの海側の端には東屋が建てられていて、その周りを囲むようにつくられた水辺のふちが、ちょうど遥かに見える水平線と重なって、それは神秘的な景色が実現しています。ナビは、これまで夢の中でしか見たことがないような眺めにうっとり。 “アイサワン”とは、タイ語で“神々のおられる場所”を言うのだそう。だとすると、神様の目から見た景色はこんな風なのかな、と感じるほど、我を忘れて見入ってしまうナビ。この雄大な景色こそ、都会ではいくらお金を出しても得られない、リゾートスパの醍醐味…と、眺めをしっかりと眼と心、両方のメモリーに焼き付けました。
天国並みの内装
では、海風に紛れて、そっと中に入ってみましょう。
アイサワン スパでは、全てのメニューを女性・男性とも受けることが出来ますが、中に入ってすぐに女性用のロッカールームは右、男性用のロッカールームは左、と分かれていて、その上担当のセラピストさんがきちんと調整してくれるので、バスローブ姿で鼻歌まじりに廊下を歩いていて男の人とばったり!気持ちがしぼむ…、ということがありません。
まずは男性用ロッカールームに入ってみましょう。木製のロッカーには、履き物や小物を入れるスペースがあって使い勝手がいいし、大きなソファのくつろぎスペースも確保されています。この大きなソファがアイサワン スパの特徴で、廊下や客室、要所要所に置かれていました。
また、サウナの向かいには、摂氏18℃のチルドシャワーが。サウナとチルドシャワーを繰り返すことによって、皮膚に刺激を与えて新陳代謝を良くし、強く健康な肌をつくることができるのだとか。普通の水でのシャワーは、どうしても温度が一定ではなくてだめなんだそう。
一方女性用のロッカールームには、お化粧直しできるよう、壁一面が大きな鏡になったドレッサールームがあります。また、このドレッサールームの両脇には、試着室ほどの大きさの個室があって、トリートメントの成果を、服を脱いで心ゆくまでチェックできます。さすが、乙女心を熟知していますねぇ。
男性用、女性用両方とも、水やレモングラスなどのハーバルドリンクが常備されてるコーナーがあって、さっぱりと汗を流したあとの水分補給もばっちり。
トリートメントルーム
では、階段を登って、スパルームへとご案内します。では、階段を登って、スパルームへとご案内します。アイサワン スパには、シングルルームが6室、ツインルームが2室、そしてVIPルームが2室、合計10室の部屋があります。ドアに、ドークマムという黄色い花が挿されているのが、トリートメント中の合図。まさに天国、アイサワンの印にふさわしい演出ですね。
部屋の中は、クリーム色をベースにした、落ち着いた雰囲気。先が尖った、タイ独特の形に造られた壁をくぐるたびに、こころが静まっていく気がします。そしてここでもやはりナビの目に留まったのは、部屋の入り口に置かれた大きなソファ。“リラックス”をコンセプトにしながら、実際にはリラックスできるようには作られていないスパが多いなかで、アイサワン スパの大きなソファは、もの言わずともどっしりと構えて、ゲストの心と体をしっかりと受けとめてくれます。
蓮がアイサワン スパのメインの花だけあって、廊下のふとしたところに蓮の花が飾られています。
クリアボトルに入った、お洒落なアメニティは、1人のゲストに対して1セット。減った分をつぎたして次の人に回すということはありません。だから是非持って帰ってくださいとのこと。
また、アイサワン スパのトリートメントは16歳以上のレディ(もしくはジェントルマン)対象とのこと。スパでトリートメントを受けることは、大人の楽しみだということを思い出させてくれます。
★ VIPルーム ★
いよいよ、アイサワン スパ自慢のVIPルームへご案内しましょう。 VIPルームの中は、ゆったりとした間取りで5つの部屋に分かれていて、入った奥には鏡台があり、右手前から、更衣室、お手洗い、シャワールーム、そして左手シャワールームの向かいにスチームルーム、手前にトリートメントルームへの入り口があります。
トリートメントルームの奥には、熱帯植物が植わった中庭と、ジャグジー。そのあまりの爽やかで心地よい眺めに、天国にもビーチリゾートがあるのかな、あるとしたらそれはきっとこんな風だろうな、と納得したナビ。
トリートメント
今日ナビが受けるのは、『アイサワン・ホットマーブルストーンマッサージ』、80分のコース。これは、「オイルを塗った体に、熱くした石と手のひらで交互に刺激を与えるマッサージ」で、期待できる効果は、体中の毒素の排出を促進させることと、石に含まれるカルシウムを浸透させて骨を丈夫にすることの2つだそう。
熱くした石って、どれぐらい熱いんだろう?お灸みたいなものなのかな?そもそもどうして石を使うんだろう?と、頭の上にまだ「?」マークが浮かんでいるナビ。そんなナビの心を察したセラピストさんが、実際のトリートメント施術に入る前に、ストーンヒーリングについて詳しく説明してくれました。
ストーンヒーリングとは?
