アジアに古くから伝わる癒しの哲学を取り入れたトリートメントと、バンコク最大でもっとも快適なプライベート空間で優雅で贅沢な時間を過ごせるCHI「氣」スパ
こんにちはバンコクナビです。バンコクで前から一度行ってみたかった、高級ホテルスパ!しかも初・高級ホテルスパの取材がCHI「氣」スパだなんて!!
今回めちゃくちゃラッキーなナビが、あの超有名なシャングリラホテルズ&リゾーツに2004年10月に誕生したバンコク最大のもっとも快適なプライベートな空間CHI「氣」スパを紹介します♪
CHI「氣」スパとは.....
中国のいにしえの哲学の「氣」とは健康や活力を支配する生命力で宇宙に存在するとされており、人間が健康を保つためには、氣が身体の中を自由に流れる状態になければならず、どこかで流れがよどむと健康が阻害され病気になってしまいます。この流れを止めないようにする為には「動」が重要な要素となり、エクササイズ、ストレッチ、マッサージ、ハイドロセラピー(水治療法)、さらに弛緩と瞑想による精神の動向により身体の自然な治癒力を復活させるということを基本として治癒療法、思想(哲学)、儀礼とを融合し独自の構想により初めて誕生したスパです。
オリエンタルなオレンジを基調としたおしゃれで洗練された広~いスパ
初の高級ホテルスパの取材という事で興奮&緊張しながら受付へ。スタッフはみなテキパキとしていて、さわやか。さすが高級ホテルスパ、笑顔も皆さんステキ☆です。中に入ると、ろうそくのやさしい明かりが灯っていて外の空気や雰囲気と全然違うほんわかとした癒しの世界がここからすでにはじまっているという感じ。
それにしても、オレンジを基調としたこの待合室(?)は驚くぐらい広いんです。聞いたところ、なんと!スパの全面積は1000㎡もあるそうです。この広い敷地の中に専用の更衣室、シャワー、トイレ、ヒートトリートメントルーム、バスルーム、リラックスルームなどが完備された全室完全プライベートのトリートメントルームは、カップルスイート5室とシングルスイート4部屋の全部でたった9部屋。ナビが利用したカップルスイートのトリートメントルームは、カップルスイートの中でも一番小さいルームなのですが、それでも80㎡もあるんです!他にも、85㎡と90㎡の贅沢なトリートメントルームがあります。
まずは、自分の「氣」のセラピーが、金、水、木、火、土の5つの要素でどれなのかチェックするためのシートに好きな色や味、好きな時間帯、嫌いな天候などを記入します。(人は皆 金、水、木、火、土の5つの要素を基礎として、身体の中で陽と陰のエネルギーの調和を図っていると考えられ、身体のバランスを維持するには陽と陰の調和が回復しなければならないそうです。自分の要素を知る事によって効果的に心の動きが身体の自然な回復を助ける事が出来、内側から美しくなれるのです。)トリートメントメニューもこのシートもみんな日本語なので英語やタイ語が出来ない人でも安心です。
コースと自分の要素が決まると、担当セラピストがちゃんと自己紹介をして今日のコースの説明と時間などを説明し、トリートメントルームに案内してくれます。こういうところも他のスパと違いますね。
ナビはマウンテン サンパ ラブ45分とヒマラヤン ヒーリング ストーンマッサージ2時間15分のコースをお願いしました。
ティーセレモニー&ウエルカムフットバス(基本的に全てのコースにこのサービスがついています。)
トリートメントルームに入るとバスローブに着替えてからティーセレモニーです。
ティーはタイハーブティーのレモングラス、バイターイ、マトゥーンなど全部で5種類ありますがどれも、砂糖など一切入っていないので自然な香りと風味がありおいしかったです。そして、ティーセットは全てヒマラヤのものでティーカップは翡翠。このティーセットでいただくだけで神秘的なヒマラヤのパワーがもらえるような気がします。
お茶をいただきながら、ロータスの花びらが入ったフットバスに入りフットマッサージを受けます。足裏のつぼから膝下までをマッサージしてくれます。
ハーブスチーム OR ヒマラヤンバス
トリートメントの前にハーブスチームかヒマラヤンバスのどちらかを選びます。
香りのいいハーブスチームはバンコクの暑さに慣れているナビには暑さはあまり感じませんでした。サウナが苦手な人でもこのスチームなら大丈夫そうです。
ロータスの花に包まれる贅沢なヒマラヤンバスはカラーセラピーもあるのでそれぞれの要素によってバスのカラー(金-黄色、水-青、木-緑、土-ピンク、火-赤)も変わります。
要素が「木」のナビのヒマラヤンバスはきれいなグリーン色です。バスタブも泳ぎたくなるぐらい大きく、枕もついているのでゆっくり足を伸ばして寝ながら入れます。ヒマラヤの天然塩が入っているせいなのかどうかはわかりませんが、背泳ぎが出来ないナビでもバスタブに入るとふわっと身体が自然に浮いてきます。アロマの香りがほんのりとして、目や感覚、香りでも癒される感じです。普通のジャグジーしか知らないナビはもう、これだけで大感激です!!
