バンコクで病気になったら? 日本語サポート付きで安心の総合病院
サワディカップ バンコクナビです。バンコクには美味しい食べ物が沢山ありますよね。
有名レストラン「ソンブーン」の蟹カレー、屋台のラーメン、みんな大好きの鶏蒸しご飯「カオマンガイ」どれも日本では味わうことのできない、タイ独特の味覚でタイ旅行の目的のひとつにしている方も多いのではないでしょうか。先日もナビの友人が日本から夕方到着、そのままタイ料理店へ直行し、お腹一杯タイ料理を楽しんだ後、夜半に具合が悪くなり、結構苦しんだそうです。食べ物が悪かったとかいうだけでなく、やはり長時間飛行機に乗ればカラダは結構疲れるもの、場合によっては水や油でも体調を崩すことがあります。ではそんな時誰が助けてくれるのか? やっぱり安心して通える総合病院です。日本人専用受付もあって、サポート体制万全、病院というよりホテルのような佇まいのタイで最も有名な総合病院、Bumrungrad International(バムルンラード インターナショナル)を紹介します。
総床数554 日本語スタッフ15名
英語で書くと覚えにくい名前ですので、ここからは全てカタカナで表記します。バムルンラード病院は1980年創業、近代設備のある病院としてはタイで一番古い歴史を持っています。開業当初の床数は200で現在は554のベッドを持ち、日本語対応スタッフ15名、総医師数は1,000人以上、従業員総数は3,500人を超します。建物は日本人患者受付のあるホスピタルビル(メインビル)、診察室のあるクリニックビル、皮膚科とウェルネスのあるBHビルの3棟からなり、場所はスクンビットからもシーロムからも行き易いスクンビットのソイ3にあります。
日本人の方はこちらのホスピタルビル(メインビル)2階へどうぞ
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遠目から見たところ
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日本人患者受付
では実際に病気や具合が悪くなった場合、どうすれば良いかを説明しましょう。まずはこちらの「日本人患者様受付」と書かれたカウンターにお越しください。その際、保険に加入している方は必ず保険証書とパスポートを忘れずに。くれぐれも気を付けて頂きたいのは、病院のスタッフは患者の保険の内容は把握できません。それは本人の義務として把握しておくことが必須です。全ては保険会社との契約によりますので、病気になる前、日本出発の時点で頭に入れておくことが肝心です。なおこちらの受付は平日は朝7時から夜8時まで、土日祝日は朝7時から夜7時までで、それ以外の時間帯は24時間サービスの日本語通訳へお電話をお願いします。(0-2667-1501:日本語通訳)
このカウンターにお越しください
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大勢のスタッフが居て安心
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院内でネットも可能です
日本人受付の近くでインターネットが使えるPCを発見しました。日本と違いタイの病院内は携帯電話も禁止されていません。病気や怪我になった場合、日本の家族にも連絡を取らなければならないことも多々ありますので、そんな時とても便利ですよね。料金は1時間あたり70バーツ、日本円にして約200円です。またワイヤレスLANも院内に飛んでいますのでPCをお持ちの方はそちらの利用も可能です。
備えつきのPC
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目印はこのCYBER CORNER
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ロビーはホテルのようです
とても天井が高く、病院らしくないと言えます
ホスピタルビル(メインビル)1階には総合受付、銀行、スターバックスなどがあり、高い天井と大きなソファーがまるでホテルのようです。時間帯によってワゴンで無料の飲料水サービスも実施しています。タイの医療技術は世界的にみても高く評価されていて、遠くは中東のアラブ諸国からの患者さんも多く見かけます。侮ってはいけませんよ。
日本人の方はエスカレーターを上がって2階に行ってください
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無料の飲料水ワゴンサービス
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中2階にはフードコートもあり
ワイ(合掌)をしているドナルド
建物は1階、中2階、2階という構造になっていて、中2階にはフードコート、日本食レストラン、マクドナルド、au bon pain がテナントとして入店しており、合掌をしているドナルドを見ることもできます。フードコートではタイ料理、中華料理、日本料理、イタリアンなど種類ごとにコーナーが分かれていて、世界広しと言えど、『ツバメの巣』が食べれる病院はバムルンラードだけでしょう。
フードコート入り口
入院の際は?
大きな液晶テレビではゲームもできます
急な盲腸など、意外と旅先で入院しなければならないことも発生するそうです。では病室はどんな感じなのでしょう。今回は個室を見せて頂きました。広さは約25㎡ほどあって、フローリングの床に壁の液晶テレビと本当にホテルのようです。電子レンジ、冷蔵庫、食器、シャワールームも完備しており、ノートブックPCの貸し出しサービスも行っています。正に至れり尽くせりですね。
窓が大きく明るいお部屋です
こちらはお医者様が使うPCです
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枕元のスイッチ類、カーテンも自動です
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テレビゲームのコントローラー
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衛生的な洗面台 アメニティは持ち帰りできます
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アパートもあります
しばらく通院が必要な方、仮に入院が長期化し日本からご家族が来られた場合などを想定し、アパートも施設内にあります。ただし、病院で診察を受けた方のみ予約できるシステムになっていますので、旅行のホテルとしては使用することができません。
救急車もあります
救急車は有料です
突然の病気でホテルから自力で病院に行けない場合、勿論救急車が出動というより、要請に応えてくれます。ただし日本と違うのが『有料』であるということ。やっぱり海外旅行保険には加入しておきましょう。
遠い海外で病に罹った辛さは経験者でしかわかりません。特に日本と違うのは、『お金』を持たない人はあまり積極的に助けてもらえないことです。また診療料金も日本とは結構違い盲腸の手術で20万バーツ(約60万円)以上かかることもあります。やはり保険に加入することを強くおススメします。更に保険の内容が直ぐに分かるよう、証書は大切に保管、持参してください。海外では自分で自分の身を守ることが『基本』です。以上バンコクナビでした。