太古の昔から人は、石には宝石として身につける他にも、病気を治療することができる特別な力があると信じてきました。体・精神・心のバランスを整えることが、石の持つ力の基本ですが、それぞれの効果は、主に石の色によって違ってきます。
例えば…、オレンジ色の石は体全体にエナジーを与え、その結果生きる気力と自信を持つことが出来るし、緑の石は気持ちを落ち着かせて内臓の働きを助ける働きがある、といった具合です。さらに白い石には、睡眠障害を改善する働きがあると信じられています。しかし、石の持つ力を引き出すには、施術者が正しい知識と集中力を持っていること、そして受ける側が石の力を信じることが肝心になります。
アイサワン スパでは、これらのストーンに関する知識を熟知したセラピストの手によって、ストーンマッサージが行われます。
なるほど…と、深く納得のナビ。ただ闇雲に「とにかく良いから効果を信じて」といわれても、そうやすやすと信じられるものではありませんが、ここのように、これから受けるトリートメントの意味と効果をしっかりと説明してくれるのは、なんとも心強く、素直に身を委ねてみようという気持ちになります。これまで色々なスパを試してきたナビに言わせてもらえば、スパでのトリートメントにおいては、この、スパのコンセプトやセラピストさんに対する信頼感が何よりも大事。施術中のリラックス感が断然違ってきます。
★ トリートメント開始 ★
早速トリートメント開始。はじめに、今の健康状態やアレルギーの有無などをシートに記入します。日本語表記なので、すらすら。そしてナビがトリートメントを受けるVIPルームに案内された後、バスローブとショーツをつけて、準備万端です。アイサワン スパで使われているディスポータブルショーツは、立体裁断で履き心地抜群!
これが、ホットマーブルマッサージに使われる石たちです。まずはエナジーを与えてくれるオレンジの石で、足と背中をマッサージするのだそう。「ナビは君たちのこと信じてるからね」、と石にぴぴぴっとテレパシーを送ってからベッドに横になり、どきどきの施術開始。まずは足からです。オイルを塗ってスムーズになった体に、温められた石があてられます。
石の温度は、ナビの予想よりも高く、我慢できるぎりぎりの熱さ、といったところ。ときどきもうだめかと思うほど熱い瞬間がありますが、それも、山を超えれば、ふっと気持ちよさに変わるのが不思議。
つづいて、背中・腕と熱い石がナビの体を滑っていきます。腕をマッサージした後は、最後に石をにぎらせてくれるのですが、人肌の温度になったすべすべの石が手になじんで気持ちいい。石と心が通じ合っているような気持ちになったナビ。
このストーンマッサージ、たしかに熱いことは熱いのですが、太陽の光を浴びている時のような自然な熱さで、まるで自分の体が太陽エナジーを蓄積する、太陽電池になった気分でした。
次はお腹。お腹には、内臓の働きを助ける緑色の石、そして睡眠を深くするという白い石が使われます。真ん中に穴が開いているのは、体の中に溜まっている毒素のもとである悪い気を汲み取って逃がすためなのだそう。
デリケートなお腹だけに、ここで使う石の温度は控えめ。おへその周りに石を並べ、ぐっと押して石と体を密着させます。さっきのオレンジストーンのダイレクトな熱さとは違って、じわじわ利いていく感じで、これがボクシングなら、まさしくノックダウン。
最後に、頭と背中をマッサージしてもらって、トリートメント終了。あっという間の80分でした。スチームで体を芯から温め、ストーンパワーを促進させます
★ ヘルシーライトフード ★
ホットマーブルストーンマッサージが終わって、外のデッキに座っていると、いつまでも体がほかほかしていて、まるで運動をして汗を流した後のような心地よい気だるさと爽快感。今夜はぐっすり眠れそう。このトリートメントは睡眠障害を持った人に効くと、オーナーさんが言っていたのがよく分かります。そして、気だるさが取れたころにやってきたのは、空腹感。それを見越したように、デッキの一角にはちょっとつまめるライトフードが用意されています。きゅうりやトマトに鶏のサラダを詰めたものや、ミニサンドイッチなどのヘルシーフードを適度にお腹に入れると、体も心もパーフェクトの状態に。石の持つパワーを体と心で満喫した、ナビのホットマーブルストーンマッサージ体験でした。
潮風ヨガ
翌日、早起きして8時にアイサワン スパにやってきたナビ。
なぜなら、海風に吹かれながらのヨガに参加するため。月・水・金・日曜日の朝8時は、インストラクターによるヨガの講習が行われていて、宿泊客は無料で参加できるのです(※火・木・土はストレッチ)。
ヨガ初体験のナビ、東屋の脇に用意されているヨガマットを1つ手に持ち、おずおずと輪に入ります。緊張気味のナビでしたが、「息を吸って…」「吐いて…」「ゆっくりー…」という、インストラクターさんの指示に忠実に従うと、ぴたりぴたりとポーズを決めていくことができました。
潮の香りに包まれて精神を集中させ、体の筋を伸ばしていると、血行がよくなり、血が体のすみずみまで流れていくのを感じ、頭の中もすっきり。
途中、「体が軽いから海風で倒れそう」などと、他のゲストから飛び出した冗談に噴出す場面もあり、和やかムードで終えることができました。
「海風に吹かれて気を集中…」
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「脚を持って全身に巡る気の流れを感じます…」
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「インストラクターの号令に合わせて・・・、う~ん、どうだー!」
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「もうだめー!」
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いかがでしたか?日常生活に疲れたとき、誰しも、天国にいるような夢心地を味わいたいと思うもの。でも、アイサワン スパでナビが得たのは、現実から目をそむけるのではなく、明日はきっと今日よりいい日に違いないと信じることができる、つまりは夢を見る力。「リゾート」を求める心の本質は、現実逃避のためではなく、明日への英気を養うためのものなのだいうことを、アイサワン スパのトリートメントはナビに教えてくれました。