ヒマラヤン シンギングボール
ベッドに仰向けになってからスタートです。このシンギングボールを木の棒で円を描くように叩き、音の周波数が響き脳内部と共鳴する事によってリラックスさせ、悪いエネルギーを浄化させる効果があります。セラピストは頭の上で一度叩き足元まで行き、また頭まで戻ってきます。ボワァ~ンというようなやさしい音色がします。
マウンテン サンパ ラブ
大麦粉を使ったこのスクラブは塩よりもやわらかく、一般的なものよりも細かいパウダーのような感触です。サンパエッセンシャルオイルと一緒にマッサージしながら古くなった角質を取り除いてくれます。普通のスクラブのようにクルクルこすって終わりではなく、足の先から流れるように丁寧にマッサージしながらしてくれるので、何も知らないナビは最初マッサージなのかなと思ってしまいました。それから、大麦粉は見た目にはただの粉みたいなのに効果は期待以上のもので大麦粉をシャワーで洗い流した後はもちろん、すべすべのモチモチ肌でしたが、1日3回シャワーするナビも、2日たった今でもクリームなしでOKなぐらいしっとりしています。ナビが今までしたスクラブの中でこのマウンテン サンパ ラブが一番効果がありました。
ヒマラヤン ヒーリング ストーンマッサージ
日本でも最近、聞くようになったストーンマッサージ。カラーストーンやハワイアンホットストーンマッサージとか色々ありますが、ヒマラヤン ヒーリング ストーンマッサージってはじめて聞きました。チベットのココナール湖に伝わるヒーリング法だそうで普通のストーンと違うのはひとつひとつに梵字のようなものが彫られています。この梵字のようなものは全てチベットのお坊様が彫ったもので全てのストーンには氣を込めてもらってあるそうです。お話を聞いただけでも効果が期待できますよね。そのストーンをオイルの中で温めてからハーブと一緒に肌の上に置きストレスを取り除き、生命力を高めます。
まずはうつぶせになり、ほど良い熱さのストーンで背中をマッサージしてから、腰にそのストーンを2個置きます。マッサージしながらさらに2個ずつ使って置いていくということを繰り返し、背中には全部で6個のストーンが置かれ、お腹のおへその辺りにも布にくるんだストーンが置かれます。こうする事によって身体の奥から温まって血流がよくなるそうです。他のストーンマッサージを受けた人から、お腹や背中に置かれたストーンがだんだん痛くなってくるとか、冷えてくるということをよく聞きますが、ヒマラヤのストーンは痛さを感じるどころか、違和感もなく なぜか、だんだん冷えてくるということもありません。それどころか、あまりの心地よさに心も身体もとろとろになってしまいました。筋肉の流れに合わせて行うマッサージもスパ特有のソフトなものではなく、しっかりとパワーを感じる極上のものでした。
普段の取材では記事を書く事を考えながら、受けているので意識は常にはっきりしているナビですが今回はすっかりヒマラヤンマジックにはまってしまい、記憶がとんでしまってあおむけになった後、どのようにマッサージしてどこにストーンを置いてもらったのか???確か足の指にも挟んだし、足の付け根に2つと背中に置いてあったような気はするのですがはっきりしません。徐々に、心が解放されていくような、身体の力が抜けていくような不思議なフィーリングで言葉ではうまく表現できない気持ちよさでした。終わった後、冷房ががんがんにきいた冷蔵庫の中のようなナビオフィスに戻ったのですが身体の芯から温まったナビはその日1日ずーと手や足の先までポッカポカでした。
ヒマラヤンシンボルズ
ラストはヘッドマッサージとヒマラヤンシンボルズです。この小さなシンバル様なものはマンジーラという楽器です。トリートメントの最後に鳴らし心と身体を清めます。高く澄んだ音でやわらかな独特な雰囲気があります。
ナビもこれまでバンコクの色々なスパやエステにトライしてきましたが、これだけ贅沢で落ち着いたプライベートな空間のゆったりとしたスパは初めてです。
スタッフやセラピストのサービスもテクニックも最高で、トリートメントの後は身体だけでなく心も軽くなったような気がしました。
お値段はやはり頻繁に来れる金額ではないですが、CHI「氣」スパのヒマラヤマジックにすっかりはまってしまったナビは、働いてまた必ず来ます。
みなさんも自分へのご褒美や投資にCHI「氣」スパに行ってみてはいかがですか。